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「au Design project」はレゴから始まった!? プロダクトデザイナー深澤直人に迫る


「INFOBAR 2」

こうしたケータイデザインへの新しい挑戦は、ハードとソフトウエアの融合にも見て取れる。たとえば「INFOBAR 2」の前年に発売された「neon」(06年)。

「もなか」ではなく「ようかん」。UIへの新たな挑戦

砂原「よく深澤さんは『もなかではなくようかんであるべき』と言っていました。ハードとソフトが別々のものではなく、地続きが望ましいということなんです。そこで『neon』は、外装に赤いLED表示が浮かび上がるちょっとマジックのようなインターフェースを採用しました」


「neon」

このアプローチがもっとも顕著に表れたのが、aDpが「iida」と名を変えた後に発表されたAndroidスマホ「INFOBAR A01」そして「INFOBAR A02」だ。本機では、プロダクトとインターフェースのシームレスな融合を体現した。


「INFOBAR A01」

砂原「スマホ版の『INFOBAR』を考えたときに、当然UIだよねと。自由にカスタマイズできるからこそ、散らかった印象にならないフォーマットをつくってあげようと。そこでウェブデザインに精通した中村勇吾さんと深澤さんのタッグで、カスタマイズできるタイル状のインターフェースをつくりました。アイコンとウィジェットを同じ表層に配置して、なにが乗ってもデザインが破綻しない。下スクロールだったのも、勇吾さんの先見の明でしたね」


UIにもaDpのデザインコンセプトが盛り込まれた「INFOBAR A02」

“ようかん”という思想は、「『INFOBAR A02』で完成形を見ました」という。原点回帰のバータイプのデザインに、Androidをベースとした先進のUIが乗ったのだ。


「INFOBAR A03」

さらに、「INFOBAR」シリーズは「INFOBAR A03」(2015年)へと系譜を継ぎ発展させていった。

初代「INFOBAR」以来、深澤氏はそのときどきで斬新なデザインアプローチによって、ユーザーを驚かせてきた。“ガラケー”時代からスマホ全盛の現在に至るまで、「INFOBAR」のように長く続いてきたシリーズはほかに類を見ない。そのことからも、その仕事がいかに優れ、ユーザーの支持を集めてきたかがよくわかるはずだ。

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