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【FYF Festライブ・レポート】ソランジュ、知的なムードが漂う計算し尽くされたステージ

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【FYF Festライブ・レポート】ソランジュ、知的なムードが漂う計算し尽くされたステージ

 現地時間2017年7月21日~23日にかけて米カリフォルニア州エクスポジション・パークにて開催された【FYF Fest 2017】。ここでは、ビョーク、ミッシー・エリオット、フランク・オーシャン、そしてナイン・インチ・ネイルズがヘッドライナーを務めた同フェスのBillboard JAPAN特派員による最速レポートをお届け。今回は、3日目に出演したソランジュのライブ・レポートを紹介する。

ソランジュ ライブ写真(全3枚)

 ステージ後方に白幕があり、その中央に赤丸が印象的なシンプルなステージに定刻を少し押して左からドラム、トロンボーン、トランペット、2名の女性コーラス、ギター、ベース、キーボードのバンド・メンバーが登場。昨年リリースし大絶賛されたアルバム『ア・シート・アット・ザ・テーブル 』と同じ冒頭「Rise」の演奏でソランジュが大歓声の中、バンド・メンバーと同じく真っ赤な衣装で現れた。

 コーラスの2名と揃ってステージサイド上手側に体を向けて1曲目は歌っていたが、次の「Weary」からはオーディエンス正面に向き直し、リズムに合わせてソランジュとコーラス3人で交互に頭を下げるという決して激しくはないが緻密に計算された動作、パフォーマンスであることがわかる。「Cranes in the Sky」のイントロではさらに一層オーディエンスからの歓声が響き会場をその優しいヴォーカルで包み込んでいた。「Some Things Never Seem to F*****g Work」のラストではキーボード以外はステージ上手側に一列に並んで全員で簡単な踊りを披露。続く「F.U.B.U」では約20名のホーン隊が登場するという演出「T.O.N.Y.」「Junie」「Losing You」ではこれまでのコントロールされていた演奏から弾けた躍動感が際立っていた。

 その後、一旦メンバーがステージを去り再登場後、「Don’t Touch My Hair」を演奏し、最後はソランジュがバンド・メンバーの方を向いて、「Rise」のアウトロを指揮者のように指示しながらライブは終了。アルバム『ア・シート・アット・ザ・テーブル 』からの楽曲をメインに『True』からもバランス良く組み立てながら、振り付け、衣装、プロダクションすべてをキュレーションするソランジュの計算し尽くされたパフォーマンスは派手な演出のエンタテインメント・ショーというよりもアカデミックで知能的な手作り感が伝わるステージだった。

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