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訃報──クラウトロックの最重要人物のひとり、ホルガー・シューカイ(CAN)が死去

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訃報──クラウトロックの最重要人物のひとり、ホルガー・シューカイ(CAN)が死去

クラウトロックの最重要バンド、CANのベーシスト、そしてソロ・アーティストとしても知られるホルガー・シューカイの死亡がこのたび発表された。

享年79歳

死因は不明だが、自宅で倒れているところを発見され、死亡が確認された。

ホルガー・シューカイは、1960年代中頃、現代音楽家にして電子音楽の始祖、カールハインツ・シュトックハウゼンに師事。その後、ケルンにて1968年、キーボーディスト、イルミン・シュミット、先日死去したドラマーのヤキ・リーベツァイトとともに、らとともにバンド、インナー・スペースを結成。その後、このバンドがCANとなる。CANは、1969年に1stアルバム『Monster Movie』をリリース。その作品群はクラウトロックの象徴的存在となる。特にCANの活動前半期のアルバムのオリジナリティあふれるサウンドは、それぞれのプレイヤーの演奏とともに、ホルガーによるテープ・エデットによる再構築が大きく影響を与えていると言われている。録音物のテープ・エデット、コラージュ&ミキシングによって新たな音楽性を獲得するという部分では、元祖利ミキサー、または約30年後に生まれるポストロックを予見していた。

またソロとしても活動し、1969年にはラルフ・ダマーズとのテープ・エデット&コラージュでの制作を中心とした実験的作品『Canaxis 5』をリリース。そして本格的なソロとしては1979年に『Movies』をリリースし、その後もコンスタントに作品をリリースしていく。短波ラジオやテープ・エデットなどを駆使して作られたサウンドは、まさに元祖サンプリング・ミュージックと言えるだろう。また日本では『Movies』収録の「Persian Love」が1982年にサントリー・ウィスキーのCMに使われ、シングル・カット当時日本でもヒットしたことでも知られている。また日本との関わりと言えば、プロデューサーとしてもPhewの1stアルバムを手がけている。

偉大な音楽の発明家の死に哀悼の意を捧げます。
(河村)

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