リハビリ患者の負担を軽減!センサーベースのアーム治療システム「ArmeoSenso」に注目

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リハビリというと、専門の理学療法士の下、厳しいプログラムを黙々とこなすイメージがある。その概念を根底から覆しそうなシステムが登場。センサーベースのリハビリ治療ソリューション「ArmeoSenso」をご紹介しよう。

「ArmeoSenso」は、スイスを本拠地とする運動療法器具の世界的メーカー、HOCOMAが開発。腕のリハビリに役立つスマートシステムで、軽度から中度の障害を持つ患者のために製作された。

・ゲーム感覚で楽しくリハビリ

「ArmeoSenso」のリハビリは、センサーストラップと3D映像のセットで行われる。使い方は簡単だ。腕の2か所(手首と上腕部)にセンサーストラップを巻き付け、映像に従って腕を動かすだけでいい。映像は、さまざまな作業工程を映した3Dのアニメーション。ユーザーが手を動かすと、センサーが稼働し、画面の中で作業が行われるようになっている。

作業といっても、内容はゲームのようなもの。棚にバナナやりんごを並べたり、海に浮かぶ足場で宝を探したりする。楽しみながらリハビリできるので、患者側を飽きさせず、長時間の訓練が可能だ。

・四十肩、五十肩の改善にも役立つ!?

腕が動くようになったら、次のステップへ。オプションのハンドモジュールで負荷をかけ、さらに作業をこなしていく。このハンドモジュールは、Augmented Performance Feedback演習との対話が可能。

重量の調整やトレーニングのフィードバックなど、さまざまなサポートを受けることができる。

医療関係者からも高い評価を得ている「ArmeoSenso」。臨床試験も無事終了し、現在はホームページで先行予約を受け付けている。四十肩や五十肩といった筋肉の硬化による症状にも役立ちそうなので、日本でも展開してほしいところだ。

ArmeoSenso

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