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【シナリオアート】 出会いと別れから生まれる美しい旋律

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絶妙なサウンドアレンジに裏打ちされたメロディー、ツインヴォーカルのドラマチックな魅力にあふれた最新シングル「サヨナラムーンタウン」。音楽に対する情熱も鮮やかに反映されている今作について語ってもらった。
L→R ハヤシコウスケ(Gu&Vo&Programming)、ハットリクミコ(Dr&Vo)、ヤマシタタカヒサ(Ba&Cho) (okmusic UP's)
──新曲「サヨナラムーンタウン」は『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』のエンディングテーマのために作ったものになるのですか?
ハヤシ
「原曲がありました。中学の時につたないながらも作ったものをもとにしています。『BORUTO』で描かれている思春期の葛藤とか不安と重なるものがあると思ったんですよね。」
ハットリ
「今までのシナリオアートにはなかったタイプの曲ですね。最初に聴いた時、シンプルにドラム、ベース、ギター、ピアノ、歌という作りなのが印象的でした。」
ハヤシ
「何度かかたちにしたことはある曲なんですけどね。ヤマピーとFirst Flightでやったよね?」
ヤマシタ
「うん。あっ、First Flightって僕らが高校生の頃にやっていたバンド名です。名前が恥ずかしい…。」
ハットリ
「カッコ良いやん(笑)。」
ヤマシタ
「当時はいけてると思っていたんですけど(笑)。これは僕にとっても思い入れのある曲です。初めてちゃんとMTRで録ってかたちにしたオリジナルですから。」
ハヤシ
「手探りでいろいろやっていたことを思い出しますね。“何かを作り出したい!”っていう想いがひたすら強かった時期に作った曲なんです。」
──シンプルな部分もありつつ、サウンドの味付けや全体の構成が絶妙ですね。
ハヤシ
「ありがとうございます。アニメで流れたものを聴いてピアノでコピーしてくれた人の動画を観たんですけど、“伴奏とメロディーが完璧な曲やな”と我ながら思いました(笑)。月が見える日本の風景のイメージがAメロとかに出ているんじゃないでしょうか。メロディーは和をはっきり感じさせない程度に、和なものにしたかったんです。そういうニュアンスをコーラスで表現することもできましたしね。」
──『BORUTO』を楽しみにしている子供たちが毎週この曲を聴いてくれているわけですね。
ハヤシ
「そう考えると嬉しいですね。小さい頃に聴いた音楽ってずっと残りますから。『忍たま乱太郎』の「勇気100%」とか今でもよく覚えていますよ。」
ヤマシタ
「僕も子供の頃に聴いた『デジモンアドベンチャー』のオープニングの歌とか大好きでしたね。ASIAN KUNG-FU GENERATIONもアニメを通じて知りました。」
ハットリ
「私は『おジャ魔女どれみ』がすごく好きだったので、今でも同世代とカラオケに行くと歌います。「サヨナラムーンタウン」が今の子供たちにとってのそういう曲になったらいいですね。」
──ツインヴォーカルを新鮮に感じるリスナーがたくさんいるんじゃないでしょうか。みなさんは編成も独特ですし。
ハヤシ
「キーボードヴォーカルとかではなくて、僕らは女の子のドラムヴォーカルですからね。」
ハットリ
「私が入る前のシナリオアートはキーボードとリードギターがいる5人組だったんですよ。それが減って最小の編成になったので、“3人だけでどこまでできるか?”っていう感じでやることを増やしていったんですよね。」
ハヤシ
「ピンチをチャンスにしたパターンです。」
ハットリ
「そう言うとカッコ良いですけど(笑)。でも、最初は“3人で何ができるの?”っていう感じでした。いろいろありながら強くなりましたね。」
ハヤシ
「リードギターだったメンバーは高校の頃からの友達だったんです。“誰かと一緒に何かを成し得る”っていうのが僕にとってのバンドでしたし、自分にとっての心地良い場所は守りたいと思っていました。でも、生きているといろいろ変わっていくものなんですよね。そういう寂しさとかも、「サヨナラムーンタウン」で表現しています。」
ヤマシタ
「バンドって人間同士でやっているので、いつどうなるか分からない刹那的な部分もあるんだと思います。だからこそ、ふと振り返った時に“今のこの場所は大切なんだな”と感慨深くなることがあります。」
ハヤシ
「バンドって生き物みたいに変化する集合体なんですよね。だから、シナリオアートもその時その時で起こるドラマを不器用ながらも描いていくのかなと思っています。」
──シナリオアートは生々しい息吹にあふれたバンドですよね。2曲目の「ハローグッバイ」も温かいエネルギーが真っ直ぐに伝わってきます。
ハットリ
「この曲は歌っていて楽しかったですね。私たちは歌い方でぶつかることもあって、機嫌の悪い声で録れてしまうこともあるんですけど(笑)。」
ハヤシ
「そういうことになるので、“レコーディングブースにいる人を尊重する”っていうのがシナリオアートのルールになっています(笑)。」
──(笑)。今回、「サヨナラムーンタウン」の2タイプのインスト(クミコと歌おうver.、コウスケと歌おうver.)が収録されているのも面白いですね。
ハットリ
「私はBoAさんが大好きで、中学校の頃にCDに入っているカラオケを家で流して熱唱していたんです。今回のインストもそういうふうに楽しんでいただけたら嬉しいです。」
──9月にアコースティックのワンマンライヴが予定されていますけど、今後のシナリオアートに関しては現時点で何か言えることはありますか?
ハヤシ
「アコースティックのライヴはシンプルに歌と伴奏で伝えることをやりたいと思っています。あと、今まではコンセプトを決めて“こういうアルバムを作ろう”っていうのをやってきたので、3人それぞれフラットで自由な気持ちでやってみたくて曲を作り貯めしてるんです。“渾身の一曲”というのをどんどん作り上げていきたいと思っています。」
取材:田中 大
シングル「サヨナラムーンタウン」
2017年9月6日発売

Ki/oon Music

KSCL-2968

¥1,165(税抜)

※初回仕様:BORUTO

  描き下ろしワイドキャップステッカー
『[Chapter #14] -ウタノストーリーティリング-』
9/09(土) 東京・原宿ストロボカフェ

9/15(金) 愛知・名古屋SPADE BOX

9/16(土) 大阪・心斎橋digmeout ART & DINER

9/23(土) 東京・渋谷gee-ge
シナリオアート
シナリオアート:眩しいメロディーで、絵本のような幻想世界の“物語”を奏でる3ピースバンド 。2012年12月に関西最大級のコンテスト『eo music try 2012』にて前代未聞のグランプリとpocky賞のダブル受賞を果たす。13年4月にタワーレコード限定でシングル「ホワイトレインコートマン」をリリースすると、瞬く間に店頭から姿を消し、オリコンウィークリーインディーチャートで2位を獲得。14年1月にミニアルバム『night walking』でメジャーデビューを果たした。

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