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Netflix、映画『キングスマン』や『キック・アス』の原作を生み出したコミック出版社を買収

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『キック・アス』、『キングスマン』、『オールドマン・ローガン』のキャラクターとストーリーの原作者マーク・ミラーが創設したコミック出版大手ミラーワールドを米Netflixが買収した。本件はNetflixにとって初の企業買収となる。

取引条件については明らかにされていないが、Netflixは、ミラーワールドのシリーズ・キャラクターのポートフォリオをもとに、映画やシリーズ作品、キッズ・ショーなどの映画やテレビ番組、子供向けのシリーズ作品を開発する予定だ。ミラーワールドは、Netflix傘下で新しい物語やシリーズ・キャラクターを生み出し、出版業を継続していく。

Netflixにとって、この動きは単に知的財産権を所有するだけではなく、知的財産を所有し開発するという希望を反映している。Netflixの最高コンテンツ責任者テッド・サランドスは、買収を発表する際に、「マーベル時代の『アベンジャーズ』から、ミラーワールドの『キック・アス』、『キングスマン』、『ウォンテッド』、『Reborn(原題)』シリーズに至るまで、マークは近年で最も印象的な物語やキャラクター生み出し再発明するクリエイターであり、まさに現代のスタン・リーのような人物と言えます」と、述べた。

1968年に米ワーナー・ブラザーズがDCコミックスを買収し、2009年に米ウォルト・ディズニーがマーベルを買収して以来、「このレベルでの大手コミック出版社の買収は今回がまだ史上3回目です」と、ミラーは付け加えた。

ミラーは、「Netflixが行う事業をとても気に入っていますし、計画にも興奮しています」と語り、「Netflixこそ未来であり、ミラーワールドが身を置くのにこれ以上の場所はありません」と、続けた。



スコットランド出身のミラーは、妻のルーシー・ミラーと共にミラーワールドを運営している。かつてミラーは8年間マーベルで働き、その間に開発したコミックやストーリーワークから映画『アベンジャーズ』シリーズの1作目となる映画『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ』、映画『LOGAN / ローガン』が誕生し、全世界で30億ドルを超える興行総収入を記録した。2002年に発行されたコミック『アルティメッツ』は、米タイム誌の「この10年で最高のコミック作品」に選ばれ、また『アベンジャーズ』の脚本家ザック・ペンは、同作をマーベル・シネマティック・ユニバースの青写真と述べた。またミラーはDCコミックスでも働き、グラフィック・ノベル『スーパーマン: レッド・サン』を手掛けた。

ミラーワールドは2004年の創立以来、共同クリエーターたちと18の作品を生み出している。そのうち、『ウォンテッド』、『キック・アス』、『キングスマン』の3作品が映画化され、全世界で10億ドルの収益をあげている。その他のミラーワールド作品には、『Jupiter’s Legacy(原題)』、『MPH(原題)』、『Chrononauts(原題)』、『Reborn(原題)』、『Huck(原題)』、『Starlight(原題)』、『Superior(原題)』、『Nemesis(原題)』、『War Heroes(原題)』、『Supercrooks(原題)』、『American Jesus(原題)』がある。

ミラーワールドのウェブサイトのブログ記事でマーク・ミラーは、新しい漫画の制作を中断し、その間にNetflixで“次のステップを戦略化する”ためにロサンゼルスに飛ぶ予定だと語った。ミラーは、「ここ数週間で『Jupiter’s Legacy(原題)』と『Reborn(原題)』の両方の契約が締結されました。私たちが取り組んでいる全ての新しいプロジェクトを蓄積するので、今から来年の春にかけては公にできませんが、近いうちにお見せすることができると思います」と、語っている。

ニューヨークを拠点とするヒューズハバード&リード法律事務所は、本取引でミラーワールドに助言を与えた。

※ページ上部の写真は、クロエ・グレース・モレッツがヒット・ガールを演じた2010年公開の『キック・アス』

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