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「おともだちとあそばない!!」夜中に起き上がり泣き叫ぶ娘。突然はじまった夜驚症 by なないお

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f:id:akasuguedi:20170801223613j:plain 前回のエピソード:3歳半健診の視力検査にひっかかった娘。じっとしていられず眼科を追い返されてしまった! by なないお

幼稚園が終わった後の園庭開放のことでした。

娘「母さん、これしてあそぼ!」

母「お友達と一緒にあそんでおいで。ほら、あそこで長なわとびやってるよ」

娘「いやだ!母さんとあそぶ!」

いつも娘は私と一緒に遊びたがりました。公園で一緒に遊ぶのはいつものことですし、せっかく幼稚園なのでお友達と遊んで欲しいと思っていました。

クラスの子「(娘)ちゃん、一緒におにごっこしよう」

娘「やらない」

母「ほら、せっかく誘ってくれているんだから行っといで!」

娘「母さんとあそぶの!」

幼稚園に入る前の娘は、公園で同じ年頃の子を見つけては自分から声をかけ一緒に遊ぶ子でした。アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム)の診断はもっていますが、とても明るく積極的な子です。

幼稚園に入った当時も自分から声をかけ一緒に遊ぶ姿も見ていたのに、いつのまにやら友達と遊ぶことを拒むようになったのです。

娘が友達を拒むようになった原因

後々娘と話していて気が付いたことは、人と関わることはとても大好きなのですが、一対一の付き合いをしたいようです。ところが幼稚園で集団生活になってくると、自然とグループができたり、お友達同士の取り合いのようなことがおきてきます。

みんなで家族ごっこ(おままごと)をしても、自分のやりたい役になれない、複数の人に合わせるのが難しい、それですぐに離脱してしまう。

仲のよい子が出来ても、その子を気に入っている他の子にいじわるをされた。そんなことが繰り返しおきてくる中で、娘は誰かと遊ぶより一人で好きなことをしていたほうがいいと結論付けてしまったようです。ADHD(注意欠陥多動性障害)もあるため興味があちこちに飛び散り、人にあわせているよりも自分の興味だけで行動するのが楽だというのもあったと思います。

自閉症スペクトラムは社会性やコミュニケーションに困難を抱える障害です。

積極的な娘でも人付き合いの中の困難はでてくるだろうと思っていました。

それでも人は全く一人で生きていくことはできません。少しでも人と関わっていく練習をしてほしい。そう願って私の目の届くところではできるだけ周りの子と関わるよう促していました。

突然はじまった夜驚症

そんな日が続く中、夜中に突然娘が起き上がり叫び始めたのです。

「おともだちとあそばない!あそばない!あそばない!!!!」

驚いて娘の名前を呼び「どうしたの?!」と声をかけてもこちらには反応がありません。

「いやー!!!いやいやいやーーー!!!」

「痛い!痛い!」

自分の手を一生懸命さすっています。腕に怪我などありません。落ち着かせるために抱っこしようとしても拒否をします。ただの寝言や夜泣きとは明らかに様子が違う。この子はおかしくなってしまったのではないか。どうしようと慌てていると、ことっと眠ってしまいました。10分程度の出来事でした。

それから週に数回は同じように夜中に泣き叫ぶようになりました。娘の言葉はいつも同じです。「おともだちとあそばない」

思いつくのは私が友達と遊ぶよう促していたことです。おそらく娘にとってこちらが想像する以上のストレスだったのだと思います。夜驚症の原因ははっきりとはしていないようですがストレスも関係しているという話もあります。発達障害の療育のため、児童精神科に定期的にかかっていたので相談もしました。

それからは、お友達と遊んでおいでと勧めることは一切やめました。集団の中にいても自分ひとりで行動し苦とせず楽しめていること、それも彼女なりに見つけたひとつの適応なのではないかと考えるようになりました。

そうしているうちに半年ほど続いた夜驚症もなくなりました。

その後の娘

幼稚園や小学校でもこの経緯を話し、設定のあるとき以外の自由時間に無理にグループにいれたり関わらせようとしないで欲しいとお願いしていました。

先生方はひとりでいることがあっても排除されないクラス作りと、絵や工作など娘の得意なことを紹介して、娘の周りに人が集まってくれる工夫をしてくださいました。

2年生の時にクラスが二つのグループに分かれていて「どっちにはいるの?」と聞かれたらしく「どっちにも入らない」ときっぱり答えたそうです。それでも「変わってるね~」で笑って済ませてくれたクラスでした。

おかげさまで娘は自分が苦痛にならない程度に人と関わりつつ、自分のペースで過ごすことができていました。

小学校の高学年になって、自分の周りが見えるようになってきたのか、友達がいないのが寂しいと思うようになったらしく、自分から気のあいそうな人に声をかけるようになり少しずつグループにも参加するようになりました。6年生になった今では友達と休み時間を一緒に過ごすようになっています。

当たり前のことですが、子供も大人と同じくひとりひとり違うもの。同じでないことが決して悪いことではありません。その子の育つペースを見守ることも大事だなぁと思った出来事でした。

発達障害は発達しない障害ではなく、少し人とはペースの違う発達をするだけなのです。社会性やコミュニケーションは人より遅いといえども、彼女なりのポジションを見つけつつ育っていっていると思っています。 関連エピソード:悪い夢から息子が戻ってこない…? 毎晩、見守る側も恐怖だった「夜驚症」

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著者:なないお

年齢:49歳

子どもの年齢:娘11歳、息子9歳

発達障害を持つ子供たち二人を育てるシングルマザー。乳がんを患い治療中。頭の中をTwitterに垂れ流しながら復活の呪文をとなえています。

娘:明るくスパイシーなアクセル全開系女子。ADHD(注意欠陥多動性障害)、アスペルガー症候群。

息子:おだやかで刺激に弱いダジャレ数学少年。自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)

ブログ【うちの子流~発達障害と生きる】URL:http://nanaio.hatenablog.com/

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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