夢が見つかる!? 今年もアツい! 19才のプレゼンテーションに密着
毎年、夏に大阪で開かれている熱~いイベントといえば、「19才のプレゼンテーション」。
大阪にあるさまざまな専門学校から選ばれた学生が、「自分の夢」をテーマにプレゼンを行うというイベントだ。
現役の専門学校生が、目指したい夢をみつけたきっかけや、大学と専門学校どちらに進学するか迷ったときにどんなことを考えたか、そして日々何を学んでいるのかを、リアルに語っているので、進路に迷っている高校生にとってはヒントをみつけられるまたとないチャンス。
このプレゼンを聞いて、将来を真剣に考えるきっかけにしたという高校生も多いという。
第6回めとなる今回も「19才のプレゼンテーション」は熱かった。
正統派プレゼンあり、友人が手伝ってのコント風の笑えるプレゼンあり、感動系プレゼンあり。
発表スタイルはさまざまだが、とにかく共通するのはみんな自分の夢に向かってめちゃくちゃ頑張っているということ。
具体的には、どんな“夢”のプレゼンがあったのか紹介しよう!
パティシエ、鉄道運転士、細胞培養技術者…それぞれの目標をもつ専門学校生が、夢を語る
●○●○パティシエになりたい!●○●○
(中野帆乃佳さん/大阪調理製菓専門学校)
大学か専門学校か迷ったけれど、最後は「自分がしたいこと=パティシエ」にこだわりました。入学した頃は将来お店をもつことばかり考えていましたが、今はお菓子の良さを伝える仕事にも興味があります。
※左から中野さん、大谷さん、久保さん、庄司くん。10分ほどのプレゼンの間に学生の手によってウエディングケーキが完成
●○●○建設設計士になりたい!●○●○
(川田ひかるさん/大阪工業技術専門学校)
建築関係で働く父を「カッコイイ」と思い専門学校へ。実際の建物を建築するためのコンペに応募し、その建築予定地を見学したとたん、設計という仕事に強烈にひかれました。
※川田さん。建築の仕事のなかでも設計を目指し、「あすなろ夢建築コンクール」で優秀賞受賞。この日のプレゼンでも特別賞を受賞
●○●○鉄道運転士になりたい!●○●○
(宮脇泰大くん/駿台観光&外語ビジネス専門学校)
子どものころからの夢をかなえるために大奮闘! 高卒で鉄道会社の試験を受けたものの失敗し、専門学校で学んで再挑戦。見事、夢の鉄道運転士候補として内定をもらいました。
※左から中津くん、宮脇くん、中村くん。車掌と乗客に扮し、3人で協力しあってのプレゼン
●○●○鍼灸師になりたい!●○●○
(中塚桃香さん/森ノ宮医療学園専門学校)
中学時代、スポーツでけがをしたときに鍼治療をし、筋肉がやわらかくなり痛みがやわらいだことにびっくり。鍼灸師を目指すことに。昼は整骨院でアルバイトをし、夜間コースで学んでいます。
※中塚さん。昼も夜もプロフェッショナルな人たちに囲まれて刺激的な学生生活だそう
●○●○保育士になりたい!●○●○
(奥 美月さん/大阪健康ほいく専門学校)
保育士になるため短大か専門学校か悩んで専門学校に入学。子どもたちの安全を守るため一瞬の判断が重要になる仕事だから、実践的な授業が多い専門学校にしました。
※左から森さん、奥さん、金田さん。プレゼンでは「あきらめないこと」と「誰かに相談すること」の大切さを人形劇などで伝えた
●○●○調理師になりたい!●○●○
(木戸亮太くん/辻学園調理・製菓専門学校)
小学4年生のときに作ったハンバーグを母に「おいしいよ」と言ってもらえたことが原点。迷いが生じるたびに「夢をかなえる」という強い信念で乗り越え、専門学校では一生の友達もできました。
※左から出野くん、木戸くん、武村くん。プレゼンではイタリアンレストランをオープンさせるという夢をかなえた38歳の未来の自分を熱演。友達も調理実技で応援して、見事、最優秀賞に!
●○●○美容師になりたい!●○●○
(田村杏加さん/ヴェールルージュ美容専門学校)
最初は、色についての授業の意味がよくわからなかったけれど、美容と色に関する知識を身につけることの大切さや、幅広い知識こそお客さまの信頼を得ることにつながると学びました。
※田村さん。客席にいる高校生たちも簡単にできるパーソナルカラー診断を実際に披露し、会場の注目を集めて、見事、優秀賞に
●○●○細胞培養技術者になりたい!●○●○
(三宅比奈乃さん/大阪ハイテクノロジー専門学校)
注目の「再生医療」を支える仕事。遺伝子技術に興味をもって入学し、細胞培養の先生と出会ったことで夢ができました。基礎から学び、実習を重ね、力をつけています。
※三宅さん。組織から細胞を分離し培養する技術職。日々、培養室で実習し技術を磨いているそう
「自分の夢を堂々と語る先輩たちの姿に感動しました!」
会場には、今年も「進路に迷っている」という高校生たちがたくさん聞きに来ていたので、感想を紹介しよう。
▲左/れねちゃん(高1) 先生に「行ってみない?」と言われて来たけど、最初からずっと感動しっぱなし! 自分の夢をはっきり堂々と語れる勇気にあこがれます。
▲右/ももよちゃん(高1) 年齢が近い学生の人たちの発表なら、自分と同じように考えている人がいるかもと思って来てみました。強い意志で自分の道を選んでいることがスゴイと思えました。
▲左/じゅきくん(高1) 専門学校について知りたいと思って来ました。すごい!と感動したのは建築設計士を目指している人のプレゼン。自分も人の役に立つものを造れたら素晴らしいと思いました。もっといろいろな学校の話を聞いて比較検討したいです。
▲右/しょうまくん(高1) 専門学校か大学かというところから迷っています。このイベントはプレゼンするときのパフォーマンスもおもしろくて、本当に来てよかった。
パティシエを目指す学生の人たちがケーキを手際よく作っていく様子に感動しました。
先輩たちのプレゼンを聞くと、こんな学びがあるんだ! こんな仕事があるんだ! こんな成長があるんだ! という驚きの連続。
夢をもちたくなるし、何かに挑戦したくなってくる。
何よりも、夢をもっている先輩たちの輝きに刺激を受けること間違いなし。
気になる職業があったら、ぜひパンフレットなどで調べたり、実際にいろいろな学校に足を運んでそこで学んでいる専門学校生に話を聞いてみよう。
▼2017年度 19才のプレゼンテーション動画▼
投稿夢が見つかる!? 今年もアツい! 19才のプレゼンテーションに密着は【スタディサプリ進路】高校生に関するニュースを配信の最初に登場しました。
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