渡辺貞夫も毎年訪れる伝説のジャズ喫茶とは?

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渡辺貞夫も毎年訪れる伝説のジャズ喫茶とは?
J-WAVEがいま注目するさまざまなトピックをお届けする日曜夜の番組「J-WAVE SELECTION」。7月23日のオンエアでは、渡辺祐をナビゲーターに、日本独自の文化「ジャズ喫茶」に注目。日本で最も有名なジャズ喫茶と言っても過言ではない、岩手県一関市にある「ベイシー」のオーナー、菅原正二さんにお話を伺いました。

1970年に開店したジャズ喫茶ベイシーは、「音が凄い」と47年経った今も全国のジャズファンが訪れています。そんなベイシーの店主、菅原さんは、1942年岩手県生まれ。早稲田大学在籍時に早稲田のビッグバンド「ハイソサエティーオーケストラ」でバンドマスターを務め、故郷の一関にベイシーを開業しました。レコードでジャズを聴く魅力について「落ち着いて、一人でじっくり冷静に聴ける。ライブだと演出で騙されることもありますが、レコーディングされたものは良さが判るんです」と語る菅原さん。「どうして東京で店をやらないのか?」と聞かれることもあるそうですが、これについては「どこにいてもレコードは世界最高のものが聴けるから。場所とかあまり関係ないですよね」と答えていました。

「僕は先の心配をしないタイプで、闇雲に好きなことを続けていればいいだろうとこの店を続けてきたけど、やってこれたのは奇跡ですよね(笑)」と分析していらっしゃいましたが、お店を続ける理由について伺うと…

「すごい時代があって、その時代が終わる縁を僕らの年代は歩いてきたんです。ジャズも、セロニアス・モンクもサッチモ(ルイ・アームストロング)も生で観てるし、カウント・ベイシーは一緒にエビフライ食べた仲だし、だから僕は縁のちょっと上で、次の世代への語り部みたいなことをやってるのかなと思います」(菅原さん)

番組後半では、毎年ベイシーでライブをしている渡辺貞夫さんにその魅力を伺いました。まず、ベイシーの音について「ミュージシャンの息づかいが聞こえてきた」とその衝撃を語る渡辺さん。「僕たちのライブの前に、ベイシーバンドやコルトレーンがステージの前にすごい音で鳴らされてるから、参ったなあって(笑)。彼ほど音に拘っている男はいないんじゃないですか。彼はLPを通して、あそこに来たお客さんにアーティストの音をタッチさせている。彼のような男がいて嬉しいです」(渡辺さん)

最後に菅原さんに、レコードを「演奏」し続けることについて伺うと、「音を聴いていろんなことを妄想するのが面白い。たとえ間違っていても一向に構わない。妄想が素晴らしんです」と語りました。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「J-WAVE SELECTION」
放送日時:毎週日曜 22時−22時54分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/jwaveplus/

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