体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

契約しとけばよかった!逃した魚は大きい?ドル箱に大化けした成功者たち

成功者がその栄光をつかむまで、多くの屈辱を味わったことを後の体験談などで明かされることがあります。そのエピソードの中で権力を持つ者に冷たくあしらわれたという人もいます。その後成功した者を見て冷たくした者はどう感じているのでしょうか? 

 

今回はそんな“逃がした魚は大きかった”お話です……。

 

累計売上6000万部 進撃の巨人 諫山創

進撃の巨人 公式フィギュアコレクション 12巻
Fujisan.co.jpより

 

映画化もされた大ヒット漫画『進撃の巨人』。現在も別冊少年マガジンで連載していますが、作者・諫山創先生は当初、同作を集英社のジャンプに持ち込んだそう。しかしその作品を読んだ担当者は「漫画ではなく『ジャンプ』持ってこい」と言い放ったんだとか。結局、諫山先生はチャンピオンにも断られ、マガジンで評価を得ます。その後、別の作品でマガジンの新人賞を獲得し、進撃の巨人の連載に漕ぎ着けました。そして現在、単行本の累計売り上げ6000万部を突破。

 

また少年ジャンプはピーク時で約650万部を発行していましたが、17年1~3月期の平均は約191万部となり、200万部を割ったことが先日ニュースになりました。

 

ハリー・ポッターの生みの親・J・K・ローリング

【ニューズウィーク特別編集】ハリーポッター 2016年11月24日発売号
Fujisan.co.jpより

 

イギリスの作家・ローリングさんはハリーポッターがヒットするまでだいぶ不遇だった苦労人。シングルマザーで生活保護を受けていたのは有名な話で、貧困と心労でうつ病になったともいわれています。そんな状況で書き上げたハリーポッターを代理人事務所に送りますが、1件目はにべもなく拒否され、2件目の事務所と契約。しかしその後も原稿は8つ以上出版社で蹴られ最後のブルームズベリー社から出版されることになりました。結果、シリーズ累計4億5000万部以上を売り上げ、史上最も売れたシリーズ作品となっています。

 

ちなみにローリングさんは出版社から送られてきた出版お断りの手紙をキッチンの壁に貼っているそうで、その理由は「断られることで挑戦する勇気がわく」のだそうです。

 

史上最も偉大なバンド『ザ・ビートルズ』

BeatSound(ビートサウンド) BEATLES[音盤]
Fujisan.co.jpより

 

イギリス・リヴァプールのアマチュアバンド「ザ・ビートルズ」は、デビュー前多くのレコード会社に売り込みをかけますが断られています。中でも有名なのが1962年に受けたデッカ・レコードのオーディション。プロデューサーのロウ氏は「ギターバンドの時代じゃない」と冷たく拒絶。しかしこの年、EMIからデビュー。ヒット曲、名曲を次々と生み出し現在までにCD、レコードの総売り上げは6億枚以上。

 

このエピソードによりロウ氏は「ビートルズを落とした男」、「音楽史上最大の謝った判断」などの汚名を着せられることになりました。

 

発明品を「おもちゃ」となじられたグラハム・ベル

 

電話の元となった機器を発明したグラハム・ベル。ベルはそれほど通信事業に興味がなかったため、電報のネットワークを全国に張り巡らせている大手企業のウエスタンユニオン社(WU社)に特許を買ってくないかと打診。その額10万ドル。しかしWU社の会長は「なんやこれ? 子供のおもちゃをどないせぇちゅうねん。いらんいらん!」との主旨の言葉を浴びせ拒絶。仕方がなくベルは会社を興すと瞬く間に普及。ベルは借金を返したうえで100万ドルが手元に残り、出資者も富を得たといわれています。

1 2次のページ
マガジンサミットの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。