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就活せず。周りから「現実逃避だ」と言われても、この道を目指した――勝率9割の“プロギャンブラー”のぶき氏がこの仕事を選んだワケ

大学卒業後、ギャンブラーとして15年間、世界をさすらいながら生きてきた男がいる。

勝率は神の領域と言われる9割。出入り禁止となったカジノは数知れず。そんな破天荒な人生を生きる男の名はプロギャンブラー・のぶき。ギャンブルで勝ち続けるために必要な思考力、決断力、行動力はそのまま仕事や人生で成功するために必要不可欠な要素だ。事実、のぶきさんの元には様々な企業や学校、団体から就職や転職、ビジネスをテーマとした講演依頼が殺到している。今回は自らの人生を振り返りつつ、そこから得た、仕事や人生で勝ち抜くためのメソッドや人生の岐路に立った時の後悔しないための選択法などをたっぷり語っていただいた。f:id:k_kushida:20170630153438j:plain

のぶき(本名:新井 乃武喜)

1971年、東京都出身。大学卒業後、25歳の時にプロギャンブラーを目指して単身アメリカへ渡り、修行を開始。2年後、無敵のプロギャンブラーとなりラスベガスをはじめとする世界中のカジノを周遊。ギャンブルの世界では神の領域とされる「勝率9割」を達成。ギャンブルだけで生活し続け、15年間で世界6周、今まで訪れた国は82ヵ国におよぶ。現在の主な活動はプロギャンブラー人生で得た経験や生き様を伝える講演や、『日刊SPA!』や『Lifehacker』での記事執筆、メディア出演など。著書に『勝率9割の選択』(総合法令出版)、『ギャンブルだけで世界6周』(幻冬舎)がある。 Facebook ブログ

就活はせず、起業を目指すことに

──まずはのぶきさんがプロギャンブラーになるまでの経緯から教えてください。学生の頃はどんなことを考えていたのですか?

小学校を卒業後、両親に暁星国際学園という全寮制の学校へ入れてもらいました。なので、中学から親元を離れて寮生活です。高校時代は学校で習うことに価値を見い出せなかったので、全然勉強しませんでした。古典や英語がこの先の人生で何の役に立つのかと。また、勉強しすぎると人為的に作られたロボットのような人間になってしまうとも気づきました。とはいえ、親孝行として大学は卒業すべきと思っていました。けれども、価値の見いだせない勉強にやる気も起きず、偏差値が毎年10ずつ落ちていき、2浪してようやく大学に入りました。

大学時代は、2浪もしてしまったし、親に生活費は自分で稼げと言われたので、バイト三昧の4年間でした。大学3年生の時、月40万は稼いでましたね。

──大学当時は、将来どんな仕事に就きたいと考えていたのですか?

自分は何をやりたいんだろうと考えていましたが、なかなか答えを見い出せないでいました。ただ、仕事選びで印象に残っている出来事がいくつかあります。1つは、大学1年の時に親友が大道芸人になりたいと言い出したことがあったんですね。驚いたのですが、仕事って何やってもいいんだなと固定観念が壊され、視野が広がって、仕事の選択肢が一気に増えました。それまではサラリーマンになって、社長を目指そうとしか考えてなかったので。

もう1つは大学3年生の時、サラリーマンになった寮時代の友人がうつ病になって会社を辞めたことです。この話を聞いた時、会社にも入った人が幸せになるいい会社と不幸になる悪い会社があるんだなと感じました。でも会社は入ってみなければ本当のところはわかりません。だから悪い会社に入る可能性があるなら、最初から就職しないで起業しようと決意したんです。それからさらにバイトを増やし、独立資金のためにもっとお金を稼ぐことに注力しました。最高記録は4つかけもちで月80万です。それこそ朝から翌朝までがむしゃらに働き、卒業して1年後には1000万円貯まりました。

──就職活動は?

一切してません。

──ではすぐ起業したのですか?

いえ、バイトの1つに某放送局の営業の仕事があったのですが、「就活せずに起業します」といったら、社員よりも営業成績がよかったので、「特例として、大学在学中から準社員として働いてくれないか」とスカウトされたんです。卒業後は入社の道もお誘いいただいたのですが、この会社でずっと働きたいと思ってなかったので辞めました。

卒業旅行がきっかけで、ギャンブルと出会う

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