弾くというより、縦横無尽にかけめぐるのが正解な「キーボード」

小さくて不思議な形状のキーボード。
これは、イギリスのROLI社から発売された「Seaboard Block」。平らな形状でキーの境目も曖昧。一見キーボードとは思えないこの楽器、一体どんな音が奏でられるのでしょうか。
鍵盤の上を
自由自在

このキーボードの奏法バリエーションは、じつに様々で、普通に「弾く」以外にも、押し込む、上下に滑らせる、左右にスライド、指を持ち上げる、などの動作で、音が多彩に変化します。
つまり、Strike、Glide、Slide、Press、Liftで「5Dタッチテクノロジー」というワケです。
そもそも鍵盤楽器は、ひとつのキーにひとつの音が当てはまっているのが常識。しかしそれを覆したこのキーボードなら、今までできなかった弦楽器のようなアプローチも可能になります。
ドラムとベースのリズム隊にピアノが乗って、盛り上がったらギター気分でソロ、なんてことも。
感度を調整する機能もついているので、設定を変えれば同じ動作でもまったく異なった表情の音が生まれるのも魅力的。
複数でセッションすれば、いくつもの楽器を使って演奏しているような楽しみ方もできそうです。
購入は、公式サイトから、1台約300ドル(約3万3千円)。鍵盤の新たな可能性を切り開きたい人はぜひ。
なにはともあれ、まずは音を聞いてみてください↓Licensed material used with permission by ROLI
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