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カレーときどき村田倫子 #15 ケララの風Ⅱ

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「春夏秋冬、朝昼晩カレーが食べたい!」そんなカレー好きによる、カレー好きのための連載。持ち物は、お財布とカメラと、ほとばしるカレー愛。自他共に認める、無類のカレー好き村田倫子ちゃんが、都内のカレー屋さんを訪ねます。

「次はミールス! ここに行きたいです」
倫子ちゃんがカレー連載のグループLINEに送ってきてくれたのは、大森の「ケララの風Ⅱ」。
まさに、現地の風を感じさせてくれるような、南インドを堪能できるお店です。1年を迎えて、ますます、ますます、本格的になってきました。
それでは、南インドはケララ州へ、いざ! 

大森に上陸…!!!!
大森貝塚くらいしか連想できない(日本史好きなの)、私にとってまだ未知の地…。そんなここ大森から駅近くに、美味しい南インドカレーが食べれるお店があるのです。その名も、ケララの風Ⅱ。

先日カレーのご縁で知り合った、タブラ奏者であり、カレー通でも有名なユザーンさんに教えてもらった、知る人ぞ知る名店です。
店内に入ると、ふわっと鼻腔をくすぐるスパイスの香りに包まれながら、オーナー夫妻の優しい笑顔がお出迎え。あぁ、なんだかもう心地よいです。

オーナーの沼尻さんは、かつては商社マンだったそう。そして南インドのケララに駐在した時に、現地南インドのミールスの魅力にはまったのだとか。
その美味しさを多くの人に伝えたいという気持ちで、ケララの風はオープンされました!

席に腰を落ち着かせて間もたたないうちに運ばれてきたのは、バナナの葉を連想する緑のプレートに連ねる豪華なミールス。 品数の多さに感激!!
ミールスは、南インドの米を主食とした、複数のカレーや副菜を伴った定食で
普通のインド料理に比べて、油をあまり使用していなかったり、野菜やお豆がたくさん入っているので、健康的で女性のお客さんにも人気なのです。

左からラインナップを紹介!
ビーツのカーランは、スパイシーなヨーグルト煮。キャベツのココナッツの炒め蒸し、トーレン。アヴィヤルは、ミックス野菜のココナッツ、ヨーグルト炒め。ラッサムは、南インドを代表するサラサラおかずでご飯にかけて食べるもの。プレーンヨーグルトはカードと呼ぶらしい。
左下の赤っぽいのは、辛くてしょっぱい、日本で言うところの梅干しのようなお漬物のようなもの、アチャール。その下は、ココナッツ・チャットニー。
そして、湯取法で調理されたインディカ米のご飯、それにかかっている煮豆料理ダールに、これまたお豆のせんべい、パパダム。スープは、スパイシーな野菜の豆汁煮でサンバルという。

「本日のメニュー」には、詳しい食材やスパイス、南インドの調理法が書いてあって、見ながら食べるのも楽しみの一つ!
メニューが週替わりなのも、行くたび発見があって嬉しい。
そして、ここのミールスは、インドのケララ州のガチの地域新聞でおすすめされているほど、本格的でインド人のお客さんのファンも多いんだとか!
(店内には、ケララ州公用語マライヤラム語の新聞が飾ってあります)

さあ、どれからいただこう…!と悩んでいると、キッチンから「混ぜて食べてね〜」とオーナーの声! テーブルに置かれているその日のメニュー表にも、おいしい食べ方の作法が記してある。

「ミールスはプレート上で混ぜて自分好みの味を作って食べる手巻き寿司やオープンサンドウィッチのような料理です。積極的に混ぜ合わせてください」
なるほど! よし、積極的に混ぜ合わせよう!

私も心置きなく混ぜあわせては口に運び、また違うおかずを足しては混ぜる!
おいしいぞ、これ、、、なんだこれ、、、!
この組み合わさった絶妙なハーモニー!!!
あぁ、味が絶妙に変化して、スプーンを運ぶ手は加速するばかり。

各々のスペックも高いのに、コラボするともっと長所を引き出してくる。
混ぜれば混ぜるほど味の可能性が出てきて、「積極的に混ぜる」意味がよくわかりました。
何しろ、飽きがこない!!!!一生食べちゃうじゃん!なんだこれー!

かなりのスピードで一心不乱にミールスを楽しいんでいると、頭上から、お母さんの「おかわりどうですか?」の声。
取材だからって、ずるい!と、思ったそこのあなた!
違います。職権乱用ではありません。ここケララの風、本場インドのスタイルに倣って、なんと、おかわり自由なんです! 

この良心的すぎるお値段とクオリティにおかわり自由とな…!
素敵すぎるおもてなし。涙出そう。
そんなわけで、遠慮なくたくさんおかわりしてしまいました。
(本当においしすぎて!)

食べっぷりが良いお客さんを見てると幸せな気持ちになるそうです。
そんな温度感のある気持ちでつくる料理だからこそ、こんなに美味しくて、たくさんの方に愛されているのですね。大納得です。

何といってもオーナー夫妻の人柄。取材中、急に渾身の親父ギャグを繰り出してきたり、それに奥さんがふんわりツッコんでいて微笑ましい…♡

インドの文化についてユーモアたっぷりに教えてくださったり、撮影ポージングも茶目っ気満載だったり、何をとっても、本当に愛に溢れていました。

取材を終える頃には、なんだか大森に第二のホームができた気持ちになって、
ふわふわした足取りで店を後にしました。またすぐ遊びに帰りたい。
お母さん、お父さん、ごちそう様でした!(笑)
皆さんも、美味しくて愛と人間味あふれるケララの風。ぜひお立ち寄りを!

Navigator&text:Rinko Murata
Photo:Kayo Sekiguchi
Edit:Miiki Sugita/Namiko Azuma

ケララの風Ⅱ 
住所:東京都大田区山王3-1-10
電話番号:03-3771-1600
営業時間:11:30−16:00
定休日:火・水・木

出典:She magizine

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