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三代目革職人「子供が継ぎたいと思うように」

三代目革職人「子供が継ぎたいと思うように」
J-WAVEで放送中の番組「GOOD NEIGHBORS」(ナビゲーター:クリス智子)。8月限定で始まったワンコーナー「TOKYO CRAFT JOURNEY」では、東京のものづくりにフォーカスし、伝統的なものから最近話題の業界まで幅広く、様々なクラフトパーソンに注目しています。

8月16日(水)のオンエアでは、革製品のものづくりを支えてきた、台東区蔵前にある「浅原皮漉所」を取り上げました。

「皮漉(かわすき)」とは皮を薄くすること。「私どもの仕事は革を薄くするだけで、これを組立てたり縫ったりせず、次の職人さんに渡していきます。ほぼ一般の消費者にはわからないような加工ですが、職人さんが私どもの仕事で作りやすいと感じていただけたら…。また、皮漉がなければ革製品は作れないので、絶やさないようにしたいですね」。そう語ってくれたのは、浅原皮漉所三代目の浅原和男さん。

浅原皮漉所は昭和10年創業。場所は革小物の街としても有名な台東区蔵前。皮漉には50以上の工程があるそうで、厚さもミリ単位のわずかな違いでいろいろあります。

浅原皮漉所は、革職人だった祖父が独立して始めたのだそう。

「当時は戦前の大量生産に移行していくような時代で、それまで祖父はカバン職人のもとで裁断なりなんなり全部作る工程を担っていたんでしょうが、時代にあわせて皮漉専業にしたほうが大量生産にも向いているということで独立したのでは」(浅原さん、以下同)

皮漉の仕事が、子供の頃から当たり前のようにそばにあったという浅原さん。いつか自分も皮漉の仕事をするんだと思っていたそうです。

最後に皮漉に対する思いをこう語ってくれました。

「海外生産に移ったり、日本の職人さんも減っています。ゼロにはならないと思いますが、伝統工芸ではないので、工賃も高くない。しかしやはりなくなってはいけないと思います。私も、まだ小さい息子に継いでもらえるように、大きくなったときに息子もこの仕事をやりたいと思えるように、がんばって続けていきたいですね」

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「GOOD NEIGHBORS」
放送日時:月・火・水・木曜 13時−16時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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