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初公開モデルも! ユニークすぎる「au Design project」コンセプトモデルたち

「au Dedign project」(以下aDp)15年の歴史を振り返ると20モデル以上のデザインケータイが世に送り出され、発表のたびに驚かせてくれたものだ。しかしその裏には、製品として実現しなかったものも含め、30を超えるコンセプトモデルが存在する。いま振り返ってみると、そのデザインもコンセプトも、「ユニークすぎる!」モデルもある。

「すべてなんらかの形で製品化することを見据えて開発しています。コンセプトモデルが製品化できなかったことの背景には、技術的な制約で実現不可能だったものや、開発が途中で中止されたもの、時期が早すぎたものなど、さまざまな理由があるんです」

こう語るのは、KDDIプロダクト企画本部の砂原哲。今回aDpの数多いコンセプトモデルのうち、とりわけユニークで斬新なアイデアを盛り込んだ未発売モデルを紹介していこう。

「使いやすい」だけが、いいユーザーインターフェースではない


「sorato」(デザイン:森本千絵 )

sorato」は、2007年の「ケータイがケータイし忘れていたもの 展」で発表されたコンセプトモデルだ。「使っている時間」以上に「一緒に過ごしている時間」のほうが長いケータイと人が、共有する時間をデザインする・・・・・・というコンセプトが示された。

「当時、“歩きケータイ”が社会問題になっていました。もっと空を見上げてほしい、という思いも込めています。常に空が映し出され、天気や時間の変化もリアルタイムで反映される。メールは鳥が運んできてくれます。製品化はできませんでしたが、後年『INFOBAR A01』にsoratoのアプリを搭載しました」


「ヒトカ」(デザイン:森本千絵 )

同じタイミングで発表された「ヒトカ」(07年)は、ケータイが道具という存在を超えて親友のような存在に変わるためのコンセプトモデル。ケータイの中に人が住んでいる、というユニークなユーザーインターフェイス(UI)のアイデアが盛り込まれている。

「ケータイの擬人化がコンセプトです。画面に表示された人がいちいち体を動かしてボタンを押してくれたりするんです。ダンスカンパニー『コンドルズ』を主宰する近藤良平さん自身が“中の人”で、面白い動きをしてくれるんですよ」


「actface」(デザイン:チームラボ)

actface」(07年)は、チームラボの猪子寿之氏が手がけたもの。二つ折りのボディは重なるように2面ディスプレイが配された。「PLAY」「Rhythm」のふたつのUIがあり、「PLAY」はケータイを使っていくごとに、だんだん町が発展していくという仕掛け。「Rhythm」は、透明なボタンを押すとリズムに合わせて水墨画が描かれる。

「なにかを成し遂げるためにつくられるUIは、機能性や合理性を重視しています。左脳的で合理性の強い西洋的アプローチなんですね。そこで日本的なUIはなにかと考えたときに、たとえば茶の湯ではお茶を飲むことよりも、たてるプロセス自体を大切にする。actfaceは操作する“行為”自体を楽しむ日本的な感性のユーザーインターフェースの提案です。またタッチパネルの上にドーム状のボタンを置くことで、ボタンを見ないでメールを高速に打つという身体性を残しているんです」

楽器に変形! ソーラーパネルが展開! 奇想天外なケータイたち

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