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夏。どうしようもなく切なくなるのはなぜ? #東京ときどき心理学

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こんにちは。

心理カウンセラーの小高千枝です。

いよいよ夏本番。今年の夏はどのように過ごす予定ですか?

なぜ、夏の思い出は色濃く心に焼つくの?

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私は、5冊目の本の執筆を中心に、特別なことはせず、ゆったりとした時間を過ごそうと思っています。

ここ数年、ドタバタな夏を過ごしていたので、その経験をなつかしく感じ、のんびりできることに感謝の気持ちを持って過ごしたいのです。

来年になればふと「去年の夏は…」と、この夏のことを思い出すのでしょう。そんな1年後の自分が楽しみだったりもします。

こうやって毎年、何気なく過ごしている夏ですが、短い夏の経験や思い出は、ほかの季節に比べて色濃く心に焼きつくように感じます。

それは、夏にお祭りや花火大会などの気持ちが高揚する非日常体験が多いことが、理由のひとつとしてあげられます。

非日常体験によって、開放感や刺激を感じる機会も増えるため、快楽やよろこび、やる気を引き起こす神経伝達物質(ドーパミンなど)が分泌されるのです。

非日常体験によって快楽を感じると、脳がそれを学習し、再びその行為や行動をしたくなります。

短い夏だからこそ「限られた時間でたくさんの楽しみを経験したい」という感覚が強くなり、多少心身へ負荷がかかっても、普段よりがんばれてしまう傾向にあるのです。

だから、夏の経験や思い出は色濃く残るのだと考えられます。

なにもしない夏があってもいい

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また、前回のコラムで書いたように、夏は”切ない”、また”ノスタルジック”な気持ちにもなる季節です。

ノスタルジックな思い出のなかには、人生の分岐点となるようなできごとや、自分自身の人生に深い意味をもたらすものも多くあります。

ノスタルジーに浸りながら、過去の経験から得たものや成長したことを、自分の人生を豊かにしてくれるものとして無意識的にとらえることで、心に強くすり込まれていっているのかもしれません。

私も、これまでさまざまな夏を過ごしてきましたが、旅行ばかり行っていた夏もあれば、世間が休みのときに仕事をするあまのじゃくな性格が開花した夏もありました。

花火やバーベキューなど、夏ならではのイベントを楽しむときもあれば、一切なにもしないときもあり、それはそれでそのときには必要な経験だったと感じます。

とくに、なにもしなかった夏は、楽しいことに心身をゆだねることができなかった時期として、そのときの心情をいまとなってはおもしろく感じられるようにもなりました。

そういった感覚は過去と現在を上手に結びつけ、自己成長させる意味合いを持っているとも言えます。

今年はのんびり過ごしながら自分自身を見つめ、生きかたをおもしろく感じ、そしてまた次のステージへ進む準備をしようと思っています。

毎年、なにが起こるかわかりません。みなさんも自分なりの今年の夏を楽しんでください。

そして、「あのときは…」と過去の経験があっての、いまの自分を楽しんでください。

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写真/Visual Hunt

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