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ねごと、自主企画イベントでCreepy Nutsと対バン

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今年2月にリリースしたフルアルバム『ETERNALBEAT』で音楽的な変化と進化を遂げ、6月21日にはBOOM BOOM SATELLITESの中野雅之をプロデューサーに迎えた楽曲を表題にしたシングル『DANCER IN THE HANABIRA』をリリースしたばかりの4人組エレクトロニックロックバンド・ねごと。6月26日(月)に恵比寿LIQUIDROOMにて、彼女たちが東阪で自主企画イベント「ETERNALBEAT NIGHT」を開催した。
6月26日(月)@恵比寿LIQUIDROOM (okmusic UP's)

両公演のゲストは、ラッパーR-指定とターンテーブリスト兼トラックメイカーDJ 松永による1MC1DJのHIP HOPユニット・Creepy Nuts。「ガールズバンドとの対バンは初めて」というふたりは1曲目の「数え唄」で自分たちの自己紹介を踏まえたパフォーマンスをし、ラップに「ねごと」や「ETERNALBEAT NIGHT」と組み込むなどして会場をあたためる。パワフルな歌心や声色を用いたR-指定のボーカルワーク、DJ松永の緩急のあるターンテーブルさばき、アクションの大きいダイナミックなステージング、自分たちの精神性や特性をユーモラスに描いた楽曲とテンポのいいトーク、フリースタイルラップ、ヒップホップへの熱い想いと、自分たちの特性と精神性でもって観客を圧倒した。

ねごとは楽曲の世界観を丁寧に表現することはもちろんだが、自分たちと同世代であるCreepy Nutsのステージに触発されたところもあるのか、いつも以上にエモーショナルなステージだった。しなやかに身体を動かして歌う蒼山幸子(Vo/Key)はフロントらしい華と頼もしさを放ち、藤咲 佑(Ba)と澤村小夜子(Dr)の前のめりなリズムも堂々と響く。ねごとのサウンドメイクのブレインである沙田瑞紀(Gt)はギターだけでなくシンセやMIDIコントローラーなどを使い楽曲を華麗に彩り、メンバーの個性がそのまま演奏に反映されているところもロックバンド然としていた。一部楽曲で取り入れられたクールなグラフィックによるVJ演出とのコラボレーションも圧巻。いまのねごとは大胆さと繊細さの両方を兼ね揃え、自信に満ちているだけでなくハングリー精神も感じさせる。「シグナル」はまさにそれを象徴する爽快なアクトだった。

蒼山は新曲の「DANCER IN THE HANABIRA」について「スケールの大きい曲なので驚いた人もいるかもしれないけど、自分たちらしいものが真ん中にあるのでやっていて楽しい……というか、こういう曲もみんなに聴かせたいと思った」と語った。いまの彼女たちは内に秘めていた熱い想いを恐れることなくさらけ出している。それはステージの立ち振る舞いも凛とし、情熱的で力強い歌を届ける蒼山の姿からも一目瞭然だ。アンコールでは映画『トリガール!』の主題歌であるスピッツ「空も飛べるはず」のカバーと、挿入歌となる新曲「ALL RIGHT」を初披露。音楽的な進化を遂げた彼女たちの飽くなき探求心はまだまだ加速しそうだ。

text by 沖さやこ

photo by AZUSA TAKADA
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