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日本にもあった!大人が絶賛する秀逸な「3匹の子ぶた」のパロディ絵本 

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以前、ネット上(twitter)で、童話「3匹の子ブタ」のパロディ絵本が話題になっておりました。「3びきのかわいいオオカミ」という作品で、豚とオオカミの立場が逆転、凶悪な豚がオオカミさんの家を壊してまわるというお話でございます。

 

この絵本、何が凄いかというと、豚の凶悪ぶりでございます。ハンマー、電気ドリル、様々な最新アイテムを駆使してオオカミさんたちの家を容赦なく破壊していきます。ちなみに作と絵を担当したのは、ユージーン・トリビザス様とヘレン・オクセンバリー様。犯罪学者と人気画家のコンビによる大人も楽しめる絵本でございます。

 

実は、「3匹の子ブタ」には、他にもパロディ絵本がございます。「三びきのコブタのほんとうの話」という絵本で、こちらの作者は、作がジョン・シェスカ様、絵がレイン・スミス様、こちらも有名な絵本作家コンビの作品で、大人向けになっております。

 三びきのコブタのほんとうの話―A.ウルフ談 (大型絵本)
amazon.co.jpより

 

そして、もう1冊!日本にも「3匹の子ブタ」のパロディ絵本があったのでございます!教えてくださったのは絵本専門士の長澤麻理様。

この絵本が超面白いのでございます。

 おおかみだって きをつけて
amazon.co.jpより

「おおかみだってきをつけて」(作・絵:重森 千佳)

 

対象年齢は「4歳から」となっておりますが、設定が秀逸で大人に刺さる絵本でございます。物語はというと…。正確には「3びきの子ブタ」、「おおかみと7匹の子ヤギ」、「あかずきん」、計3作の贅沢なパロディ絵本となっております。1作品で同時に3作品をパロっております。

 

主人公は、子供の頃、おばあちゃんに「3びきの子ブタ」、「おおかみと7匹の子ヤギ」、「赤ずきん」を読んでもらっていたオオカミ。そんなオオカミが、ある日、狩りに出かけます。そこで、絵本にも登場していた子豚や子ヤギに出会います。そこで何が起こるのか…というお話でございます。繊細な設定は日本人好みだと思います。また、この絵本、絵もとても素敵で一見、海外の絵本かなと思うほど大人好みのアート系の絵本でございます。飾って置きたい系絵本でもございます。

 

さらに、この絵本の凄いのは、“見返し”(絵本を開いて最初の紙の硬いところ)でございます。「おおかみと7匹の子ヤギ」、「赤ずきん」、「3びきの子ブタ」のお話のダイジェストが3段に分かれて描かれております。最後の2ページ(硬いところ)にも続きが描かれております。見返しに凝っている絵本は他にもありますが、こちら、かなり凝っております。これだけでも、価値があるのでは…。

 

小生は勉強不足で知らなかったのですが、絵本専門士の長澤様によると、「3びきの子ブタ」には、リンゴが登場するバージョンもあるそうで、こちらでは、リンゴありのバージョンが描かれております。もともとはリンゴが登場するのですが、日本では、リンゴが登場する後半部分がカットされるケースが多いとか。

 

さらに、さすが絵本専門士!と思い知らされたのが、小生は全然気が付かなかったのですが、最後の場面に、途中で登場していた花がちゃんと窓辺に飾られているのでございます。そこにオオカミの優しさが表現されているのでございます。

 

それ以外にもたくさんの細かい発見を楽しめる絵本になっております。絵本は、文字だけでなく絵を読むことが大切!ということを改めて感じさせてくれる絵本でございます。是非、大人に手に取って頂きたい1冊でございます。

(文:N田N昌)

 

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