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夏場は1カ月間丸々お休み!?謎多きピザ&スパゲティ店へ潜入してきた【大阪】

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こんにちは。ミステリーグルメが大好きなメシ通レポーターのハシモトです。

今回、私が暮らす大阪・堺市で、“夏場の1カ月間はお休みする”とか、“宅配ピザや窯焼きピッツァでもないピザがある”とか、“有名人がお忍びでこっそり食べにくる”とか、関西のグルメな人々の間で噂になっている、謎多きピザ&スパゲティ店へ潜入し、謎の真相に迫ってみました。

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こちらが、堺で噂になっているお店「キャンティ」です。

最寄駅の南海高野線・堺東駅から徒歩数分とアクセス抜群の場所にあるお店で、店構えはなんともノスタルジック! 謎めいた雰囲気を盛り上げてくれますね。

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目印は、この看板です。というわけで、お店へ潜入します。

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家庭的で素朴な造りが特長。ゆったりとくつろげそうな店内は、店主の親しみやすそうな空気がにじみ出ています。

そして、パッと目につくのが、こちら!

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壁には、店名の由来にもなっている、イタリア・トスカーナ州キャンティ地方で作られた、ワインが飾られています(もちろん、中身は入っていません!)。よ〜く見るとわかるんですが、ボトルの形状といい、ボトルにかぶったワラ(コモが正式名称)といい、実に珍しいですよね! 海外の古い映画で見かけたことがあるような気もするボトルですが、いったいどこから仕入れたのでしょうか?

ではでは、さっそく謎に迫っていきましょう!

【謎】夏に1カ月間も休む驚くべき理由とは?

「まったく謎じゃないですよ。このお店を始めた先代が、ヨーロッパのバカンスを見習って、8月は丸々1カ月、お休みしていたんです。ぼくも、その教えに従ってそうしているだけです」

と、おっしゃるのは、オーナーシェフを務める、西川清さん。1974年に、17歳でこちらのお店にアルバイトとして働くようになり、先代が引退した1999年に独立し現在のお店をオープンした、この道40年以上の大ベテラン。

ちなみに、お休み中は何をされているのかたずねてみると、

「先代は、本場のピザやスパゲティなどの情報を仕入れるために、ヨーロッパ各地を奥様とふたりで旅行されていました。ぼくは、独立する前に一度、海外へ行きましたけど、今はもっぱらサーフィンです」

サーフィン!? そう言われてみると、肌がこんがり日に焼けて……。謎が謎を呼ぶ展開ですが、営業的にはそんなに長い期間、休まない方が得では? と思い、重ねて質問すると、

「先代から教えられたことなんですが、“儲け”とか“効率”を優先していないんです。お客様だけが楽しく食事をするのではなくて、私も楽しく料理をご提供する。お互いが楽しめる関係を築けるそんなお店を続けたいと思っているので、営業のことは二の次です。だから、1カ月間、サーフィン三昧でもいいんですよ」

なんと、1カ月間休むのは、ヨーロッパ的な生き方を体現していた先代オーナーの教えを受け継ぎ、「お客様だけではなく、お店側だって楽しむんだ!」ということを実践されていたわけですね!

なるほど。一つ目の謎が解けました!

【謎】宅配ピザでもなくピッツァでもない、ピザとは

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▲こちらがピザメニュー

多種多様なピザを取りそろえていますが、噂によると、私たちがよく食べる宅配ピザや、レストランのピッツァとは全く違うピザを提供しているというのです。いったい、どういうことなのでしょう?

「宅配ピザは、アメリカスタイルが中心で、本場イタリアのものがピッツァと呼ばれています。うちのピザはそのどちらでもありません。最も違うのが、ピザ生地です。一般的には、小麦粉と水をあわせて生地を作るのですが、私が作るピザには水を一切、加えません」

なんという謎でしょう!? 水を加えないのに、ちゃんと生地になる? この謎は、しっかり解いておきたいので、何を加えているのか聞いてみると……

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