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代官山の歩道橋がなくなる前に訪れたい場所は?

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代官山の歩道橋がなくなる前に訪れたい場所は?
J-WAVEで放送中の番組「GOOD NEIGHBORS」(ナビゲーター:クリス智子)のワンコーナー「MORI BUILDING TOKYO PASSPORT」。8月28日(月)のオンエアでは、代官山で9月24日(日)まで開催中の、川俣正さんのインスタレーション「『工事中』再開」に注目しました。

今から33年前に、同じ場所で、川俣さんのインスタレーション「工事中」が行われました。それはヒルサイドテラスの建物の側面を木材で囲んだインスタレーションでした。当時のことを川俣さんにお聞きしました。

「ヒルサイドテラスの塗装工事が建物の裏から始まるっていうので、誰もやったことがないことをやろうと思って、塗装工事が始まるなら囲いがかかる、じゃあ僕たちは手前に囲いをかけて作品を作ろうと思ったことから始まったんです。ところが、1週間ぐらい作業をしていたら、本当に工事中だと思って客が入らなくなってしまったんです。テナントの店舗から苦情がきてしまって、泣く泣く中断することになりました」(川俣さん、以下同)

1984年当時は、今ほどアートイベントやパブリックアートにも馴染みがない時代でした。その後、川俣さんはニューヨークに渡って、欧米を中心に活躍。現在は、パリ国立高等芸術学院の教授を務め、パリを拠点に活動しています。

あれから33年。代官山の伝説にもなっていたインスタレーション「工事中」が、「『工事中』再開」として帰ってきました。現在、代官山ヒルサイドテラスの屋上は、建築の足場で使うような木材で覆われています。2017年の今、“再開”する理由が川俣さんにはありました。

「ヒルサイドテラスが完成しておよそ50年ということで、『何かやりませんか?』と言われて、『工事中』の再開しかないだろうと思ったんです(笑)。僕の中ではあそこで中断したことを清算したいと思ってて…。あとは、代官山にある歩道橋が撤去されると知って『あれがなくなるっていうことは変わるな』と思って、なくなる前に、あそこから見た眺めをもう一度、再現しようと思って」

「『工事中』再開」は、海外で長く活動している川俣さんから“東京”という街へのメッセージでもあります。

「今は都市が、コントロールされている中での楽しみに甘んじていると思うんです。東京が面白くなかったら生活しててもつまらないし、面白くないのは管理された中で全てがあるから。それをやり逃げして何か一つ、形にしていきたいって思います。それが『工事中』の33年後の結果というか。33年前のあの荒々しい部分を、今も自分の中で持っていたいなという感じはありますね」

川俣さんの思いの詰まったインスタレーション、皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか。

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【番組情報】
番組名:「GOOD NEIGHBORS」
放送日時:月・火・水・木曜 13時−16時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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