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初診を受ける際、医師に伝えるべき6つのことがら

 病気や事故などで健康を損ねると、ほとんどの場合私たちは病院に行きます。そこで医師の診察を受け、適切な治療に移るわけですが、『伝え上手な患者になる!』(自由国民社/刊)の著者で医師の平松類さんは、日本の医療は世界的に見ても高水準であるとしながらも、大半の日本人は医師とのコミュニケーションのやり方を教わっていないため、「治せる病気が見過ごされる」「間違った治療を受ける」といったことが起こる可能性を指摘しています。
 自分の状態や今後の治療方針について医師と認識を一にするために、平松さんは本書の中で、初診を受ける際に医師に伝えるべきことを紙に書いておくことを勧めています。
 一体、どのような情報を伝えるべきなのでしょうか。
 
■体感症状
 「痛い」「腫れている」など、体に起こっていることを書きます。
 この際、“腕と足と背中が痛い”などと、書いてしまうと一番痛い箇所がわからないため、最も顕著な症状だけを書くようにしましょう。 

■場所
 症状があらわれている場所を書きます。体の部位を表す言葉は間違って覚えているケースが多いため、誤解されることを避けるためにも、絵と文字を併用すると良いでしょう。

■どのように
 痛み一つでも鈍痛、疼痛などいろいろな言葉があるように、同じ症状でも感じ方はさまざまです。自分なりの表現でいいので、症状を具体的にあらわしてみましょう。

■時間経過
 症状は時間と共に収まったり、悪化したりするものです。その経過を伝えることも、診察を受けるうえで重要になります。この際、時間の経過と痛みの度合をグラフ化して書いておくと、医師にもわかりやすくなります。

■症状以外に困っていること
 患者が「一番困っていること」は症状とは限りません。たとえば、症状としては軽いものでも「自分の父親がこんな感じの痛みで心筋梗塞だったことがある」という経験があったとしたら、症状そのものよりも「心筋梗塞じゃないか?」という不安が、患者にとって一番知りたいこととなります。
 これを伝えないと「お薬を出しておきましょう」ということで診察が終わり、一番心配なことに対する答えをもらえないことになってしまう可能性があります。

■その他の症状
 一番顕著な症状のほかに別の症状があるようなら、それも書いておきましょう。主な症状の原因を探るうえで、この記述が重要になる可能性もあります。

 自分の症状を的確に医師に伝えることは、よほど病院に慣れている人でも難しく、診察を受ける前に伝えたいと思っていた症状や不安点などを、実際に医師の前に立つと半分も伝えられなかったということはよくあります。
 しかし、あらかじめ症状のポイントを紙に書いておくと、言い残すことなく伝えることができるはず。
 本書には、この他にも、「手術を受けるかどうか考える時に、医師に確認すべきポイント」や「治療がうまく行っていないと感じる時の医師とのコミュニケーションの方法」など、私たちが知らないことの多い“医師とのコミュニケーション”について解説されています。
病気の治療には時間もお金もかかります。無理なく無駄なく治癒に向かうためにも、医師との付き合い方は分かっておいた方がいいのではないでしょうか。
(新刊JP編集部)



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