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日本人の働き方が変わる!?キッズウィークとは?【TABIZINE with Kids】

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子連れ旅行やお出かけ、家族や子どもにまつわる世界の話題を特集する夏休み特別企画【TABIZINE with Kids】。

政府の主導によって、「夢のような」連休が新たに作られようとしています。ずばり、キッズウィークですね。先の7月18日にキッズウィークの総合推進会議が官邸の4回大会議室で行われ、議論が深まりつつある議題です。

日本人の働き方と家族の過ごし方を変える!?キッズウィークとは
そこで今回はTABIZINEで親子の旅行を考える特集の一環として、新たに導入されるかもしれないキッズウィークについて紹介したいと思います。

<「親はそう都合良く休みは変えられない」

「大人が休める状況、また、保育が問題ない状態にしてからの導入じゃないと対応できない家庭が多くある」

「休みが増えれば非正規は収入減に直結する」>

(いずれもみずほ総合研究所のプレスリリースより引用)

などと、批判的な声も少なくないようですが、一方で家族のんびりと過ごす時間を持てるかもしれない、画期的な試みとも言えます。お子さんをお持ちの方はぜひともチェックしてみてくださいね。

 

キッズウィークは夏休みの分散と大人の有給取得が鍵

日本人の働き方と家族の過ごし方を変える!?キッズウィークとは
キッズウィークという言葉、あらためてどのような試みなのかをまとめてみましょう。

子どもの長すぎる学校の夏休みの一部を他の時期に分散し、その新たに生まれた学校の休日に、親も有給休暇を取得して家族で旅行に出かけられるようにするといった試みですね。

同じ連休でも、ゴールデンウィーク、シルバーウィークはどこに行っても人だらけ・・・。家族でのんびりするというよりも、家族で疲れて帰ってくるといった側面も少なくありません。

しかしキッズウィークは別物です。分散された学校の休日に親が本当に有給休暇を取れるかどうかが最大の鍵になってきますが、仮に有給休暇を取れたとすれば、日本国民の大半が休みに突入するお盆やゴールデンウィークなどと違って、ゆったりと人気の行楽地で過ごせるようになります。

渋滞も発生せず、無駄に宿泊費も高くなりません。気軽にのんびりと家族旅行を楽しめる、夢のような時間を過ごせるようになるかもしれないのですね。

 

日本人の有給休暇消化率は世界最低レベル・・・

日本人の働き方と家族の過ごし方を変える!?キッズウィークとは
ただ、現状でどの程度の人々が、有給休暇を取得できているのでしょうか。厚生労働省の資料「平成28年就労条件総合調査の概況」の第5表には、労働者1人あたりの平均年次有給休暇の取得状況という項目があります。

その数字を見ると、男性の有給休暇取得率は45.8%。女性は54.1%とあります。半数近くの人が有給休暇を消化できていない状況が明らかになっています・・・。政府としては、まさにこの数字を上げる意味も込めて、キッズウィークをスタートさせるみたいですね。

今後政府は企業や経済団体に強く働きかけ、有給休暇の取得率を今より20%アップさせ、70%までに引き上げるように求めていくのだとか。

「そんなの無理・・・」

という声も聞こえてきそうですが、世界の有給休暇の消化率を比較したエクスペディア・ジャパンの2016年発表の調査によると、日本の50%は世界でもかなり低い方だと分かります。放置していていい問題ではなさそうですよね。

日本と韓国が世界の平均をぐっと下げている側で、ブラジル、フランス、スペイン、オーストリア、香港は100%の取得率、アメリカは80%となっています。

「家族との時間を大幅に犠牲にしてまで、何のために日本人は働くの?」と、筆者は旅先で何度も聞かれた経験があります。

もちろん日本に暮らす外国人にも、繰り返し聞かれてきました。独身のころは鼻で笑っていた問いでしたが、家族を持った今では心に突き刺さる言葉です・・・。

「仕方がないじゃない。有給なんて現実的に無理なんだから・・・」

と思わず考えてしまいがちですが、こうした「仕方がない」という諦めに似た姿勢は、危機に直面したときの日本人の典型的な態度なのだと、『大前研一 新・資本論』(東洋経済新報社)に書いてありました。

日本の無駄に休めない働き方に、ささやかながら切り込もうという試みがキッズウィークです。混雑しない時期に、安く旅行を楽しめる夢のような連休作りの挑戦なのですから、現状でいろいろとハードルがあるものの、なんとか一市民としても実現の方向に協力していきたいですよね。

 

フランスでは国を3分割して長期の休みをずらしているらしい

日本人の働き方と家族の過ごし方を変える!?キッズウィークとは
内閣府の資料を読むと、現状で日本でも夏休みを一部ずらして、キッズウィークのような連休を作っている自治体があると分かります。

ずばり、東京都の渋谷区ですね。区内の学校の夏休みを一部ずらして、10月の連休に合体させ、「秋休み」というまとまった連休を作っているそう。

先ほど有給休暇消化率が100%の国として紹介したフランスにおいては、国全体を3ブロックに区切り、夏休みを地区ごとにずらして、国中で休日が重ならないように調整がされているのだとか。さすがに国家レベルで行うと、効果が出てきそうですよね。

一方で企業においても、有給休暇の消化について効果的な取り組みを行っている例もあるようです。知人のドイツ人が勤める外資系の企業は、年始に各社員が有給休暇を取りたい時期を提出し、その希望を考慮して上司や経営陣が年間の事業スケジュールを調整していくと言っていました。

日本の企業でも、どこか参考にできる部分がありそうですよね。確かに休む直前に「有給休暇ください」とは言いづらいですし、自分だけ休むという状況も気まずいです。

しかし事前に、全員が有給休暇を必ず申請するようにすれば、言いにく雰囲気もかなり解消されそう。自分も休むのですから、他人の休みをサポートするという発想にも各人がなりやすいはず。

もしも何か有給休暇の消化率を上げる試みを探しているという経営者が居たら、参考にしてみてはいかがですか?

 

以上、新たに実現するかもしれないキッズウィークについて紹介しましたが、いかがでしたか? 家族でのんびりと混雑しない観光地を回る旅、考えるだけでも素敵ですよね。それぞれがそれぞれの場所で、実現に向けて動けるといいですね。

日本人の働き方と家族の過ごし方を変える!?キッズウィークとは
 

[キッズウィークによる国内旅行消費創出効果は0.4兆円 – みずほ総合研究所]
[大人と子供が向き合い休み方改革を進めるための「キッズウィーク」総合推進会議(第1回) – 内閣府]
[平成28年就労条件総合調査の概況 – 厚生労働省]
[「世界28ヶ国 有給休暇・国際比較調査2016」  日本の有休消化率、2013年以来3年ぶりに最下位に – エキスペディア]
[All Photos by shutterstock.com]

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