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【対談】堀江貴文×チームラボ代表・猪子寿之が語る「アートが変える未来」

各分野のトップランナーをゲストに迎え、堀江貴文の独自の視点で様々なテーマを深掘りする、スタディサプリLabのイノベーション×クリエイティブコース。

 

第1回のゲストは、集団的創造をコンセプトに世界で活躍するウルトラテクノロジスト集団・チームラボ代表の猪子寿之氏。

 

今回は、アートを切り口に、互いの考える世界の未来について語ってもらった。

 

グローバルになった瞬間、すべてが変わった

 

【対談】堀江貴文×チームラボ代表・猪子寿之が語る「アートが変える未来」

 

堀江:最近、日本にいないでしょ

 

猪子:そうですね。

 

堀江:ちょっと最近、チームラボやり過ぎなんじゃないの笑

 

猪子:いえ、いえ、いえ、いえ、やり過ぎてないですよ笑 でも、今、海外でいっぱいやってますね。1月にはロンドンで展覧会をやりました。

オープン前にチケットが全部売り切れたんですよ。

 

堀江:なんでそんなに人気なの

 

猪子:なんですかね わかんないです。

 

堀江:いつも都合が合わなくて、なかなか行けてないんだよね。

 

猪子:来てください笑 北京で先週はじまって、前売券がオープン前に1万2000枚くらい売れたんです。

 

堀江:すごいね、誰が買うの

 

猪子:わかんないけど、素敵な人たち笑アートなので客層が本当に良くて。去年開催されたシリコンバレーでの展覧会も、いろんな人がきてくれました。

 

現在の世界のトップ3の企業の創業者かその奥さんが全員アートを買ってくれたり、誕生会を展覧会場で開いたりしてくれています。人類の新たな時代を創った人たちに評価されるのがうれしいですね。

 

【対談】堀江貴文×チームラボ代表・猪子寿之が語る「アートが変える未来」

 

堀江:何人くらい来るの

 

猪子:何十万人くらい来たんじゃないですかね。

 

堀江:そんなに来るんだ。そういう展覧会はチームラボが資金も出して、全部運営もしているわけ

 

猪子:いえいえ。海外だと事業主がいたりして、国によって違うんですけどね。僕らは今PACEというギャラリーPACE GALLERYに所属しているんです。

 

PACEはニューヨークにギャラリーがあって、ロンドンや北京や香港にもギャラリーを持っているんです。シリコンバレーでは、僕らのためにギャラリーを作ってくれて、大きな展覧会をやってくれたんです。

 

堀江:PACEというのは何者なの

 

猪子:ギャラリーなんですが、日本語で言うと画商になるんですかね。アーティストを育てつつ、美術館やコレクターにアートを売っているんです。

 

育ててもくれるし、チャンスも作ってくれる存在ですね。

 

【対談】堀江貴文×チームラボ代表・猪子寿之が語る「アートが変える未来」

 

堀江:なるほどね。チームラボのデジタルアート以外も扱っているわけだ。

 

猪子:もちろん。ピカソやイサム・ノグチなどもう死んだ人も合わせて全部で80人ほどのアーティストを扱ってます。

ジェームスタレルもPACEですね。世界の二大ギャラリーとか四大ギャラリーとか言われるギャラリーのうちの一つです。

 

堀江:なんで、そんな世界のトップのすごいところがチームラボを扱ってくれるようになったのよ。どうやって選んでるの

 

猪子:なんでなんだろう笑 ピカソなんかは現れて100年くらい経ってますけど、何十年か経った時に、美の概念、美の基準を変えていくものを探しているんですかね。語弊がある言い方かもしれないですが、アートって究極「誰が美の基準を変えるのか」という世界なんだと思うんです。

 

堀江:PACEとは、いつ頃から契約してるの

 

猪子:一番最初の展覧会が、2014年。

 

堀江:割と最近なんだ。

 

猪子:そうなんです。急に変わったんですよね。その変化が起こったきっかけは、とてもわかりやすいんです。村上隆さんが台北台湾の主都にギャラリーを持っていて、2011年に展覧会をやらしてくださったんです。「世界で戦った方がいいよ」って。

 

「日本はアートの理解はないし、新しいことを評価する国じゃないから」とまでは言ってないけど、そういうニュアンスでした笑 【INFO】村上隆…1962年生まれ。現代美術家、ポップアーティスト。日本の現代アート界を切り開いてきた第一人者。

堀江:うん、うん、やってたよね。

 

猪子:2012に台湾の国立美術館から国立美術館としてはじめてのデジタルアートの個展の依頼が来て、2013年に国際美術展覧会「シンガポール・ビエンナーレ」にビエンナーレのメインのアーティストとして参加して、超大きな作品を作ったんですよ。シンガポールは国際都市だし、アートへの考え方も違うし、そういう人たちとの接点も多くて。

 

いろんな人の目に触れたんでしょうね。そのあとにすぐPACEから声がかかりました。

 

堀江:なるほどね。それから全然変わっちゃった感じがするもんね。

 

猪子:すごく変わりましたね。2011年までの僕らって、なんだったんだろうってくらい笑 グローバルレベルの評価の価値観と、ローカルである日本の評価の価値観が、ここまで違うとは思いませんでした。

 

堀江:うん、うん。

 

 

猪子:それまでは、自分が興味のあることって、誰も興味ないし。

 

興味持たれなくてもいいかって思ってたんです。自分が本当に興味のあることは、仕事して稼いだお金でやれていればいいかなって思ってましたから。

 

でも、グローバルになった瞬間、みんなが「すごい」って言ってくれて。日本では全然言われなかったですから。

 

堀江:そしたら、日本でもすごい人来るようになったじゃん。

 

猪子:実はそれまで日本では一回も展覧会とかやってなかったんですよ。

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