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地球温暖化から“人工礁”でサンゴ礁の生態系を守れ!国際的なプロジェクト進行中

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二酸化炭素の増加により、地球温暖化が世界的な問題になっており、その影響は海中まで及んでいる。サンゴや海藻類の死滅が進み、海中の礁の生態系にも変化が起きてしまっている。

岩礁を形成するサンゴモは独自の炭酸カルシウム構造をもっており、サンゴと似たような生態系の役割を果たしている。しかしサンゴと同じく、地球温暖化や海の酸性化により、死滅の危機にさらされている。

・シリコンエラストマー製の“人工礁”

イギリスのUniversity of PortsmouthのFederica Ragazzola氏らのチームでは、この問題に取り組むため研究を続けており、人造のサンゴモから成る人工礁を作成して、地中海の海中に配置する取り組みをおこなっている。

“人造サンゴモ”は無毒性のシリコンエラストマー(ゴム弾性をもつ素材)でできており、エポキシ樹脂製の葉状体をもち、透明の樹脂をつかって岩に固定する仕組みになっている。この“小型礁”は直径10センチメートルで、20の葉状体をもつ。

全部で90ある小型礁のうち、最初の人工礁はすでに、イタリア国内の自然自生のサンゴモの付近に設置。残りも来年中に配置をしていく意向だ。

・本物のサンゴ礁の代替品として

人工礁が本物のサンゴモやサンゴの代替品として岩礁付近の生態系維持のために機能することが証明されれば、万一自然のサンゴが死滅した場合も、周辺の生体環境は保持できる。

チームでは、生体分解性のあるプラスチック素材を活用することで、岩礁の生態系が整うに従って、徐々に人工礁が消失し、自然の岩礁構造だけが残るような方法にも期待を寄せている。

このプロジェクトには、イタリアの“National Research Council”“Italian National Agency for New Technologies, Energy”などがパートナーとして協賛。世界の生態系に貢献してくれるかもしれないプロジェクトに期待がかかる。

University of Portsmouth

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