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世界中にファンをもつ製硯師が「硯」の道を志した理由

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世界中にファンをもつ製硯師が「硯」の道を志した理由
J-WAVEで放送中の番組「GOOD NEIGHBORS」(ナビゲーター:クリス智子)。8月限定で始まったワンコーナー「TOKYO CRAFT JOURNEY」では、東京のものづくりにフォーカスし、伝統的なものから最近話題の業界まで幅広く、様々なクラフトパーソンに注目しています。

最終回となる8月31日(木)のオンエアでは、硯(すずり)の工房を持つ書道用具専門店、浅草「宝研堂」の若き四代目、“製硯師”(せいけんし)の青?貴史さんを紹介しました。

青?さんは硯職人で、来年2月には個展を開催するなど、硯作家としても活躍されています。

「製硯師っていう肩書でやっているのは日本で自分ひとりだと思うんです。台東区の伝統工芸振興会に入会をするときに、覚えていただきやすい肩書を作った方がいいんじゃないかということで、師匠である父と相談して父が名付けてくれた肩書です」(青?さん、以下同)

それまでは製硯師という呼び方は一切なく、「硯を彫っている者です」と伝えていたそうです。

製硯師とは、原石から硯を作ることや新しい硯の提案、壊れた硯の修理など、硯の製造業に関して、なんでもできる必要があるといいます。

番組後半では、青?さんが硯の仕事を継ごうと決意したときのお話を伺いました。

「自分は母方の祖父が書家で、父方の祖父が硯職人でした。幼稚園、小学校、中学校と自分の父や祖父は硯を工場で作っていて、そういった姿を見ていたので、いつかは硯の仕事をやってみようって気持ちではいました。高校時代に小遣い稼ぎで祖父に硯の磨き方や彫り方を実際に習ったとき、祖父は熱心に教えてくれました。

祖父が病気で入院していた頃、亡くなる前日の夜中に祖父は工場にいるように感じていたようなんです。夢うつつで、『そのノミ取ってくれ、彫り方教えてやる』って言われことを、今でもすごく覚えていいます。祖父にとって亡くなるぎりぎりまで硯が生き続けていたんです。戦争やいろんなことを経験した人なのに最後まで自分に教えてくれようとするくらい、硯が大きな事柄だったんですよね」

青?さんは祖父が亡くなった時、「硯の仕事を継ごう」と決意したそうです。

とっても大切なエピソードですね。彼が一つひとつ丁寧に仕立てる硯は、その美しさから観賞用として購入するファンが世界中にいるそうです。来年2月の個展もぜひお楽しみに。

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【番組情報】
番組名:「GOOD NEIGHBORS」
放送日時:月・火・水・木曜 13時−16時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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