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【FYF Festライブ・レポート】フランク・オーシャン、プロ根性をのぞかせた斬新かつインティメイトなステージ

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【FYF Festライブ・レポート】フランク・オーシャン、プロ根性をのぞかせた斬新かつインティメイトなステージ

 現地時間2017年7月21日~23日にかけて米カリフォルニア州エクスポジション・パークにて開催された【FYF Fest 2017】。ここでは、ビョーク、ミッシー・エリオット、フランク・オーシャン、そしてナイン・インチ・ネイルズがヘッドライナーを務めた同フェスのBillboard JAPAN特派員による最速レポートをお届け。今回は、2日目のヘッドライナーを務めたフランク・オーシャンのライブ・レポートを紹介する。
 
 約3年ぶりのパフォーマンスをデンマークの【ノースサイド・フェスティバル】で行ってから、4度目となるパフォーマンスとなった【FYF Fest 2017】。花道の先、オーディエンスに囲まれた半径2メートルぐらいの小さなステージにはミラーボールとアンプ、キーボードなどの機材が並ぶ。定刻10分ほど遅れて「Pretty Sweet」のSEでスタート。オーディエンスをぐるりと360度囲むように配置されたスピーカーと照明が映画館のよな音響・照明効果に期待値が最大になったところで、こちらの小さなステージにヘッドフォンを装着したフランク・オーシャンが登場し、「Solo」からスタート。

 カメラ2台で撮影される映像がメイン・ステージのスクリーンに映し出され、メインの映像には数字やカメラの詳細が表示されていて、彼のこだわりが現れていた。キーボードで「Be Yourself」を演奏し、その流れで「Good Guy」ではキーボード、ギター2名、ベースのバンドメンバーが加わり、ドラムレスだが非常にクリアでヴォーカルを下支えするような演奏だった。この曲では思い描いたように演奏できず、2回やり直すことになり彼の完璧を求める性格が表れていた。「Self Control」では美しすぎるギターの音色とサビ部分“I, I, I Know you gotta leave, leave, leave”が前述のスピーカーから様々な方向から流れる効果でフランクの優しいヴォーカルに包み込まれるような錯覚を感じマジカルな瞬間だった。

 「Close to You」のカバーでは悲しげな表情をしながら携帯電話で話すという演技のためにブラッド・ピットがステージ横に登場するサプライズ。続くライブ初披露の「Only You」はディスコ調で踊りたくなるほどアップビート。「Thinkin Bout You」では見事なファルセットを披露。ラストの「Nikes」ではスクリーンに歌詞が表示され、カラオケのように歌詞の進行を表示させるアイコンがキティーちゃんという茶目っ気。フェスティバルのヘッドライナーというと、いかに凄いプロダクションでハイテクの照明や映像というのが常識だろうが、このミニマムでオーディエンスと近い演出、演奏の仕方はこれまでのヘッドライナーの考えを覆す斬新な発想だった。ステージの端ではマックを操作する人という役の出演者もいて、バンドはフランクを囲む配置でまるでリビングルームで繰り広げられるプライベートな演奏を覗いているようなセッティングで80分の超貴重なライブだった。

◎公演情報
【FYF Fest 2017】
2017年7月21日~23日
米カリフォルニア州エクスポジション・パーク
INFO: https://fyffest.com

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