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マニアックなサンプル・ネタにニヤリ、良曲ぞろいの2ndアルバム / 『ジャングル・ルール』フレンチ・モンタナ(Album Review)

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マニアックなサンプル・ネタにニヤリ、良曲ぞろいの2ndアルバム / 『ジャングル・ルール』フレンチ・モンタナ(Album Review)

 最新シングル「アンフォゲッタブルfeat.スワエ・リー」が、自身のタイトルとしては初の全米TOP10入りを果たした、米NYブロンクス出身のラッパー、フレンチ・モンタナ。この曲も収録された2ndアルバム『ジャングル・ルール』は、「アンフォゲッタブル」に負けずとも劣らない良曲が全18曲収録されている。

 イギリス出身の女性シンガーソングライター、イモージェン・ヒープの「ヘッドロック」(2006年)をサンプリングした「ジャンプ」や、米ブルース歌手・ポール・バターフィールドの「ラスト・ホープス・ゴーン」使いの「ブリング・デム・シングス」、Fran Sotoの「エオリアン」が起用された「ホワイト・ドレス」など、マニアックなサンプル・ネタも、フレンチ・モンタナらしくて面白い。

 ダンスホール調の大ヒットシングル「アンフォゲッタブル 」はむしろ浮いていて、ベースはハードコア寄りのヒップホップが中心のアルバムになっている。特に、「ホテル・バスルーム」や、フューチャーが参加した「ノー・プレッシャー」、「ストップ・イット feat. T.I.」、「トゥ・マッチ」などは、押しつぶされそうになるほど重い。

 トラヴィス・スコットとコラボした「ジャンプ」や、ミーゴズのクエヴォが参加した「ミーゴ・モンタナ」、「トリッピン」など、トラップ要素を含んだ最新のトラックも当然ある。しかし、本作の聴きどころは、“今っぽい”ナンバーよりも、ファレルが手掛けた90年代ヒップホップ「ブリング・デム・シングス」や、ディスコ・ステップを踏みたくなる「シー・ワーキンfeat.マーク・E・バッシー」、レゲエ調の「フェイマス」など、クラシカルなタイトルだろう。ザ・ウィークエンドとマックスBの豪華共演「ア・ライ」も完成度高い。

 制作・プロデュースは、フィーチャリング・ゲストとして参加しているアーティストの他、ケンドリック・ラマーの最新作『DAMN.』を手掛けたマイク・ウィル・メイド・イットや、クリス・ブラウンやスクールボーイQなどのプロデュースでも知名度を高めたニック・ナック、ドレイクの『モア・ライフ』(2017年)にも参加している、ロンドン・オン・ダ・トラックなどがクレジットされている。

Text: 本家 一成

◎リリース情報
『ジャングル・ルール』
フレンチ・モンタナ
2017/7/14 RELEASE

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