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普通すぎる男の新たな挑戦! 佐藤満春ソロライブ『劇、佐藤満春』開催

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「どきどきキャンプ」の佐藤満春が『劇、佐藤満春』という新たなライブを立ち上げた。いったいどのようなライブになるのか? プロレスラー兼『オモプラッタ』編集部員の梅沢菊次郎が、ご本人に話をうかがうことにした。

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――まず、今回のライブをやろうと思ったきっかけを教えていただけますか?

佐藤:僕はもともとお芝居とか演劇が好きで。芸人として活動するかたわら、劇団の舞台に出させてもらったり、演劇のワークショップに行ったりしていたんです。それで、2009年に僕と「ハマカーン」の浜谷(健司)くんと元「マンションズ」の森下(ツヨシ)くんの3人で「劇団KGY」っていうグループを結成して、芝居寄りのライブをやったりしていました。「いずれはもっと大きな形でやりたい」と思っていたので、少しずつタイミングを見計らって、ようやく今に至るという感じです。

――今回のライブのタイトル「劇、佐藤満春」とはどういう意味ですか?

佐藤:まあ、結果的にはコントをやることになると思うんですけど、「コントライブをやります」って言うのは、なんかちょっと気恥ずかしさもあって。かといって「演劇やります」というのも、真剣に演劇をやっている役者さんに失礼な気もしてしまって……。それで、「劇団」とかではなく、あえて「劇」と書いてチープにすることで、コントと演劇の中間ぐらいをイメージしてもらえたらいいかな、と思ったんです。

このライブの根底にあるテーマのひとつが、この佐藤満春という「何でもない普通の男」が何かをする、ということなんですよ。だから、とにかく今回は、僕が全部、作・演出・出演をやって自分の名前を立てた上で、自分が一切の責任を負うようにしたかったので、その下にドーンと名前を冠してみたんです。今回は「第0章」と銘打っているんですけど、一応は年1回くらいのペースでやっていきたいと思っています。自分が「お笑い」と「舞台」と向き合うための場所を作っていこう、という気持ちがありますね。

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――具体的にはどのような内容のライブになるのでしょうか?

佐藤:お芝居っぽいコントを何本かやろうと思っています。今もまだ台本を書いている途中なんですけど、まとまったひとつのお話というよりは、オムニバス形式になるかな、と。性格上、そんなに奇をてらったことはできないと思うのですが、とはいえ、せっかくのライブなので、ここでしか見られないものを作りたいです。

――佐藤さんは先ほど、ご自身のことを「何でもない普通の男」とおっしゃっていました。このライブの告知文でも「普通」「特徴がない」ということが強調されていたように思います。その点には何か思い入れがあるんでしょうか。

佐藤:芸人としてやってきたこの十何年、あるいはそれよりもずっと前、それこそ幼稚園の頃からずっと、僕は世の中の平均ぐらいのところにいたんです。見た目も雰囲気も、何もかもが全部「普通」と呼ぶのがふさわしい人間、というか……。それで、お笑いを始めたときに、周囲から「お前、普通だな!」と言われることがすごく多くて、そのことがものすごくコンプレックスだったんです。けれども、年をとるにつれて、「こんな武器はほかにないぞ」ということに気付いたんです。

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佐藤:お笑いをやっている人ってみんな、それぞれ個性的で、いろいろな特徴があるじゃないですか。そういう人たちの中で、「普通」であるおかげで逆に目立っている、みたいなことが増えてきたんです。それで「そもそも普通って何だろう?」と考えてみたときに、「無個性も立派な個性」じゃないですけど、普通を極めると実はものすごい武器になるんじゃないか、と思ったんです。

例えば、お話とかコントを作る上で、「これ、俺が極端に太ってたら話として成立しないな」とか、「俺のキャラが濃かったら演じ切れないな」って思うことも多くて。色がないおかげで何にでもなれるんです。そう考えると、心から「普通で良かった」と思えてきて。だからこそ今回は、そんな僕の「普通力」を武器にした「普通のライブ」にしようかなと思っています。普通だからこそできるものがあるんです。

――アフタートークにもいろいろな方がいらっしゃるようですね。

佐藤:初日のゲストである能町みね子さんは、僕が作家として手伝っている番組に出演されていて、そこであいさつしたことはあって。共通の知り合いも結構いたりして、お笑いにも詳しいそうなので「いつかゆっくり話したいな」と思っていたんです。今回、初めてゆっくりしゃべることになりますね。
あとは、皆さんが気になっているであろう「シークレットゲスト」は、僕のライブということで、僕から連想される人ではあるのですが、皆さんの期待を裏切らない人だとは思うので、楽しみにしていただけたらと思います。

――最後に、このライブのおすすめポイントを教えていただけますでしょうか?

佐藤:こういう、「芸人が何かを作って見せる」というイベントは、今までにもたくさん行われているじゃないですか。その中で、いろいろな人がいろいろな種類の面白いことをしている。中には天才と呼ばれるような人もいる。一方の僕は、当然そうじゃないし、「天才が書いた抱腹絶倒の脚本」なんかを見せるつもりはないです。言ってしまえば、お笑いという概念における陰の側面、いわゆる「じゃない方芸人」なんですよ、僕は。

そんな一般人みたいな、芸人だか何だか分からないような男が「お笑いと向き合ったときにどうなるか」っていう問いは、この日にしか結果が出ないんです。ぜひ見に来ていただきたいですね。ウケたら、一緒にやってくれた皆さんのおかげだし、スベったら僕のせい、ということになります。でも、僕としてはそのくらいの気持ちでなければダメだと思っています。だからこそ、その歴史的な瞬間に立ち会ってほしいですね。

――要はプロレスで言うと「旗揚げ」ですね。新団体の船出のような。シークレットゲストというのも「対戦相手X」みたいな感じで、プロレス的な要素を感じます。

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佐藤:ははは、そうですかね。実は僕、こういう取材をお願いするのとか、告知のために「ラジオに出してくれ」って頼むとか、こんなに自分の作品を宣伝するのは初めてなんです。今までは、そこに対して気恥ずかしさのようなものがあって。でも今回だけはなりふり構わずですね。本当に力が入っています。

――楽しみにしています。ところで、最後にひとつ、お願いがあるんですが……。

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佐藤:はい、何ですか?

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――このライブに僕も出してくれませんか?

佐藤:えっ!? いや、ちょっと、梅沢さんはこのライブにはキャラが濃すぎるかなと思うんですけど……。

――なんでですか!!

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――僕を出してくださいよ!!

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佐藤:グエーッ!!!

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佐藤:分かった! 分かりましたから! 降ろしてください!

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「普通の男」佐藤満春の単独ライブは全4公演。今回しか見ることのできない珠玉のコントは、あなたの心を動かすこと間違いなし! 興味のある人はぜひ足を運んでみてほしい。(ちなみに、梅沢はもちろん出演しませんのでご安心を!)

佐藤満春プロデュース公演『劇、佐藤満春 第0章』
《日時》
2017/7/21(金) 開場19:00/開演19:30
2017/7/22(土) 開場14:00/開演14:30
2017/7/22(土) 開場17:30/開演18:00
2017/7/23(日) 開場16:00/開演16:30
《会場》新宿シアター・ミラクル(新宿区歌舞伎町2-45-2 カイダ第3ジャストビル4階)
《料金》前売¥3,000(整理番号付自由席)/当日¥3,500
《作・演出・出演》佐藤満春
《ゲスト》宮地大介(タイタン)/鬼頭真也(ワタナベエンターテインメント)
《アフタートークゲスト》
21日(金) 能町みね子/22日(土)14時半開演 伊藤俊吾(キンモクセイ)、佐々木良(キンモクセイ)
22日(土)18時開演 中村繪里子/23日(日) シークレット
《音楽》伊藤俊吾(キンモクセイ)/佐々木良(キンモクセイ)
《映像》双津大地郎/渡部佳宣/福田哲平
《フライヤーデザイン》トトト
《ブレーン》岡田幸生
《制作》K-PRO
《お問い合わせ》ケイダッシュステージ tel.03-3797-4561
《チケット情報など》 http://kpro-web.com/sato00.htm

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オモプラッタ

記者:

オモプラッタはポルトガル語で「肩甲骨」という意味。 芸人さんが華麗にはばたくための翼を支える肩甲骨でありたい。 それがオモプラッタの理念です。 オモプラッタ編集部は、プロの芸人さんたちが日々生み出している「オモシロ」のカケラを拾い集め、編集して、独自のコンテンツとして皆様にお届けしていきます。

ウェブサイト: http://www.omoplata.net/

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