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3人の技術イベント主催者に聞いてみた!エンジニアがコミュニティ活動をする理由

DevRel Meetup in Tokyoを運営する中津川氏

DevRel Meetup in Tokyoは、エヴァンジェリスト、DevRel活動を行っている方が集まり、知見を共有したり情報交換をしたりするコミュニティ。中津川氏が代表取締役を務める株式会社MOONGIFTのビジネスは「DevRel」をすること。

しかしDevRelは日本ではあまり知られていないため、認知度をあげるため2015年にコミュニティを立ち上げた。

株式会社MOONGIFT  代表取締役 中津川 篤司氏

DevRel Meetup in Tokyoの参加率は95%以上と、ほぼキャンセルする参加者がいない。キャンセルが多く参加人数が読めなかったり、天気の影響で人が全然来なかったりするイベントもある中、なぜ毎回ほぼキャンセルなしのイベントになるのか。

「テーマのとがらせ方が大事です。プログラミング言語やwebなどの広範囲の勉強会は、各所で日々開催されています。無理してその日に行かなくても、自分の都合が合う日に開催している勉強会があるんです。

すると『雨が降ったから』、『仕事が立て込んでちょっと忙しいから』という理由でもキャンセルしてしまうと思います。しかしDevRelMeetupは日本で唯一の勉強会なので、その日その場所でしかイベントがないんです。そうするとちょっとした理由ではキャンセルしなくなりますよね」

「イベントは完全有料にしています。これもキャンセルが出づらい理由ですね。参加費は飲食代なのですが、日本人は質問が少ない風潮があるので、お酒を出すことにしています。21cafeは貸出無料なので、参加費をそのまま飲食代に当てることができてありがたいです。ごみも回収してもらえますし。

あとは勉強会といったら、たいていピザが出ますよね。僕は月に10回くらいいろいろな勉強会に参加しているので、毎週ピザを食べることになります(笑)。なので自分のイベントはピザ以外の食べ物を出すように工夫しています」

DevRel Meetupで特徴的なのは、まず始めに参加者全員の25秒の自己紹介タイムがあること。25秒経つと鐘が鳴り、容赦なく話の途中でも終了になる。

「コミュニティなので、お互い誰かわからないと話しかけにくいですよね。参加者同士、どんな仕事をしているのか、何に興味を持ってこの場にいるのかを、最初にわかっていた方がいいと思います。“あとであの人に聞いてみたい、話をしてみたい”と思ったら会話のきっかけにもなります。

ただの話す人・聞く人が集まって、終わったらさっさと帰ってしまうようなイベントにはしたくなかったので。自分自身が楽しむことも大事ですが、参加者がいかに楽しんでくれるかを意識しています」

順調なコミュニティ運営をしているように見えるが、実は今でもよく失敗があり、決して順調ではないという中津川氏。

「シンガポール・台湾・オーストラリアでもDevRel Meetupを開催しているのですが、この前シドニーで第2回目を開催した時は参加者が1人でした。そして、その1人も途中で帰ってしまうということがありました。失敗してもへこたれない勇気が必要です。

失敗したからといってマイナスではない。少なくともゼロではない。プラスと思えるかどうかが運営者の心持ちとして重要です。アジア圏でいくつかMeetupをして、日本だけじゃない絆ができればいいなと思っています」

DevRel Meetupは東京だけではなく、海外でも各所で開催しており、次はインドのシリコンバレーと呼ばれるバンガロールでも開催する。

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