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認知症の方におすすめの介護レクリエーション3種類

認知症 介護レクリエーション

介護の現場では、認知症の QOL(生活の質)を向上させる効果が期待できる介護レクリエーションが注目されています。さらに、食事や更衣、排泄や移動などの ADL(日常生活動作)をスムーズにするために、さまざまな種類のレクリエーションを多くの施設や医療機関で積極的に取り入れる傾向が高まっているそうです。そこで今回は、認知症の方向けの介護レクリエーションの種類と特徴をご紹介しましょう。

介護レクリエーションの目的と効果

介護レクリエーションは、運動不足になりがちな認知症の方の身体機能の改善や、精神的な安定を維持する目的があります。さらに、介護レクリエーションを通して脳の活性化を促し、認知症の進行を抑え症状を緩和させる効果が期待できるのです。

身体機能が向上する

軽度な運動は、年齢とともに衰える筋力や体力などの身体機能を向上させる効果があります。とくに、認知症の方のように要介護度が高いほど、日常的に運動不足になりがちです。遊びの要素が高いレクリエーションを通して、知らず知らずのうちに認知症の方に対して運動不足を解消する場を提供することになります。

脳の活性化を促す

手先を動かしたり、頭を使ったりする簡単なレクリエーションは、脳細胞の活性化を促します。さらに、頭を使うレクリエーションは、日常の生活では使われることのない脳の部分に刺激を与えるとも考えられており、認知症の進行を緩和させる効果が大いに期待されています。さらに、歩行や移動が困難な認知症の方にとっては、身体的な負担を感じることなく楽しむことが可能です。

コミュニケーションをスムーズにする

認知症の方は、コミュニケーションがスムーズに行えないケースがあります。なかには、個室に引きこもって他人とのかかわりを極端に嫌がる方も…。介護レクリエーションは、そんな認知症の方に、人との触れ合いや同じ時間を過ごす楽しさを感じさせる効果があります。介護レクリエーションによる他の高齢者とのコミュニケーションにより、認知症の方の孤立を防ぐこともできます。

生活の質を向上できる

介護レクリエーションには、運動機能や脳の活性化を促すとともに、生活の質を高める効果があります。日常の生活の中に楽しい時間を持つことが、生きがいや張り合いにつながるのです。また、レクリエーションを通した会話によるコミュニケーションは、ストレスを発散する効果があります。

介護レクリエーションの種類

介護レクリエーションは、実施する方法によって以下の 3 つの種類に分けられます。
・集団レクリエーション
・個別レクリエーション
・基礎生活レクリエーション
それぞれに実施するレクリエーションはさまざまです。ここでは、種類別のレクリエーシ
ョンの特徴についてご紹介しましょう。

集団レクリエーション

集団レクリエーション
介護レクリエーションのなかで、「集団レクリエーション」は代表的な方法です。グループなどの集団で、同じレクリエーションを同時に行います。例えば、参加者全員で体操をしたり、誕生会や季節ごとのイベントがあります。また、歌や演芸などを同じ場所で鑑賞するのも集団レクリエーションのひとつです。同じ場所に集うことで、仲間意識が生まれたり、会話を通したコミュニケーションが図れます。

【レクリエーション例】
・お手玉タワー:タワーのように積み上げたお手玉にボールを投げてタワーを崩すゲーム
・うちわテニス:うちわをラケットに見立てて風船を打ちあい点数を競う
・バランスボール:ラケットやうちわにボールをのせて落とさないようにするゲーム

個別レクリエーション

個別レクリエーション
個別レクリエーションは、認知症などの要介護度に合わせたレクリエーションを個別または少人数単位で実施する方法です。他人とのかかわりが苦手な要介護者や、会話や歩行、移動が困難な方など、それぞれの状況や症状に合わせたレクリエーションメニューを実施します。好みや個性を十分に把握したうえでの、趣味や簡単なゲームなどがあげられます。

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