海難事故を防ぐ防水トランシーバー「SeaTalkie」

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海難事故を防ぐ。地方自治体にとって、これは毎年の至上命題である。

海や川、湖で多発する死亡事故。なぜこういうことが起こるかというと、「救助要請ができない」という点に尽きる。もしサーフィンボードとともに沖へ流されたら、ビーチのライフセーバーにそれを伝える手段がない。

だからこそ、以下に紹介するような製品が注目されている。

・500m先の仲間にSOS発信

クラウドファンディングサイト「Kickstarter」に登場したのは、「SeaTalkie」という製品。

これは小型トランシーバーである。UHF440-480Mhzの周波数を使い、いざという時の通信を確保する。

電波が届く距離は、両者が同じ海上にいる場合は500~800m。一方が遮蔽物のない山頂にいる場合は最大5kmまでとなっている。

ボタンひとつで作動するシンプルさ故、それ以外の機能はじつはない。だが、最大の売りはタフさである。ボディーを開いて中身の電子系統を海中に沈めても、まるでビクともしない。水深3mでは3時間耐えられるという。

連続通話時間は最大90分、待機状態では1日半すなわち36時間電力が持続する。

・万が一に備える

このSeaTalkieをライフジャケットに備え付けていれば、万が一の時の命綱になる。無線機器の有無は生死を分けると言っても過言ではないだろう。

値段はKickstarterで420香港ドル(約6000円)から。出資者への配送は今年10月。残念ながら今年の北半球のサマーシーズンには間に合わないが、こうした機器は今後一層注目されるに違いない。

Kickstarter

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ウェブサイト: https://techable.jp/

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