ビジネス書10000冊を読破した読書家が、“仕事と人生”に悩む若者へアドバイス

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ビジネス書10000冊を読破した読書家が、“仕事と人生”に悩む若者へアドバイス

学生から社会人となったばかりの若手社員にとって、環境の変化や人間関係、仕事のことなど悩むことは多いはずだ。

壁にぶつかったときに参考になるのが本。先人たちの知見はその壁を乗り越えるための力になる。しかし、本を読む時間がない、悩みにすべて答えてもらうには何冊も本を読まないといけない…という人もいるだろう。

そんな入社3年目までの若手社員に読んでほしいのが『入社3年目までの仕事の悩みに、ビジネス書10000冊から答えを見つけました』(大杉潤著、キノブックス刊)だ。

本書の著者である大杉氏は、年間約300冊のビジネス書を35年間読み続けた、ビジネス書の“プロ”というべき存在。これまで、累計10000冊以上を読破した知見を活かし、合計37の問いに最も効果的な解決策が身につくビジネス書を4冊ずつ挙げ、そのフレーズを紹介しながら、解説を加えるという内容だ。

では、どのような質問に答えているのか? 本書からいくつか挙げていく。

■これからのキャリアの作り方をどう考えればいい?

入社数年間は毎日の仕事をこなすことに精一杯で、自分の強みや専門性、将来について不安を感じることもあるだろう。そんな不安に対して著者はまず、『その幸運は偶然ではないんです』(J.Dクラボルツ、A.Sレヴィン著、ダイヤモンド社刊)の一節を紹介して、方向性を示している。

『その幸運は偶然ではないんです』では、人生には予測不可能なことが多いため、結果が分からないことも行動を起こすことがチャンスを切り開くことにつながると述べられている。

人生は偶然の連続で成り立っている。同じようにキャリア形成も偶然によって大きく左右されるだろう。その、偶然をチャンスとして活かせるかどうかは、準備と心構え次第。行動を起こしてチャンスをつかみ取る準備を常にしておくことが大切なのだ。

■いろんな自己啓発本を読んだが、何も変わらない…。

悩んだ時に自己啓発書を読む。しかし、そう簡単に状況は変わらない。夢を実現するためにはどうすればいいのか。大杉氏は、投資家・経営コンサルトの本田健氏の『決めた未来しか実現しない』(サンマーク出版刊)の言葉を引用し、その方法を説明している。

本田氏は17歳の頃から世界中のあらゆる「成功法則」を学び、試行錯誤し、成功をつかんできた。そして。現在では成功法則に関する本を数多く出版している人物だ。

そんな彼は偶然を意図的に引き寄せ、それをうまく活かすことで、願望を実現すると述べている。

そのポイントは、楽しくてワクワクすることを追いかけることと著者。迷ったら楽しいと感じる方を選んですすんでみるという行動を取ることが夢の実現に近づくのだ。

仕事や人間関係のために、ビジネス書や自己啓発本を読みたいけれど、何から読んでいいのかわからない。そんなとき、本書を読んでみるのはどうだろう。本書で挙げられている中で気になった引用文の本を手にとってみるのもいいかもしれない。

(新刊JP編集部)

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