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主人公は喋るシマウマ!?異色にして王道の動物SFフリゲRPG『TAIGA』

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RPGといえば、中世西洋風のファンタジー世界を舞台に、年頃の少年少女が選ばれし勇者として、世界を滅ぼそうとする魔王を倒すべく冒険を繰り広げる…というような展開はよく見かけるものだ。国民的ヒット作『ドラゴンクエスト』などが打ち立てたある種の「王道」として、この文脈をすでに前提のものとしたり、逆手に取ったりした創作も数多く見られるようになった。

しかしそうした文脈とはまるで真逆を行くような、一目見ただけで忘れられない異彩を放つ作品が7月31日にリリースされた。
その作品の名は『TAIGA』(タイガ)。コロー氏とデグー氏の2人組で制作された”動物SF”RPGだ。

あまりにも人間らしすぎる動物たちの世界

本作の特色は何と言ってもキャラクターが全て動物という独特の世界感だろう。
主人公の「タイガ」からしてしゃべるシマウマであるし、その師匠役である「エト」はしゃべるオオカミ。他の登場人物ならぬ登場動物たちも例外なく人語を介する存在だ。
 
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渓谷でエトに戦闘訓練を受けながら暮らしていたタイガは、卒業試験となる洞窟探検の最中、狼の姿をした黒い影に襲撃される。
エトにかばわれながらも追いつめられたタイガは、世界を実効統治する貴族「ハリ家」に救出され、そこから成りゆきでハリ家の私設救出部隊「マイト・N」部隊へ参加することになる。
 
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しかし部隊の創設の目的や細かな任務の内容ははぐらかされたまま。
初の任務で向かった先の街はハリ家の統治の及ばない自治都市であり、自身ら救出部隊こそが外敵を招くと言われ、またかつてハリ家が太陽へと追放したという神「いぬあく様」が信奉されており、救うべき住民からは良い視線を向けられない。
そして、いぬあく様の存在はタイガを襲撃してきた黒い影とも大きな関わりがあることが発覚していく。
 
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荒廃した大地、権力闘争、難民、宗教…『TAIGA』の世界を取り巻くものは緑豊かな野生ではない。
お決まりパターンの勧善懲悪とも、「しゃべる動物たちが暮らす」ということから連想されるような牧歌的な光景とも程遠い、泥臭い人間的な世界を目の当たりにしていくことになる。
しかしそのような世界の中にあるからこそ、気弱ながらにも純朴に意思を貫こうとするタイガの存在が強く映えるといえるだろう。

「メカニカ」をカスタマイズし、死闘を勝ち抜け!

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『TAIGA』の戦闘システムの特徴として、サイドビュー・カウントタイム方式が取られており、メニューから「メカニカ」と呼ばれる機械に、5つの「法石」をセットすることで戦闘中に選択可能なコマンドをカスタマイズすることができる。
コマンドはそれぞれ行動に消費するSPや、セットすることで得られる能力値補正が異なる。SPはターンごとに一定量回復するほか、「チャージ」の法石やアイテムなどでも回復可能だ。
 
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SP消費の大きなコマンドばかりをセットしていても、再度SPが溜まるまで行動が起こせなくなるだけでなく、「防御」や「アイテム」といった基本的なコマンドを外すことになるため戦闘中の柔軟性を欠くことになる。メンバーの得意分野や担当割り、SPの配分を考えて各コマンドをセットしておく事前の戦略が重要だ。
特に「防御」コマンドのダメージカットの効果はしばらくの間持続するので、一撃が強力なボス敵相手にすぐやられてしまうという場合は活用してみよう。
 
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新たな法石はフィールド上の各所で拾うなどして入手できるが、ストーリーの展開上、後から戻ってアイテムを探しなおしたり、自由に戦闘して育成を行うことができない。突発的な戦いに備え、訪れたエリアは念入りに探索し、戦闘する機会がある時は確実に経験値を積み重ねて地力をつけていくようにしよう。
行き詰った際に少し戻ってやり直せるように、セーブデータも複数個に分けて細かくつけておくのもよいだろう。

なんのかんの言っても愉快な奴らがたくさんいます

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