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ガガガSP コザック前田×スタークラブ ギグ本谷 – the Homeground 第20回 –

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ライヴ活動を行なうアーティストの拠点となるライヴハウス。思い入れ深く、メンタル的にもつながる場所だけに、アーティストとライヴハウス、それぞれの目線から出会いや第一印象などを語ってもらった。もしかしたら、ここで初めて出る話もあるかも!?
 (okmusic UP's)
ガガガSP
ガガガスペシャル:1997年、地元神戸にて結成。フォークをパンクというフィルターに通し、まったく新しいかたちのパンクを誕生させ、2000年にシングル「京子ちゃん」で衝撃的なデビューを果たす。その後、驚異的なスピードでパンクキッズたちの心を掴み、02年にシングル「卒業」でメジャーデビュー。一気にシーンの中心に躍り出る。07年には自己レーベル『俺様レコード』を設立、08年にはガガガDX名義でのカバー「にんげんっていいな」(日産セレナTVCM)が着うた100万ダウンロードを記録し話題に。10年から地元神戸にて1万5,000人を集める野外フェス『長田大行進曲』を開催するなど、常に音楽シーンの中心で精力的な活動を続けている。
Guest:コザック前田(歌い手)
本谷さんがいなかったら“神戸のガガガ”にはなってなかった

──結成20周年を記念して、新曲と再録の楽曲を収録した『オールタイムベスト〜勘違いで20年!』を5月にリリースしましたが、20周年を改めて振り返るといかがですか?
「僕のバイオリズムがその時によって違うんで、本当にメンバーに感謝している限りです。結成当時は血相変えてやってましたねぇ…。いくら寝なくても疲れ知らずというか。今は赤ちゃんくらい寝ますけど(笑)。」
──9月30日と10月1日には、ガガガSP主催フェス『長田大行進曲2017』を地元である神戸で開催しますが、現在の意気込みなどを聞かせてください。
「もう、『長田大行進曲』に関してはね、Theピーズの日本武道館やないけど、本当にこれで最後になっちまっても仕方ないかなと思ってる。集客もそうだし、世間からもほぼほぼ忘れられてる青春パンクバンドが20周年でフェスをやるなんて、時代と逆行ですからね。みなさんよく出演オーケー出してくれたもんですよ。ありがたや、ありがたや。」
──ガガガSPといえば結成20周年を迎えても青春パンクを貫いている部分が特筆すべき点だと思うのですが、そんなガガガSPの強みと思える部分はどういったところですか?
「特にないから青春パンクに固執してるだけです。もし、もっと技能やなんか分からないけど能力があればとか…クリープハイプみたいなバンドにも憧れますよ、人間だもの。相田みつを嫌いやけど(笑)。強みはないけど、もう自分を受け入れてるから、強いて言うなら、逆に考えてそこが強みかな。」
──では、スタークラブの本谷さんとの出会いについて教えてください。
「本谷さんは悪評も多い人やけど(笑)、あの人が1990年代の神戸のバンドシーンを作ったのは紛れもない事実ですよ。あの人がCASHBOXっていうライヴハウスにいて、その後に本谷体制でスタークラブが始まるんやけど、毎日毎日すごい熱気やったね。」
──出会った時の本谷さんに対する第一印象は?
「第一印象であの人を良いと思う人はおらないんやないかな(笑)。ただね、全バンドをバーカン(バーカウンター)で観てて。今、店長自らフロアーでどんな出始めのバンドでも観るってとこどのくらいあるのかな? 十三ファンダンゴの加藤さんと、新宿Marbleの鈴木さんくらいしか思い当たらないなぁ。」
──逆に、本谷さん側からはどのような印象を持たれていたと思いますか?
「ライヴが終わって、清算して、“またよろしく~!”って感じではなかったよね。もう、“次はあんたらはここに入ったほうがいい!”とか案外真剣に考えてくれるの。東京からくるツアーバンドの前座とかさせてもらったり、高校生のコピーバンド大会のゲストに出してくれたりと、今から考えたら結構気に入ってくれてたのかもね。バンドとしてよ!(笑)」
──今現在の本谷さんに対する印象は何か変わりましたか?
「現在は時代が変わっちゃったかなと思うけど、俺も本谷さんもね…(笑)。でも繰り返す時代もあるからさ。あの人にはとりあえずくたばらないでおいてほしいと思ってます。それは太陽と虎の松原にも思ってますが。」
──スタークラブでの一番印象に残っているライヴについて教えてください。
「いつかの2月に、今でもカッコ良いけど、当時すごい人気のあったロリータ18号の前座をやらせてもらいました。あの辺りから自分たちに自信が少し付いたんではないかなと思います。あとは自分企画なんですが、『爆裂都市』っていうオールナイトですかね。まだみんな名前の出る前の、花団、マキシマム ザ ホルモン、サンボマスター、メガマサヒデ、PANからいろんなカウンターカルチャーの先輩までオールナイトでやり倒し! 最後のガガガ終わったのが朝の10時半ってのがありましたよ(笑)。みんな15時に集まって、まず打ち上げから1日が始まるんやから、みんな体力ありましたよね(笑)。」
──スタークラブでのライヴで起きた、今だから言えるトラブルはありますか?
「店売りとぴあの売れ行きがぐちゃぐちゃになって、スタークラブにキャパ以上の人数を詰め込んだことがありました。ダイブした人が5曲くらい下に降りれないんです(笑)。仕方なくバーカンに降ろしましたけど。とにかくおおらかな時代でしたねぇ。」
──では、現在のガガガSPに影響を与えていると思う出来事は?
「本谷さんがいなかったら“神戸のガガガ”っていう感じにはなってなかったと思います。最近の人は本谷さんのことを“変なオッサン!”って見てるかもしれないけど、案外偉大よ、あの人。昔の神戸はツアーバンドには飛ばされてたからね。“大阪、京都…神戸? なら岡山行くかぁ!”って感じで。それが、大阪のバンドがこぞって“神戸でもライヴがしたい”に変わっちゃったからねぇ。その後の太陽と虎の松原の力も大きいけど、元祖は本谷さんかな。」
──最後に、本谷さんにひと言お願いします!
「ここからまたどうやってスタークラブを盛り上げようと策略してるのか!? それとともに、KNOCK OUT MONKEYやキュウソネコカミなど、僕らよりもっと若い神戸のバンドマンも増えました。どういうふうにアンテナを張って面白くしていくのか楽しみにしています!」
いつまでも20年前のガガガSPでいてほしい

スタークラブ ギグ本谷
PROFILE:リハスタを経営していた関係で、神戸にライヴハウスが少ないと感じ、ライヴハウスを作ったが、苦情などで何回か潰すも、神戸スタークラブで初めてパンク、ハードコア、メロコアなどの時代の波に乗って、神戸に新しいムーブメントを作れそうな流れになり、その後、東京からのバンドなどをどんどん呼んだりする。そんな中、地元バンドにも刺激が与えられ、飛ぶ鳥を落とす勢いになりました。今はまた神戸スタークラブのプロデュ—サーとして活躍中!

住所:〒651-0094

神戸市中央区琴ノ緒町1-1-323

TEL:078-221-6328

HP:http://www.soundclub.jp/starclub/
──神戸スタークラブで店長をされていた当時に、仕事の上で意識していたことはどういったことでしたか?
バンドを甘やかさないこと。真剣にやってないバンドは、どんないいライヴをやっても、駄目だと思ってました。
──ガガガSPとの出会いを覚えていますか?
「実はあまり覚えてないんです。でも、いっぱいデモテープ(カセット)が来ていた中で聴いた時に、あまりの音の悪さ(録音)に耐えられなくて、出ていただく気にはならなかったんですが…(笑)。よくコザック前田がライヴを観に来てくれていて、企画ライヴをやってもらうようになった頃から、興味を持ち始めましたね。」
──出会った時の第一印象はどうでしたか?
「パンクロックでありながらメロディーがめちゃくちゃ良く、私の個人的に好きなフォークの要素がすごく入ってたので、この流れはとても面白いと思ってました。」
──逆に、メンバーからはどのような印象を持たれていたと思いますか?
「きっとかなり変なおっちゃんだとは思われてたと思いますが、まだ20歳前後の青年たちなのに、なぜか信じられないくらい話が合って。とても話をするのが大好きでした。」
──では、今現在のガガガSPに対する印象は?
「20年もやってるのに、最初に出会った時とほとんど変わってない。それは成長してないということではなく、彼ら自身の魅力や、特長をちゃんと自分たちで把握していて、時代の流れなんて関係なく自分たちの音楽をやり続けているからだと思われます。」
──スタークラブでの初のライヴについては覚えていますか?
「おそらくスタークラブがオープンして(1997年7月にオープンして、スタークラブも20周年です)、半年ぐらい経った時だと思います。彼らの企画のイベントだったと思いますが、デモテープからは想像できないカッコ良いライヴを観せてくれたと思います。」
──スタークラブでの今までで一番印象に残っているライヴは?
「定期的に『長田行進曲』というイベントを企画してやってくれていたのですが、原則オールナイトでやる『爆裂都市』は、出演者もお客さんも酒に揉まれて朝まで楽しむという。みんな狂ってましたね(笑)。」
──ガガガSPと言えば、結成20周年を迎えても青春パンクを貫いている部分が特筆すべき点だと思うのですが、長年観てきて、強みと思える部分はどこだと思いますか?
「やはり、普通のパンクバンドと比べてもメロディーがいいので、名曲がとても多い点がいろんな年齢やあらゆるジャンル好きな人に支持される由縁だと思いますね。」
──結成20周年を迎え、期待していることがあれば教えてください。
「決して今のスタンスを大幅に変えることなく、いつまでも20年前のガガガSPでいてほしいです。こんなバンド、日本中…いや、世界中どこ探してもいないと思います。この唯一無二の魅力は、比較できるものではありません。」
──では、本谷さんにとってガガガSPの存在とは?
「神戸を盛り上げようと始めたライヴハウスがずっとうまくいかなかった時に、もう一度頑張ろうというきっかけを与えてくれたバンドです。ライヴハウスをやっていて、神戸からこういうオバケバンドが出たということが、私個人としてもライヴハウスをやっていけるという自信にもつながりました。」
──本谷さんから見たガガガSPの推しポイントベスト3を教えてください!
1.神戸の誇り、2.二度とあらわれない歴史に残るべきバンド、3.売れたら冷たくなる恩知らずなバンドではなく、今でも感謝してくれてる。
──最後に、ガガガSPにひと言お願いします!
神戸スタークラブにおいて、ひとつの時代を作ってくれたことに最高に感謝します!

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