ジャズピアニスト山中千尋、イタリアの適当さについ…

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ジャズピアニスト山中千尋、イタリアの適当さについ…
J-WAVEで放送中の番組「ANA WORLD AIR CURRENT」(ナビゲーター:葉加瀬太郎)。8月12日(土)のオンエアでは、ジャズピアニストの山中千尋さんをゲストにお迎えしてお話を伺いました。

山中さんはバークリー音楽大学を首席で卒業後、ジャズピアニストとして2001年にデビュー。その後にリリースしたすべてのアルバムが国内ジャズチャートで1位を獲得。現在はニューヨークを拠点に、ヨーロッパなど世界を舞台に活躍しています。

音楽活動のため世界各地を訪れることが多いという山中さん。コンサートなどを通してその土地のお国柄を感じることが多いそうで、たとえばロシアでは「観客がすごく熱狂的」と感じたとか。「ロシア人の方って、なんとなく怖いイメージがありましたし、政治システムも違うのでいろいろと違うんじゃないかと思っていたんですけど、みんな、温かくて良い人たちでした」と山中さん。

なかでも、山中さんが強く、お国柄を感じた国は「イタリア」とのこと。「いい加減でマイペースで陽気」というそのお国柄について、あるエピソードを交えて語ってくれました。

それは、とあるイタリアで開かれたフェスに招かれて演奏をしたときのこと。激しくピアノを弾くパートである違和感を感じたそうです…。

そのフェスはエコロジーをテーマとし、ステージは土に還るようにと藁で組まれたものだったのですが、ピアノの重量に耐え切れず、なんとステージが沈んでしまったのです(!)。山中さんはそのときの様子を「ピアノがステージに埋まっていく!?」と振り返っていました。山中さんは事前に藁のステージを見ていたそうで「そのステージじゃ無理でしょ? でもまさかな…」と思っていたそうですが、嫌な予感は的中。しかし、こんなハプニングでさえイタリアの人々は陽気に楽しんでいたそうで、「全然気にしてないんです。『それで楽しませてくれなきゃ!』というような感じで盛り上がって…。本当に適当で、結局、最後までスタッフから『ごめんなさい』の言葉はなかったですね(笑)」と笑いを交えながら話してくれました。

また、イタリアには“食事と家族ファースト”という文化があり、そのためにコンサートの開演時間が1時間以上遅れることも珍しくないとのこと。山中さんも、コンサートのサウンドチェック中にイタリア人スタッフが2時間も食事休憩に出ていった上に、本番の時間になってもまだ食事を続けて戻って来ないという事態に遭遇したことがあるそうです…。

とはいえ、山中さん自身はこのイタリアの気質に、もうすっかり慣れている様子。「焦っても無理です。私のマネージャーもイタリア人なんですけど、彼がすごく辛そうな顔をしているので話し掛けてみたら、『ご飯を食べるところが決まらない』とか全然関係のない話しかしないんで…ああ、もうダメだこりゃ、と思ってますね(笑)」と最後まで楽しく語る山中さんでした。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「ANA WORLD AIR CURRENT」
放送日時:毎週土曜 19時−19時54分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/worldaircurrent/

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