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「カルピス」の工場見学に潜入!17年ぶりデザイン一新「カルピスウォーター」はどうやって作られる?

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暑い夏の定番ドリンクと言えば、なんといっても「カルピス」!という人も多いのでは?

希釈タイプの「カルピス」は夏ギフトの定番として安定した人気を誇り、味のバリエーションも豊富。また、ペットボトルで気軽に飲める「カルピスウォーター」や「カルピスソーダ」は、スーパーやコンビニのベストセラーだ。では、この「カルピス」はどのように作られて、私たちの手に届けられるのか。カルピス(株)群馬工場(群馬県館林市)が親子320名を招待して実施した工場見学『カルピスのひみつ探検隊!』に同行させていただき、その製造工程を探ってみた。

取材したカルピス(株)群馬工場は1972年に操業を開始し、敷地面積は東京ドーム3個分となる約13万平方メートル。希釈タイプの「カルピス」、「カルピスウォーター」、「三ツ矢サイダー」、「バヤリース オレンジ」をはじめとするペットボトル飲料、バターなどを製造している。ペットボトル飲料の年間製造量は4億6千万本という巨大工場だ。

■「カルピス」は作るのに2週間も掛かる

「カルピス」の原料となるものは、牧場から直送された牛乳(生乳)と「カルピス菌」と呼ばれる乳酸菌と酵母の集まり。これは1919年7月7日に発売されたときから一切変わらず、「カルピス菌」は誕生からもうすぐ100年になるという。工場には最大で1日165トンもの牛乳が搬入され、それを原液棟と呼ばれる施設で約2週間かけて2回発酵させて、「カルピス」を作っていくという。

生乳から「カルピス」の原液を作り出す「原液棟」と呼ばれる施設

生乳はまず遠心分離機で脱脂乳と乳脂肪分に分けられ、「カルピス」には脱脂乳が使われる。「カルピス菌」を加えた脱脂乳は、1回目の発酵では乳酸菌を働かせて酸味が生まれ、砂糖を加えた2回目の発酵では酵母を働かせることで、「カルピス」らしい甘い香りとまろやかな味わいの原液が誕生する。この状態で味を整え、殺菌処理をして出荷されるのが、希釈タイプの「カルピス」で、この「カルピス」を飲みやすい味わいに加工してペットボトルに詰めたものが、「カルピスウォーター」や「カルピスソーダ」になるのだ。ちなみに、生乳の遠心分離工程で残った乳脂肪分を加工したものは、一部から“幻のバター”と称される高級バター「カルピス(株)特撰バター」となるという。

2度の発酵を経て、約2週間かけて「カルピス」が作られる

■ペットボトルから製造する「カルピスウォーター」

数々の企業秘密が眠る巨大工場の中で、今回の取材では「カルピスウォーター」のボトリング工程を見学・撮影させてもらうことができた。アセプライン棟と呼ばれる施設で、ペットボトルの製造から中身の充填、品質検査、箱詰めと出荷準備をワンストップで行うことが可能。1分間に720本のペットボトルを製造できるという。

ペットボトル飲料を充填・出荷するアセプライン棟

同社によると、かつては外部で製造されたペットボトルを搬入して飲料を充填していたそうなのだが、工場内にペットボトルを完成させる機械を設置したことで、トラックによる搬入回数を7分の1に減らすことができ、環境負荷を軽減できているのだそうだ。ペットボトルの原型となる「プリフォーム」は試験管のような形をしており、金型にセットして空気を強く吹き込むことでペットボトルの形に成型されるという。

金型にプリフォームを入れて空気を押し込むことでペットボトルが完成する

ちなみに、「カルピスウォーター」に使用されるペットボトルは今年3月に17年ぶりのリニューアルが行われ、従来のものよりボトルを高くして中央部を絞ることによって、子供から大人まで誰にでも持ちやすい形状のボトルになった。工場長の和田博文さんによると、このボトルリニューアルに合わせて生産工程も全面的に見直しを行い、新ボトルの生産に対応しているという。「新ボトルは高く細くなり中央部を絞られているほか、8面デザインになったことで底面は丸に近い形状になった。従来の四角いペットボトルよりも格段に製造の難易度が上がっているが、生産能力を維持できるよう工夫している」(和田さん)

■料理の隠し味にも?「カルピス」の多彩な楽しみ方

工場見学の最後には、参加者は希釈タイプの「カルピス」を使って様々な楽しみ方を体験できる「カルピスカフェ」を訪れ、「カルピス」のミルク割りやかき氷に「カルピス」をかけるなどアレンジレシピを実際に作って楽しんだ。「カルピス」と言えば水で割って飲むというイメージがあるが、ミルクやソーダで割ったり、ヨーグルトにかけたり楽しみ方はとても奥が深い。希釈タイプの「カルピス」には巨峰、メロン、マンゴーなどフレーバーも多彩なので、組み合わせるとより一層楽しめるだろう。

「カルピス」の楽しみ方を体験できる「カルピスカフェ」で作ったメニュー

ちなみに、希釈タイプの「カルピス」は飲み物として楽しむだけでなく、調味料として料理の隠し味に使うのも最適なのだとか。例えば、サバの味噌煮の煮汁に少し混ぜてみたり、カレーの仕上げに「カルピス」を入れてみたり、パスタのトマトソースに混ぜたりすることで、味わいがまろやかになったり、味にコクが生まれるのだという。「カルピスは飲み物だけでなく、万能調味料としても最適なのです」(工場長の和田さん)。

記事で紹介しきれなかった「カルピス」の誕生秘話や楽しみ方、料理に「カルピス」を活用する様々なレシピは、ウェブサイトに公開されているのでチェックしてみてはいかがだろうか。私たちに馴染みの深い「カルピス」も、こうして工場を見学すると、製造方法や楽しみ方で知られていない秘密が数多く発見できた。暑い夏に氷をたっぷり入れた「カルピス」を楽しむときに、こうした“トリビア”を少し思い出してみれば、いつもの味わいがより一層深くなるのではないだろうか。

「カルピス」ブランドポータルサイト ( http://www.calpis.info/ )

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