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【利き酒】この夏、冷酒で飲んだら最高すぎる日本酒7選【美人ママさんハシゴ酒】

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【第20回】利き酒師の美人ママに聞いた!「この夏 冷酒で飲んだら最高すぎる日本酒7選」

今回うかがうお店は、このシリーズの16回にご登場いただいた、宅飲み酒場「アヤノヤ」の彩乃ママから教えていただいたお店です。

www.hotpepper.jp

場所は、自由が丘駅から歩いて4分。

駅の正面口から、自由が丘デパート沿いの道を歩き、サンリキひかり街という建物の2階にある。ただし、注意が必要。このサンリキひかり街には、3つの入り口があって、いちばん奥の踏切に近い階段から上がらないと今回の取材のお店にたどりつけないそうです。

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それが、こちらの入り口。

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この階段を上るわけですね。

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階段を上がるとお店があります。

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店先にはなぜか大吉のおみくじが飾られています。

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入ってすぐのところにこんなものがありました。

瓢箪(ひょうたん)型の飾りの中に何やら文字があります。

近づいてみれば、こんなことが書かれてました。

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酒をのむ人

花ならつぼみ

今日もさけさけ

明日もさけ

とあります。酒と咲けをかけた酒飲みには有名な都都逸(どどいつ)ですね。落語『試し酒』にもこの都都逸が登場します。

これは「いい予感」しかしません!

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こんばんはぁ!

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おっ、美人ママでしょうか?

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「いらっしゃーい」

うわぁ、美人ママだぁ。いよぉ、着物美人

毎日お着物でお店に立ってらっしゃるのだそうです。

ーーあの、いきなりですが、ママは……

「あ、私、ママじゃないんですよ」

ーーそうですか、お名前は藤沢佳子さんですよね。では、藤沢さんってお呼びしましょうか? お客さんはなんと呼ぶ方が多いんでしょう?

「だいたいお客様は、けいちゃん、って呼びますね」

ーーなるほど、それでは、けいちゃんさん。あ、さんはいらないか、けいちゃんは、「唎酒師(ききさけし)」の資格をお持ちだそうですが、これって認定書みたいなものはあるんでしょうか?

「はい、ありますよ。こちらになります」

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ジャーン!

「『唎酒師』だけではなくて、“だしソムリエ”の資格も持っているんですよ。どちらもお店始めてから取ったんですけどね」

ーーほう、なんでまた、そんなに資格を?

「やはり、言葉に説得力がないのか、資格を持ってないと、お客様がですね、なめくさりやがるわけですよ(笑)。というのは冗談で、より深い立場からお食事やお酒のご提案をしたいと思いまして……」

ーーなめくさりやがりますか(笑)。ところで、けいちゃんと乾杯をしたいのですが、何を飲まれますか?

「はい、それでは私は“3冷の角ハイ”で」

ーーでは、僕も同じものをいただきます。3冷の角ハイというのは、3つの冷えたものがあるということですね。

「はいそうです。まず、サントリーの角瓶を冷凍庫で冷やしてあります。それから、ソーダとグラスもキンキンに冷やしています」

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ーーおっ、けっこうウィスキーが入るんですね。

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そこへ、キンキンに冷えた炭酸「ウィルキンソン」を注ぎます。

ーーそうか、氷は入らないんですね。

「そうなんです。私もお酒が好きでいろいろと飲み歩くんですけど、水っぽいハイボールとか、いやじゃないですか」

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▲3冷の角ハイ(600円)

ーーあっという間にできるのもいいですね。

「それでは、いただきます」

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カンパーイッ!

うわ、うわ、うわーーーーーーーーっ。

ものすごく、おいしいですね。

ビックリしました。普通に氷の入ったハイボールとはまったく違うんですね。味が濃いし、最後まで薄くなることはないんですね。こりゃいい。

こんなおいしいハイボール、生まれて初めて飲みましたよ。いや、まじで。

やはり、酒好きの人がやっているお店はイイネ。お店のどこかにイイネボタンがあれば連打したくなります。

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せっかくなので、おでんいただきましょうか。こちら、おでん屋さんですよね。

おっと、“まずはこちらから”って紙がありますね。

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「旬の食材を使った日替わりのおでんをご用意しておりますので、個別メニューは基本的に置いておりません。何がでてくるかわくわくすると、皆様とても楽しみにしてくださいますよ」

ーーじゃ、けいちゃん、それください。

「きょうのおまかせおでんはこちらになります」

と、出された紙がこちら。

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ーーおお、もう、おでん5品が決まっているんですね。

「はい、でも遅い時間になってくるとないものも出てくるので、そのときは少し変わりますね」

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ーーここにおでんが入っているんですね。

おいしそうですねぇ。

まずは、大根から。

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あー、これはおダシがよく染み込んでいて、最初の一品にいいですね。

さて、お次が、「夏のしゅーまいきんちゃく」と「かいわれ」。シューマイと大葉が巾着に入っているメニューです。

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「これはオリジナルです。わたくしめが、朝から晩まで毎日毎日おでんのことを考えた末にうまれました」

ーーそして、トマト。トマトのおでんっておいしいですよね。

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「うちのトマトのおでんのダシは自家製の『煎り酒だし』というのを使っているんです。お酒と昆布とかつお節と梅干でダシをとっているんですけど、それってトマトのうま味が引き立つんですよ」

ーー最後にある「茶亀麺」ってなんでしょう?

「これは、『ちゃがめん』って読みます。泥亀という焼酎のメーカーがつくっているんですよ」

ーー見た目は、茶そばに似ていますね。

「そうなんですけど、そば粉は入っていないんです。うどん粉とかんすい、そこへ泥亀という焼酎を練り込んでいます」

なるほど、そばアレルギーの人でも食べられるのメニューというわけですね。

そして、もう一品。きょうの日替わりおつまみは瓢箪(ひょうたん)の柴漬け。

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「赤と白、それに器に青い瓢箪がありますよね。なので、うちでは『3色瓢箪の柴漬け』というメニューになってます」

瓢箪って食べられるんだ、と同行してくれたカメラマンさんも驚いています。

「はい、食用のものは食べられますよ」

というわけで「いつものセット」はこちら。

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▲いつものセット(2,000円)

ーー好きな飲み物がついてこの値段なら、かなりお得感がありますね。

「そーでしょー。皆様にたのしんでいただきたくて頑張ってます(笑)」

さて、この茶亀麺をいただいてみましょう。

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まずはおつゆを飲んでみます。ああ、これはやさしい味ですね。

そして、この麺。ああ、あれれぇ、独特の味わいです。

うどんとラーメンの間ってかんじだけれど、初めていただくお味ですね。このおダシによくあっています。

ーーところで、けいちゃん、年齢を聞いてもいいですか?

「あ、いいですよ、37歳です。実はね、少し前までは、35歳だって言い張っていたんですよ。でも、酔っぱらってくると本当の歳を言っちゃうんで(笑)、もういいやってかんじで本当の年齢を言ってます」

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けいちゃんのトーク、おもしろいですね。

ーーところで、なぜ「おでんや」じゃなくて「でんや」なのでしょうか?

「“おでんや”よりも“でんや”のほうが記憶に残りやすいかなと。そのあたりは感覚的なものでしょうか」

ーー以前は大手広告代理店に勤務してらっしゃって、そこをやめて、このお店を出されたんですよね。こちらのお店は始めてどれくらいになるんでしょう?

「4年目ですね」

ーーお客さんはどんな方が多いのでしょう?

「30代から60代の方ですね。あまり若い方は怖がってこないのかも、アハハ」

よく笑う人で、なんだかこっちも楽しくなっちゃいます。

それでは、今回の本題でもある、冷(ひや)で飲みたい日本酒を教えていただきましょう。

この夏、冷(ひや)で飲むとおいしい日本酒7選

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「この冷蔵庫に6本お酒が入るんですけど、同じお酒は入れないようにしているんです。1本終わったら、違うものを入れるんですね。一期一会のお酒を楽しんでいただきたいので」

まずは、こちらから。

船中八策 零下生酒(せんちゅうはっさく れいかなまざけ)

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「これは高知県のお酒ですね。夏の定番といえば、こちらでしょう。船中八策というお酒を出している司牡丹さんが、夏限定で出しているお酒です。普通の船中八策というと、けっこうコクがあるかんじなんですけど、この夏限定のお酒は香りが高くて、爽やかでありながら、口中でうま味がふくらみ、後口はすっきりキレる迫力の超辛口なんです」

ーーちょっといただいていいですか?

「1合と半合がありますが?」

ーーでは、半合で。

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まずはこちらで測ってグラスに注ぎます。

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美しいグラスです。

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▲船中八策 零下生酒(600円)

ーー飲み物の多くが同じ値段ですね。日本酒もそうなんですか。

「お酒を金額で選んでいただきたくないので、半合で600円とみんな同じです」

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うわぁ、こりゃ飲みやすいですね。ちょっとびっくり。これなら2升くらい飲めそうですね。夏の暑い日に冷(ひや)で喉に流し込みたい感じ。

さて、お次はこちら。

自然郷 純醸 純米

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「こちら、福島のお酒です。いま、獺祭に代表されるように精米歩合いが高いお酒に人気があるじゃないですか。いわゆる、 “みがき”というやつですね。雑味のないきれいなお酒。でも、その雑味こそがお米のうま味じゃないかということで、こちらは低精白なお酒です。上品な香りに低精白とは思えないシャープでみずみずしい味わいがあって、夏の季節にちょうど良いですね。飲み飽きない、飲み疲れのしないお酒です」

みむろ杉 純吟

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「これは奈良のお酒ですね。冷やして飲むんですけど、最初はドライでキレがいいんです。軽快で香りは甘やか、ラムネのようなニュアンス。だけど、時間がたって温度が上がってくると、ふくらみがでてきて、ふくよかな味に変わってくるんですよ。時間の経過とともに味の変化を楽しむ、夏向きのお酒です。ゆっくり飲んでいただきたいお酒ですね」

東の麓 天弓(あずまのふもと てんきゅう)

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「これは山形のお酒です。美山錦(みやまにしき)の純米吟醸酒ですね」

ーー美山錦というのは?

「酒米の種類ですね、お酒は普通に食べるお米とは違うんですよ」

ーーこのお酒の特徴は?

「華やかで、女性に喜ばれるような、やさしいほのかな香りが特徴です」

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ーーえっ、じゃあ、女の子にすすめれば、喜んでもらえる?

「そりゃもう、じゃんじゃん飲んじゃいますよ。とても飲みやすいお酒ですから」

ちょっと飲ませていただきましたが、すっきりしていて、実に夏らしいお酒でした。

夜明け前 純吟 生一本

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「これも女性はお好きだと思います。パイナップル、メロン、リンゴのようなフル-ティーな香りがするんです。ワイングラスで飲むイメージですね。長野のお酒で、特級Aランクの山田錦を55%までみがいた、ぜいたくなお酒です」

陸奥八仙 いさり火

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「陸奥八仙というと、青森のお酒なんですけど、もともとどっしりしているお酒なんですね。ところが、夏用につくられたこのお酒は、辛口寄りになっているんです。甘味がやさしく広がり、米のうま味を残しつつ、静かにひいた後に残るスッキリ感。派手さはありませんが、毎日飲んでも飽きない、いくらでも飲めちゃう系ですね」

梅の宿 UK-02(ユーケーツー)純米吟醸酒

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ーーさて、冷蔵庫には6本入るとおっしゃってましたがもう1本ありますね。

「そうなんです。これは、表にお出ししていないんですけど、梅の宿というお酒が好きな方が来たら、お出しするみたいな、数量限定のものです。毎回1本はこういうちょっとマニアックなものも用意しているんですね。こちらは奈良のお酒です」

ーーなんだか、ラベルがワインみたいですね。たしかに日本酒っぽくない。

「UK-01というのがあって、それは甘味にこだわったみたいなんですけど、こちらは酸にこだわっていて、夏っぽいかなと思いまして(笑)」

ここで、常連客のお客さんがポテトサラダを注文。へえ、ポテトサラダね。

「前、どこかでポテトサラダをたのんだときに20分かかったんですよ。そこはジャガイモをふかすところからやってたんで。あれ、うちならすぐできるじゃんって思ったんです。おでんの具材に卵もジャガイモもあるんで」

ああ、おでんのポテサラなんだ。それください。

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それで2人分なんですね。

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黒コショウとブルーチーズで味付け。

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あっという間に出来上がり。やってきました。

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▲大人気ブルーチーズの青のポテサラ(500円)

うわぁ、これまた、独特。あったかいポテサラ。ブルーチーズがかなり効いてますね。お酒が進むポテサラだ。これはいい。

すっかり酔っぱらってしまいました。お会計、お願いします。

お会計のときに気がついたのですが、こちらのお店、禁煙なんですね。それも心地いい理由のひとつかも。このコーナーで取材させていただくお店も禁煙のところが増えてきましたね。

それにしても、けいちゃんの話はとにかくおもしろい。残念なのは全部載せられなかったこと。みなさんもぜひ、お店へ行って、けいちゃんと話をしながら、日本酒を飲んでみてください。

それじゃ、けいちゃん、また来るね。

美人ママFile #20

でんやふじさわ けいちゃん

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お店のモットーを教えてください。

酒をのむ人

花ならつぼみ

今日もさけさけ

明日もさけ

ママさんの好きな男性のタイプは?

心身ともに健康的な人です。

自分の性格をひとことで言うと?

ノリと勢いでいってしまうタイプですね。熱しやすく冷めやすい、というか(笑)。

いちばんの得意料理はなんですか?

おでんです。

どんな言葉で口説かれたらドキッとしますか?

「シャンパンもう1本入れます」ですかね(笑)。

『メシ通』の読者にひとことお願いします!

狭いお店なので、ご来店前にお電話くださるとありがたいです。

お店情報

でんやふじさわ

住所:東京都目黒区自由が丘1-27-2 ひかり街2F

電話番号:03-6421-3152

営業時間: 19:00〜深夜

定休日:日曜日

Facebook:https://www.facebook.com/denyafujisawa/

※この記事は2017年6月の情報です。

※金額はすべて税込みです。

写真:平山訓生

書いた人:下関マグロ

下関マグロ

1958年生まれ。山口県出身。出版社、編集プロダクションを経てフリーライターへ。『東京アンダーグラウンドパーティー』(二見書房)、『歩考力』(ナショナル出版)『まな板の上のマグロ』(幻冬舎)など著書多数。 Twitter:@maguro_shimo

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