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【コラム】ボビーの昔の名前で出ています「バンコクのライヴカフェ、レインツリー」

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【コラム】ボビーの昔の名前で出ています「バンコクのライヴカフェ、レインツリー」

いきなりですが、先日タイ旅行へ行って参りました。

で、せっかくなのでライヴでも…と調べていると、バンコクのライヴが観れる場所としてはジャズの「サクソフォン」や「ブラウン・シュガー」が有名との事。ジャズかぁ~!いいけど~!せっかくならタイ語聴きたいなぁ~!と調べているうちに「レインツリー」に辿り着きました。

●ランナム通りにあるフォーク酒場「レインツリー」

このお店を知ったのは、少しディープなガイドブック、もしくはタイによく行くおじさんのエッセイといった塩梅の「週末バンコクでちょっと脱力」にて。ここではタイに於けるフォーク・ソング「プレーン・プア・チーウィット」の弾き語りを聴きながらお酒が飲めるとの事で、はぁ、想像するだけでうっとり。という訳で、行って参りました。

店内には6つほどのテーブルとカウンターがあり、マイクスタンドと機材たちが雑然と。その上には水牛らしき頭蓋骨が見守るようにかけられ、それを囲むように(恐らくバンドの)ポスターが貼られ、天井からは万国旗が下げられている。ごちゃっとしているけれど、日本と似たフォークの匂いに安心する。はっぴいえんど「風街ろまん」のタイ版みたいなポスターが貼られていたからかもしれない。

女性の日本人観光客は珍しいらしく、私たちが入ると店内はざわっ!だらしない姿でテレビを見ていたおじさんとお兄さんが「どうしたどうした」という顔でこっちを見る。自身の異物感否めない空間で「びっくりさせてごめんね…」と恐縮しながら席に着くと、店員のお姉さんがメニューを持ってきてくれた。

●70年代、学生運動の中で生まれた「生きるための歌」

注文ついでに今日はライヴがあるのかを聞いてみると、22時半にミュージシャンが来るとのこと。何とまぁ…あと3時間ある。待ったとしても、最後まで見たら終電近くなりそうだなぁ…ていうかバンコクの終電って何時なんだ。う〜ん…

諦めた。

持ち前の諦めの良さでショックな気持ちを包み込み、カシューナッツ炒めとシンハービールを注文。30分ほど談笑したところでギターを持ったお兄さんが来店。マイクスタンドの前に座って準備を始めた。あれ!?とお姉さんを見るとにっこり頷いてくれる。お姉さんが呼んでくれたのかい!?異国で触れる優しさの染み渡ることよ。そして演奏が始まる。

「プレーン・プア・チーウィット」はタイ語で「生きるための歌」。70年代、タイでも起きていた学生運動の最中、アメリカのフォーク・ソングの影響を受けて生まれたジャンルで、その音楽もやはり日本のそれと似ている。と言っても何を言っているのかは分からないけれど。ただ、歌い方は静かに語りかけるように。最後に消え入りそうな声は、切ないメロディーとぽろんぽろんとした弦の音に乗る。分かりやすく伝えるならばちょっとザ・フォーク・クルセイダーズっぽいけれど、それとはまた違う響きになるのは、タイ語の優しくまぁるい発音ゆえだろうか。タイ語が分かりたかった。

●バンコクの花、日本の花。

「これがタイの生きるための歌…」としみじみ聴き入っていると、お兄さんがこちらを見ながら次の曲を演奏し始めた。ん?このイントロは知っている気がするぞ…?

BEGINの「花」だ!

私たちの為に、知っている日本の歌を歌ってくれているのだろう…ん?あれ?メロディちょっと違くない?
「あっ、花だ」「いや、違う」「でも…やっぱり花だ!」「いや…」と心の中で葛藤しつつ、純粋に心遣いが嬉しかった。でももしかしたら似た曲だったかもしれないし、お兄さんのアレンジかもしれないし、そもそもちょっと違って伝わっているのかもしれない。

投げ銭制と聞いていたものの相場が分からなかったので、とりあえずお釣りをそのままお兄さんに渡してもらって帰る。多かったならいいけど、少なかったら申し訳ないな。いつの間にか増えていたお客に「またね~!」と日本語で見送られ、「さよなら」じゃないところが嬉しい。ぜひまた訪れたいけれど、他の国のレインツリーのようなお店を巡るのも楽しそうだな。まぁそんなに旅行できるほどお金ないけど。

ちなみにジャズの「サクソフォン」も近いそう。ランナム通りはラヴィカフェが盛んなのかな?バンコクへ行かれる方は、ぜひに。(水嶋)

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