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バンコクでつけ麺は流行るのか?あるタイ人社長の奮闘記【フジヤマ55】

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今、世界的に日本食がブームなのは、『メシ通』読者の皆さんもご存じのことだろう。

メディアではニューヨークやフランスなど欧米諸国の和食ブームがクローズアップされるが、アジアも負けてはいない。

なかでも、タイ・バンコクは、寿司や天ぷら、焼き肉、カレー、ラーメンなどほとんどの日本食がそろう。ひと昔前は、日本企業の現地駐在員向けのお店としての色合いが濃かったが、今では地元のタイ人や旅行、ビジネスで訪れた外国人も足繁く通っている。

また、海外の高級ブランドショップが入るショッピングモールには、大手外食チェーンも数多く進出している。

日本では気軽さがウリのお店でも、バンコクでは一転、セレブたちが集うお店として認知されているのが面白い。企業にとっても、ブランドイメージが上がるため、これからますます出店ラッシュは続くだろう。

タイにつけ麺店を出店したい

日本の外食チェーンがバンコクに出店する場合、企業側から現地のタイ人経営者にアプローチしてパートナーを組むというケースがほとんど。

しかし、なかには日本を訪れた際に食べた料理に心酔し、タイでの出店をチェーン本部に直訴するタイ人経営者もいる。

タイ国内に複数の飲食店を経営する「MEGUMI GROUP」のビシャン・イングライディーウィチアンさん、通称“ナイ”さんもその一人だ。

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「もともと縫製工場を営んでいて、日本のメーカーと取引していました。そんなことから、年4回ほどのペースで東京や大阪へ行っていました。日本で食べたラーメンのおいしさに衝撃を受けて、日本を訪れるたびに取引先の方においしいラーメン屋さんを教えてもらっては食べ歩きをしていました。東京や大阪、北海道など合わせて40軒ほど行きました」(ナイさん)

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バンコクでも数年前から日本のラーメンが大人気。日本国内の有名店もこぞって出店しているが、ナイさんは商売する気はなく、ちまたのラーメンマニアと同様に食べ歩きを楽しんでいた。

転機が訪れたのは6年前。地元のバンコクでラーメン店ではなく、名古屋の居酒屋チェーンをやってみたいと思い、経営者とコンタクトを取るなかで、名古屋・大須にある「ラーメン・つけめん フジヤマ55 大須総本店」がおいしいとすすめられた。

「つけ麺の濃厚なスープと腰のある極太麺のおいしさに衝撃を受けました。居酒屋さんよりもまず、このつけ麺をタイで出したいと強く思うようになりました。さっそく『フジヤマ55』グループの澤竜一郎代表にコンタクトを取りました」(ナイさん)

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「フジヤマ55」は、2日間かけてじっくり仕込む濃厚豚骨魚介スープで味わうつけ麺が地元でも有名。直営店5店舗のほか、フランチャイズ展開もしていて、東海地方のみならず、北陸や甲信越、関東にも出店している。しかし、6年前はまだ海外進出していなかった。

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