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中判機の静止画性能を持つSIGMA sd Quattroレビュー、使い方、解像度、GH4や上位機種Quattro Hとの画質比較

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変態一眼レフカメラであるSIGMA sd Quattro(シグマエスディークワトロ)を紹介します。実機を実際にさわり、レビュー、使い方、解像度、GH4との静止画像比較、中判デジタルカメラとの解像度比較、上位機種であるSIGMA sd Quattro Hとの画質比較などを行います。

SIGMA sd Quattroは、静止画の画質以外は、ネガティブな要素しかありません。それでも私はとっても満足しています。静止画を楽しむためのカメラです。

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中判機の静止画性能を持つSIGMA sd Quattroレビュー、使い方、解像度、GH4や上位機種Quattro Hとの画質比較

SIGMA sd Quattroとは

SIGMA sd Quattroは、「静止画」の撮影に特化した一眼レフです。4K以上の解像度で動画を撮影できるカメラが多い中、SIGMA sd Quattroは、動画を撮影する機能が一切ありません。静止画像のみです。

SIGMA sd QuattroはAPS機ながら、中判機に匹敵する画質があるとされています。たった10万円のカメラで中判並みの静止画像が撮れることが最大の魅力です。

液晶モニターも見難く、バッテリーも持ちません。5年ぐらい前のデジタルカメラのようです。本体もデカく無駄にゴツイです。シグマSAマウントなので使えるレンズも少ないです。変換マウントだってほとんどありません。ISO100以上ではノイズが増えるためISO100で撮影する必要があります。このカメラの良い点は、「静止画」の画質のみです。

中判機の静止画性能を持つSIGMA sd Quattroレビュー、使い方、解像度、GH4や上位機種Quattro Hとの画質比較
SIGMA sd Quattroは、APS-Cサイズ(23.4×15.5mm、有効画素:約29.5MP)のセンサーを搭載しています。2016年12月には、上位機種としてAPS-Hサイズ(26.7×17.9mm、有効画素:約38.6MP)のセンサーを搭載したSIGMA sd Quattro Hが発売されました。

上位モデルのSIGMA sd Quattro Hは、たった十数パーセントだけ高画質です。SIGMA sd Quattroは1.5倍で35mm換算になります。SIGMA sd Quattro Hは、1.3倍で35mm換算です。センサーサイズの違いしか差がありません。
中判機の静止画性能を持つSIGMA sd Quattroレビュー、使い方、解像度、GH4や上位機種Quattro Hとの画質比較
この違いを大きいと見るか、小さいと見るか。少しでもフルサイズに近づけたい人は、SIGMA sd Quattro Hを選ぶでしょう。2017年の実売価格は、SIGMA sd Quattro は70000~80000円、SIGMA sd Quattro Hは120000~130000円です。

中古のSIGMA sd Quattroは、50000~60000円で購入できます。50万とか機種によっては100万近い中判デジタルカメラなみの画質を50000~60000円で撮影できるなら、ついつい欲しくなります。

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なぜ「高画質」なのかと言えば、Foveonセンサーという通常のデジタルカメラとは異なるキャプチャシステムを採用したイメージセンサーにより、とてもシャープな写真を得ることができます。

詳しく知りたい人は、メーカーページを確認ください。
https://www.sigma-global.com/jp/cameras/sd-series/features/

癖が強いSIGMA sd Quattro 使い方

SIGMA sd Quattroは、癖が強いカメラです。JPEGで撮影すると、輝度ノイズやグリーンやパープルなどのフリンジが発生しやすい傾向があります。

画質を引き出すには、RAWで撮影する必要があります。RAWは、X3Fという独自の形式です。付属の現像ソフトウェア「SIGMA Photo Pro」を使う必要があります。

※JPEGで撮影すると、輝度ノイズやグリーンやパープルなどのフリンジが発生しやすいです。こんな感じで出てきます。
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ISO100以上で撮影するとノイズが増えます。ISO100固定にする必要があります。ISO100なので手ぶれします。三脚が必須です。

液晶モニターが貧弱です。色がおかしく液晶モニターを見て正しいホワイトバランスにすることは不可能です。撮影前に18%グレー等でホワイトバランスの調整が必須です。露出計もあると便利です。

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SAマウントのため豊富なレンズを選べません。SIGMAのレンズの中から選ぶ必要があります。そして一部レンズ以外はオートフォーカスなど動作が甘くなるようです。ISO100固定であることを含めて、基本的にマニュアル操作になるでしょう。

バッテリーもすぐ無くなります。ボディーも無駄に大きく重いです。つまり手軽に高画質に撮影できる一眼レフではありません。

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中判クラスの静止画像を、苦労してでも安いカメラで撮りたいというメンドクサイ人に最適なカメラです。

Sonyのα7シリーズを買ったほうが高感度だし、4K撮れるし、手ブレ補正あるし、レンズも多いし、静止画の画質だって悪くないし・・・・・・。そういった後悔を楽しむカメラです。

撮影モードについて

SIGMA sd Quattro Hの解像度は(H)で表記します。異なる撮影モードですがRAW、DNG、JPEG、SFDの4種類があります。

JPEGの解像度(RAWからの現像も含む)は、S-HI(解像度水増しモード)、HIGH(通常)を選択できます。S-HIを使うことで7,680×3,296ピクセル(H:8,768×3,752ピクセル)です。HIGHは5,424×2,328ピクセル(H:6,192×2,648ピクセル)です。

S-HIモードは、本当の解像度ではなく、水増しされている解像度ですが、しかし見比べると確かにS-HIの方が画質が良いことが分かります。

性能を出すため、RAW(X3F)で撮影して「SIGMA Photo Pro」で現像します。RAW(X3F)で撮影した画像は、S-HIのJPEGで書き出します。

DNGファイルで撮影すればPhotoShopで現像可能です。レンズプロファイルなどを適用させることで、それなりに現像できます。当然ながら「SIGMA Photo Pro」の現状の方が、最適化されている印象です。

もう一つのSFDは、露出を変えた7枚の写真を合成するHDR機能です。三脚でガチガチに固定する必要があり、望遠のレンズではシャッターの影響でぶれてしまうなど、使い方が難しい機能ですが、SIGMA sd Quattroユーザーなら利用する機能でしょう。

中判機の静止画性能を持つSIGMA sd Quattroレビュー、使い方、解像度、GH4や上位機種Quattro Hとの画質比較

Panasonic GH4 VS SIGMA sd Quattro H画質比較

Panasonic GH4のレンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROです。SIGMA sd Quattro HはSIGMA 12-24 mm F4.5-5.6 Ⅱ DG HSMです。

Panasonic GH4は13mm(36mm換算で26mm)、SIGMA sd Quattro Hは20mm(36mm換算で26mm)で比較します。

Panasonic GH4はISO200にてRAWでPhotoShop Camera RAWで現像します。SIGMA sd Quattro HはISO100にてRAW(X3F)でSIGMA Photo Proで現像します。もちろんレンズや現像のテクニックで、画質が変わってきますので、参考程度です。

Panasonic GH4は4,608×3,456ピクセルです。SIGMA sd Quattro Hは8,768×3,752ピクセルあります。下記のように重ねて比較すると、ずいぶんと画像サイズが違いますが、そこまでの体感はありません。
中判機の静止画性能を持つSIGMA sd Quattroレビュー、使い方、解像度、GH4や上位機種Quattro Hとの画質比較
それでもPanasonic GH4より、明らかにSIGMA sd Quattro Hの方が画質が良いことがわかります。以下が比較です。

左GH4、右Quattro H
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左GH4、右Quattro H
中判機の静止画性能を持つSIGMA sd Quattroレビュー、使い方、解像度、GH4や上位機種Quattro Hとの画質比較
左GH4、右Quattro H
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(拡大)左GH4、右Quattro H
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以上から、GH4よりQuattro Hの方が画質が良いです。当然ながら2000ピクセル程度にリサイズすると、まったく違いがわかりません。

GH4
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Quattro H
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中判機デジタルカメラ VS Quattro H

動画に強いGH4と静止画像比較しても、どうしようもない。。。なんて声が聞こえてきます。ちなみに「Studio shot comparison」というサイトで、各カメラの画質比較を見ることができます。

SIGMA sd Quattro Hは、Fujifilm X-T2より良好です。Sony Alpha 7R2と比べても・・・見劣りはしません。凄いぞSIGMA sd Quattro Hです(※ISO100でしか使えませんが・・・)。

※右下 SIGMA sd Quattro H
中判機の静止画性能を持つSIGMA sd Quattroレビュー、使い方、解像度、GH4や上位機種Quattro Hとの画質比較
Quattro Hを中判デジタルと比較することもできます。Hasselblad X1D(100万円)、Pentax 645Z(60万円)と同じぐらいの画質です。さすがPhase One XF 100MP(600万円)には、勝てませんが、中判デジタルカメラと比べても、近い画質があります。凄いぞSIGMA sd Quattro Hです(※ISO100でしか使えませんが・・・)。

※右下 SIGMA sd Quattro H
中判機の静止画性能を持つSIGMA sd Quattroレビュー、使い方、解像度、GH4や上位機種Quattro Hとの画質比較
たった10万円の機種で、中判デジタルと同じぐらいの画質を実現している!すごいぞ!SIGMA sd Quattro Hと思いこんだ方が健全です。幸せに人生を生きることができます。拡大しなければ違いが分からないので、どれでも同じといえば同じです。

SIGMA sd Quattro VS SIGMA sd Quattro H 画質比較

上位モデルのSIGMA sd Quattro Hと、SIGMA sd Quattroのどちらを購入するべきかとても悩むでしょう。当然、画質の違いが重要です。SIGMA sd Quattro とSIGMA sd Quattro Hの画質を比較してみましょう。

どちらがSIGMA sd Quattro Hか分かりますでしょうか。まったく画質の違いがわからない。。。。。
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中判機の静止画性能を持つSIGMA sd Quattroレビュー、使い方、解像度、GH4や上位機種Quattro Hとの画質比較
正解は、左の画像がSIGMA sd Quattro Hです。右がSIGMA sd Quattroです。霊感レベルで確かに左の方が綺麗に見える気がするかもしれません。たった十数パーセント(たぶん14%)だけ高画質なので、その違いはほとんど分かりません。センサーが少し大きいのでダイナミックレンジなどもちょっと変わってくるのかもしれません。

1000ピクセルと1140ピクセルの違いみたいなものです。比べてみると少しだけ良い気がしないでもない感じです。口コミなどを見ると、SIGMA sd Quattro Hに圧倒的な画質の違いを感じる人もいるようですが。

SIGMA sd Quattro Hの魅力は、広角にレンズを使えることだと考えています。SIGMA sd Quattroの場合は、1.5倍で35mm換算になります。SIGMA sd Quattro Hなら1.3倍です。

20mmのレンズの場合、SIGMA sd Quattro Hなら26mm、SIGMA sd Quattroなら30mmになります。SAマウントのレンズしか使えないので、広角な撮影の幅が広がることがメリットではないでしょうか。

SIGMA sd Quattro 12mmレンズで撮影
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SIGMA sd Quattro H 12mmレンズで撮影
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以上。SIGMA sd Quattroは確かに静止画の画質が素晴らしいです。中判クラスの性能があるかと言えば、そういうロマンはある感じだと思います。

興味はあるけど、SIGMA sd Quattro Hに拘らない人は、中古のSIGMA sd Quattroを購入してみるのが良いと思います。50000円台で購入できるので楽しめます。

レンズを安く済ませるなら、10-20mm F4-5.6 EX DC HSMや10-20mm F3.5 EX DC HSMなど安くて良いのではないでしょうか。

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