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各社、プラグインハイブリッドと電気自動車導入を急ぐ

▲モータリゼーションの急速な進化により、二輪車と四輪車が先を急ぐインドの街中

▲モータリゼーションの急速な進化により、二輪車と四輪車が先を急ぐインドの街中

新興国の自動車需要により、大気汚染が深刻化

新興国におけるモータリゼーションで、自動車の需要が増えていくことは、関連業種も含めて喜ばしいことではあるが、一方で地球温暖化や大気汚染といった環境問題の悪化も懸念される。

一例を挙げると、交通戦争と言わんばかりに、二輪車と四輪車が入り混じって走っているインドでは、大気汚染がひどくなっている。現地と長い関わりを持っている、スズキの鈴木修会長は、「信号待ちしている二輪車のアイドリングによる排ガスが問題。意外に早いうちに中国に並ぶくらい悪い状況になるのでは?」との懸念を示している。

▲晴れているにも関わらず、スモッグの影響で景色がかすんでしまう中国の都市圏。こちらも車の急激な増加が引き金となっている

▲晴れているにも関わらず、スモッグの影響で景色がかすんでしまう中国の都市圏。こちらも車の急激な増加が引き金となっている

大鉈を振るった中国

地球規模での環境対策が必要になる中、新興国でも規制を設ける動きが出始めている。例えば、中国は2018年から、「NEV(ニューエネルギービークル)規制」を実施する旨を発表した。

その内容とは、全生産台数の8%をプラグインハイブリッド(以下、PHV)、電気自動車(以下、EV)、燃料電池車(FCV)で占めること。年間100万台を生産しているメーカーなら、これらの先進エネルギー車を8万クレジット、量産しなければならない。

クレジットとは、いわばNEVを台数換算する独自の算定基準だ。PHVは1台で2クレジット、EVは1台あたり3クレジットに相当する。つまり、年産100万台のメーカーは、PHVなら8万クレジット÷2クレジット=4万台、EVなら8万クレジット÷3クレジット=約2万6700台といった具合に適合する車の生産台数が算定される。これを用いてザッと算定すると、トヨタ、日産、ホンダの3社それぞれの中国でのNEV生産枠は、約10万クレジットになる。車に換算すると、PHVなら5万台、EVなら約3万台を生産しなければならない計算だ。

▲三菱をアライアンスに迎え入れた日産は、自社でのPHV開発を中止し、三菱から技術供与を受ける見込みだ。搭載される車の第1弾は、アウトランダーとパッケージングが近い次期エクストレイルか

▲三菱をアライアンスに迎え入れた日産は、自社でのPHV開発を中止し、三菱から技術供与を受ける見込みだ。搭載される車の第1弾は、アウトランダーとパッケージングが近い次期エクストレイルか

日本メーカー各社のNEV対策

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