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【ORESAMA】 テーマとしてあったのはおもちゃ箱

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前作「ワンダードライブ」で新たなファンを獲得し、そのカラフルな世界観がポップスフリークたちの間で話題となっているORESAMA。アニメ『魔法陣グルグル』OP主題歌の「Trip Trip Trip」にふたりがかけた音楽の魔法について語ってもらった。
L→R ぽん、小島英也 (okmusic UP's)
──前作「ワンダードライブ」から約2カ月という短い期間でのリリースですが、「Trip Trip Trip」は間奏でテンポチェンジがあったり、ワルツアレンジになるパートでチェンバロのような印象的な音が鳴っていたりと、前作よりも全体的に仕掛けが多めの曲に仕上がっていますね。
ぽん
「『魔法陣グルグル』という作品に対してのふたりの共通したイメージがおもちゃ箱だったので、そのテーマに沿って制作がスタートしました。」
──前作の取材時に曲は頭から作ると言っていましたが。
小島
「はい。これも頭から1サビまでの89秒尺(アニメのオープニング部分)が出来上がって、“さぁ、ここからどうしよう?”って先を考えました。アニメを観た人がCDを買ってフル尺を聴いた時に“あぁ、こんな感じだったんだ!?”って感じてもらえるようにしたかったから、89秒後に急に質感を変えてみたり、2番のAメロもちょっと違うメロディーにしたり、さらには3拍子のリズムになったりと、1曲の中で展開が目まぐるしく変わる作りになっています。僕なりに、テーマをそういうことで表現できたらいいなと思いながら作っていった曲です。」
──頭サビで始まりますが、ORESAMAの曲は冒頭に印象的なメロディーがあるものが多い気がします。
小島
「僕は聴いて10秒ぐらいで、その曲を好きになりたいんですよ。だから、作る時に頭から印象的な歌やフレーズを入れるってことはよくやるんですけど、今回の曲はアニメのオープニングとしては頭サビが長いと思うんです。でも、それはワクワク感を表現するためで、長い頭サビから段々と煽ってイントロに持っていくっていう手法を使うことで新しい表現をするという、自分の中でのチャレンジでもありました。」
──歌詞はアニメの内容から広げた感じですか?
ぽん
「主題歌のお話をいただいたあとで改めて原作を読んで、その時にまずヒロインのククリちゃんの輝きってすごいなって感じたんですよ。彼女が新しい世界へ飛び出していくキラキラ感が眩しくて、ククリちゃんは何歳になってもそのままでいてほしいなと思ったんですけど、それってよく考えたら私たちも一緒なんですよね。何かを始めたり、何かに飛び込んでいく時のワクワクとかドキドキとか、そういうときめきを私も忘れずに持ち続けてずっと走っていきたいって思ったので、そこをテーマに歌詞は書き進めて、“魔法”と“光”という言葉を入れるのは自分的にマストでした。『魔法陣グルグル』は家にビデオがあって、昔勉強をするふりをしてよく観ていたんです(笑)。別の世界に連れ出してくれる感じとか、何回観ても声を出して笑ってしまったりするところとか、私自身すごく楽しませてもらっていた作品だったから、お話をいただいた時は本当に嬉しくて…でも、逆に緊張して“どうしよう”とも思ったんです。今回は曲のタイトルも私が付けていて、『魔方陣グルグル』の旅って小さな旅の積み重ねみたいだなと。魔王ギリを倒すっていう大きな目標があって、それに向かってひとつひとつ目的のある旅を繰り返していくんですけど、それはORESAMAがよりたくさんの人と楽しめる音楽と踊れるライヴっていう目標に向かってリリースを重ねていることにも近いものがあるなと感じたので、私たちもどんどん旅を繰り返して目標に近付いていけたらいいなっていう願いを込めて“Trip Trip Trip”というタイトルにしたんです。」
──歌声にもそういう想いが反映されている感じですか?
ぽん
「そうですね。『魔方陣グルグル』のパーティーって基本的に子供たちだからワクワクやときめきの透明度が高いように思うんです。だから、私の中の一番純粋な部分で歌うように心がけてレコーディングしました。」
──カップリングの「耳もとでつかまえて」は小島さんが好きなナイル・ロジャースっぽいギターリフが印象的なアーバンソウルナンバーですね。
小島
「これはe☆イヤホンさんのハイレゾプレイヤーとのタイアップ曲だったので、それを想定して作りました。やさしい歌だけどちゃんとビートがあって、ローがしっかりと出ていながら、なおかつカッコ良い曲っていう構想から入っていったら、自然とソウルやヒップホップ的なビートの上にきれい目の楽器を散りばめたいなって考えになって。イヤホンで聴いてもらえると楽器が左右に揺れていたりとか、ブレスがものすごく近い位置になっていたりとか、耳元で囁かれる経験ができる曲になっています。」
──3曲目の「空想フライト」はディスコアプローチのトラックに空想で世界を旅する歌詞が乗った、楽しい楽曲ですね。
小島
「これは『ESPRIT JAPON』という日本の文化を紹介するTV番組で使っていただいている曲で、海外でも放送されるんです。なので、ORESAMAの曲に日本の要素を足したらどうなるかっていう挑戦で、自分の好きなディスコ的なテイストにイントロで琴、三味線、小鼓という雅楽的な楽器の音を入れてみました。」
ぽん
「歌詞は音源をもらった時に日本風な香りがしたので、ここに日本のことを乗せたら面白くないなと思ったんですよ。それで世界旅行の歌詞にしました。旅行って計画している時が一番楽しいじゃないですか。だから、いろんな雑誌やパンフレットを集めてきて、自分が行きたいと思う場所やもう1度行ってみたい場所をうわーっ!と書き出してから歌詞を作ったので、あそこに行きたい、ここにも行きたいっていう私の願望が全て入っています(笑)。」
小島
「この曲は海外の人にも聴いてもらえるから、その人たちがどういう反応をするのかもちょっと気になりますね。」
──そこから海外ライヴのオファーが来たりとかするかも!
ぽん
「わーっ! それいいですねー。」
小島
「そうなったら理想的ですよね。」
取材:山村哲也
シングル「Trip Trip Trip」
2017年7月26日発売

Lantis

LACM -14622

¥1,200(税抜)

※三方背スリーブケース(描き下ろしイラスト)
『GIRLS DON’T CRY vol.4 ~Trip Trip Trip~』
7/26(水) 東京・Shibuya WWW

w)SHE IS SUMMER、ボンジュール鈴木
ORESAMA
オレサマ:渋谷から発信するふたり組ユニット。ラブコメやディスコといった“バブル”カルチャーを“憧れ”として取り込み、80s’ディスコをエレクトロやファンクミュージックでリメイクしたミュージックを体現! その新感覚はイラストレーターうとまる氏のアートワークやミュージックビデオと相乗効果を生んで新世代ユーザーの心を捉えている。

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