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とにかくカッコいいC-HRは実用性も兼ね備えている【クローズアップ前編】

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この車に乗るなら……という視点で人気車が持つ魅力に注目するカーセンサー(雑誌)の連載。今回はトヨタ C-HRをクローズアップ!

▲昨年12月、トヨタが満を持して人気のコンパクトSUV市場に放ったモデルがC-HRだ。プリウスに続き、トヨタの次世代プラットフォーム「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」を採用した。奇抜なスタイリングが特徴的。ガソリンモデルとハイブリッドモデルがあり、4WDはガソリンモデルのみ。SUV販売台数では5ヵ月連続で1位を獲得している(自販連調べ)

▲昨年12月、トヨタが満を持して人気のコンパクトSUV市場に放ったモデルがC-HRだ。プリウスに続き、トヨタの次世代プラットフォーム「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」を採用した。奇抜なスタイリングが特徴的。ガソリンモデルとハイブリッドモデルがあり、4WDはガソリンモデルのみ。SUV販売台数では5ヵ月連続で1位を獲得している(自販連調べ)

今の時代に求められるカッコよさを備えたC-HR

2015年の東京モーターショーに展示されたC-HRコンセプトは実にカッコよかった。コンセプト段階ではより大胆なスタイリングをしていたが、それを制約の多い市販バージョンによくぞここまで落とし込んだなと感心した。凹凸が多く、一見キテレツなのだが、少し離れて見るとうまくまとめられているのがわかる。これまでのトヨタ車に見られなかったスタイルだが、カッコ優先に見えていて、実用性の高い5ドアハッチで、室内空間もきちんと確保され、おまけにハイブリッドで燃費も良いなど、トヨタ車らしさも備わっている。

この車を見ていると、カッコいい車は実用性が低く、実用性を重視した車は野暮ったいという、かつての大まかな大前提が崩れつつあるのを感じる。車そのものに憧れる時代は過ぎ去り、最もわかりやすい性能の指標だった“速さ”を想起させるスタイリングの車に皆が憧れる時代でもなくなった。代わって求められるようになったのは、カッコよいうえに高い実用性と経済性が備わる車なのではないだろうか。モーレツ社員よりイクメンが求められる時代ということを考えれば、なんとなく理解できる気がする。

▲SUVらしく多人数乗車に荷物満載という使い方も、クーペのようにパーソナルな使い方もできるうえに、コンパクトハッチ並みの機動性も備わるというのがこの車のキモ。もちろん、会社帰りにゴルフ練習場に立ち寄るような日常的な使い方にも適している。ハイブリッドで燃費もよし

▲SUVらしく多人数乗車に荷物満載という使い方も、クーペのようにパーソナルな使い方もできるうえに、コンパクトハッチ並みの機動性も備わるというのがこの車のキモ。もちろん、会社帰りにゴルフ練習場に立ち寄るような日常的な使い方にも適している。ハイブリッドで燃費もよし

ユニークなスタイリングは多用途性を表現!?

横から見ると一見、3ドアハッチバックに見えるが、デザイン処理によってリアドアノブが隠されているだけで、実際には5ドアハッチバックだ。車体はリアに向かって絞り込まれたように見えるが、それもそう見えるだけで、後席は頭上、足元ともに十分なスペースが確保され、ラゲージスペースもクラス平均以上の容量が確保される。

ハイブリッド車とガソリン車から選ぶことができる。ハイブリッドだと4WDを選べないのが玉にきずだが、同じ車台を使うハイブリッド専用車のプリウスには4WDもあるから、ハイブリッドのC-HRにもいずれ4WDが追加されるのではないか。

ひと言では説明のつかない(けれど悪くない)スタイリングが何を意味しているのかを考えてみた。デザイナーは1人でドライブするのにも2人でデートに使うのにも適し、4~5人で出かけるのにも使いやすいというC-HRの懐の深さ、多用途への対応力を表現したかったのではないだろうか。説明しづらいカッコよさは今後のトレンドになるような気がしてならない。

▲下端を黒い樹脂で覆うことでボディが天地に分厚く見えるのを防いでいる

▲下端を黒い樹脂で覆うことでボディが天地に分厚く見えるのを防いでいる

▲プリウスと同じハイブリッドシステムを採用するが、ATセレクターは小さなレバータイプではなく、通常の車と同様の動きをするタイプ

▲プリウスと同じハイブリッドシステムを採用するが、ATセレクターは小さなレバータイプではなく、通常の車と同様の動きをするタイプ

▲ラゲージの左右にふた付きの小物入れありがあり、ふたを外すと左右幅を稼ぐことができる。ゴルフクラブなどの長尺物を入れる際に役立つ

▲ラゲージの左右にふた付きの小物入れありがあり、ふたを外すと左右幅を稼ぐことができる。ゴルフクラブなどの長尺物を入れる際に役立つ

【解説した人】塩見智

1972年、岡山県生まれ。自動車雑誌編集部を経てフリーランスライターへ。年を重ねるにつれ、派手でパワフルな車よりも実用的で経済的な車に関心を抱くように。トヨタ C-HR(現行型)を探す▼検索条件トヨタ C-HR(現行型)text/塩見智

photo/篠原晃一

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