体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

前衛的な新型の登場で、逆に「普通な」旧型シトロエン C3の良さが光る展開に(しかも安いし)

▲あ新型が超絶おしゃれなSUV風デザインに変身したことで、割とプレーンな旧型のデザインとたたずまいが再評価されるような気がしてなりません!

▲新型が超絶おしゃれなSUV風デザインに変身したことで、割とプレーンな旧型のデザインとたたずまいが再評価されるような気がしてなりません!

おしゃれなのは基本歓迎だが、おしゃれすぎてもちょっと困る?

熱心な欧州車ファンには今さら説明不要でしょうが、フランスのシトロエンが作る「C3」というコンパクトカーが今年7月、フルモデルチェンジを受けました。

新しいC3はそれまでの比較的プレーンなデザインを完全に捨て去り、かなり前衛的なSUVテイストへと大胆に生まれ変わっています。具体的には、下の画像がそれです。

▲こちらが今年7月に登場した新型シトロエン C3。これまでとはまるで異なるSUV風デザインに大変身し、世間を驚かせました。先に登場したC4カクタスと同じサイドのエアバンプ(黒い部分)が特徴的です

▲こちらが今年7月に登場した新型シトロエン C3。これまでとはまるで異なるSUV風デザインに大変身し、世間を驚かせました。先に登場したC4カクタスと同じサイドのエアバンプ(黒い部分)が特徴的です

熱心な欧州車ファンや「おしゃれ」といわれるような人々は新デザインにおおむね好意的で、中には大絶賛してる人もいるようです。かくいう筆者も、あくまで個人の趣味としては新型シトロエン C3のデザインを心の中で絶賛しています。

しかし個人的な趣味嗜好ではなく、もう少し客観的に考えてみた場合は、新しいC3に対して「……果たしてどうなんだろうか?」と思わないでもありません。

なぜならば、それはあまりにもアバンギャルド(前衛的)だからです。

▲おしゃれなのは素晴らしいことですが、「おしゃれすぎてもちょっと引く」という人だって世の中にはいるでしょう

▲おしゃれなのは素晴らしいことですが、「おしゃれすぎてもちょっと引く」という人だって世の中にはいるでしょう

小型車に「ごはんと味噌汁」的な素朴さを求めるなら旧型C3で

筆者は日頃、ごく普通な感じの洋服屋さんをしばしば訪ねます。なぜならば「ごく普通な感じの洋服」を求めているからです。まぁ普通といっても、その中でも「ちょっとしゃれてる」とか「縫製がいい感じ」とかを求めてはいるわけですが、特段おしゃれ人種ではありませんので「最先端の何か」は求めていません。

しかしある日、いつも行ってる普通な感じの洋服屋さんの商品がすべて「ヴィヴィアン・ウエストウッド」に変わっていたらどうでしょうか? ヴィヴィアン・ウエストウッドまでは行かずとも、例えばキメキメのイタリアンブランド「DIESEL」だらけになっていたら?

……筆者としては踵を返して退散するしかありません。

これと同種のことが、新しいシトロエン C3にも当てはまるような気がしてなりません。

いやもちろん、プジョー・シトロエン社は入念なマーケティングと信念の結果として、新型C3をアバンギャルドにしたのでしょう。そして、そんな新型C3を求める人もいるでしょう。というか、むしろそちらの方が多いはずです。

しかし同時に、「小型車っつーのは何かこう、ちょっと上等な米で炊いたごはんとおいしい味噌汁の朝メシみたいに“普通な感じ”の方が、むしろ好みなんだけどなぁ……」という人だって一定数いるはずです。

で、もしもあなたが後者だった場合にオススメしたいのが1コ前、旧型のシトロエン C3です。

▲こちらが旧型シトロエン C3。いかにもシトロエンらしい「ちょっと普通じゃない感じ」もあるはあるデザインなんですが、新型と比べると「ごく普通」と言いたくなる感じです
1 2次のページ
日刊カーセンサーの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。