ニューオリンズの伝統を体現するハウスバンド、プリザヴェーション・ホール・ジャズ・バンド 約3年ぶりの来日公演が開催
ニューオリンズの老舗ライヴ・スポット「プリザヴェーション・ホール」専属バンドとして誕生したプリザヴェーション・ホール・ジャズ・バンド が8月11日、六本木・ビルボードライブ東京で来日ツアーをスタートさせた。
2014年以来となる今回の来日公演は、残念がら最高齢メンバーのチャーリー・ガブリエルが健康上の理由により来日できなくなってしまったが、バンドの中心人物ベン・ジャフィ(ベース)、ムードメーカーのロネル・ジョンソン(トロンボーン)ら6名がオン・ステージ。5月にリリースした新作アルバム『ソー・イット・イズ』のナンバーを中心に、ニューオリンズの伝統と革新に触れるパフォーマンスを披露した。
ロネルをはじめ、トランペットのブランドン・ルイス、サックスのクリント・メドゲン、トロンボーンがステージ上を動きながらオーディエンスを巧みに煽り、会場はまさに「プリザヴェーション・ホール」さながらの雰囲気に。個々のソロはもちろん、バンドの迫力あるグルーヴで、心の底から楽しめる80分の濃密なショーを見せてくれた。最前列の席で小学生くらいの子供が割れんばかりの笑顔で手をたたいていたのは特に印象的で、大人から子供までを魅了するニューオリンズ・サウンド・トリップとなった。さらに2ndステージのアンコールでは、日本ルイ・アームストロング協会会長の外山喜雄氏が飛び入りし総立ちとなった会場を大いに盛り上げた。
プリザヴェーション・ホール・ジャズ・バンドの来日公演は、本日(8月12日)までビルボードライブ東京、そして8月14日にビルボードライブ大阪で開催される。
Photo:Masanori Naruse
◎プリザヴェーション・ホール・ジャズ・バンド公演情報
2017年8月11日(金)~12日(土)
ビルボードライブ東京
詳細:https://goo.gl/Vjocnc
2017年8月14日(月)
ビルボードライブ大阪
詳細:https://goo.gl/dzm2c4
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