ロボットと人間の共同作業を可能に!現場を離れずに休めるウェアラブルチェアをスイスの企業が開発

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工場のオートメーション化が本格する昨今。作業現場へのロボット導入も、当たり前のように行われている。

ここで問題となるのが、人間の労働者たちとの足並みをどうそろえるか。彼らはロボットのように、休みなしで働くというわけにはいかない。時には休憩を取り、同じ姿勢が続かないよう、体の使い方にも気を配る必要がある。

・人間工学に基づく外骨格型ウェアラブルチェア

こうした課題を解決するため、スイスのスタートアップnoonee社は、人間工学に基づくウェアラブルチェアを開発。現場を離れず、その場で座って休むことができる画期的なデバイスだ。

チェアは、着用する人の体格や履いている安全靴に合わせて、フレキシブルに設定可能。一度装着したら、あとの動きは自由自在。座りたいときは、背面のスイッチをオンにすれば、外骨格が自然に折り曲がり、座位を保つことができる。作業を再開する場合は、スイッチを切り替えるだけでいい。骨格全体が軽量のため、歩行を妨げられることもない。

・ロボットと人間との共同作業で生産ラインを最適化

Noonee社は、人間と機械との労働バランスをいかに保つかを課題に、本品の開発に臨んだ。チューリッヒ工科大学の協力の下、製作を開始。試行錯誤の末、たどり着いたのがポータブルかつ柔軟性のある、このメカトロニクスユニットだったという。

同社の最終目標は、本国のみならず海外のあらゆる工場に、本品を供給すること。自動化に十分適応するよう、人間の労働力の価値を上げ、生産ラインの最適化を図りたいと語っている。人間にだって、まだまだできることはある。近い将来、それを証明してくれるに違いない。

Noonee

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