永遠にご飯が足される豚カツ屋さんがあるらしい【静岡】

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青い海とデカ盛り定食が魅力の伊豆半島

メシ通レポーターのYELLOWでございます。今回は”陸の孤島”と呼ばれる静岡県下田市に、おいしい豚カツを求めて旅に出てみました。

まず、わざわざ伊豆半島の下田まで行って、海鮮系を食べないとか意味不明な気がしますが、実は伊豆急下田駅周辺には豚カツ屋さんが数軒あり、局地的な豚カツ激戦区だったりするのです。

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「で?」って言うのはなしの方向でお願いするとして、そんな豚カツ激戦区”伊豆急下田駅”周辺でも別格なレジェンド店があるのを、ご存じでしょうか?

「ご飯とカレーが食べ放題」とか、「スパゲティーやキャベツは盛られ放題」とか、「時にはオカズも追加される」などなど、数多くの伝説がある豚カツ屋さんでして、その筋の人たちには有名なお店があるのです。

天気も良いので軽い気持ちでツーリングがてらバイクで家を出たのですが、正直”陸の孤島”をなめていた可能性は否めません。筆者の家から往復距離350キロ、時間にして8時間……軽い気持ちでたどり着ける場所ではないとアドバイスしておきましょう。

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ちなみに伊豆の海はメチャメチャきれいなので、心が折れそうになる度に”海を眺めて無に帰る”と言うマインドコントロールで、どうにか下田に到着した事も付け加えておきましょう。

伊豆の伝説「とんかつ一」(とんかつはじめ)

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伊豆急下田駅周辺は、さして大きな町ではないので「とんかつ一」を探すのは難しくないと思います。

店の外観はシンプルながらも味わい深く、何かしら出来る予感がする店構えでは、ないでしょうか?

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”とんかつ(一)”とかっこで区切ることで”一(はじめ)”感を強調しているあたりに、店主のコダワリを感じますね!

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一応、専用駐車場もあるので、車で訪れるのも正解かも知れません。

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お店の外にあるメニューを見てみると……値段的には特に安さを感じませんが、本当にコスパに優れているのでしょうか?

壁に貼られたメニューの数々が味わい深い

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店内の壁には数多くのメニューがランダムに貼ってあり、「とんかつ一」の混沌とした世界観を表しています。

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冷水機にマジックで書かれた”セルフサービス”のセルフ感……かなりキテますね!

特筆すべきはテーブルの上にダイレクトに置かれた、マヨネーズのボトルでしょうか?

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ドレッシングやマヨネーズをボトルのままテーブルに置くのは、優良店に良くある現象なのでチェックポイントとして外せません。

「ミックスフライ定食」(1,350円)を食す

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店内の壁に貼ってあるメニューを見ていると、なかなか食べたい料理を決められない人が続出すると思いますが、安心して下さい。

「ウチ来るの初めて? じゃ、ミックスフライね!」

みたいなノリで半ば強制的に「ミックスフライ定食」になってしまうので、悩むのは二回目以降の話となります。

”初めての人はミックスフライ定食を食べる”のが、この「とんかつ一」の様式美でして、誰もが通らねばならない道なのです。(筆者、取材で来たのに!)

とは言え、「ミックスフライ定食」の中身は”メンチカツ、カニコロ、ヒレカツ、鶏の唐揚げ”と豪華なメンツで固められているので、強制的に選択させられたとしても悔いが残る感じではないですね。

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まず、ご飯と味噌汁が配膳されます。

この時に大将が「カレーかけて良い?」と聞いてくれるので、せっかくですからカレーをかけてもらうと幸せになれると思います。

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ちなみに味噌汁もお替わり可能ですが、自分の胃袋と相談しながらペース配分する計画性は必要かと存じます。

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そして大将が全力で揚げまくった結果、こんな感じのビジュアルの「ミックスフライ定食」(1,350円)が降臨します。

この時点で、それなりにデカ盛り感ある「ミックスフライ定食」でして、画面からの熱量もパネェ感じでしょうか?

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特筆すべきは、フライ料理には”デミグラスソース的な何か”が最初からかけられていて、ソースも醤油も出番がない可能性も……。

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ちなみに筆者、豚カツなどもソース無しで食べる派なので、特にソースや醤油が使えなくてもノーダメージでございます。

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ほぼ全てが”揚げ物”でして特に優先順位はないと思われるので、まずは大好物の鶏の唐揚げからいただく事にします。

「ちょっとお父さん、唐揚げ盛り過ぎ!」

とか、厨房で楽しそうに話をしていたような気もしますが、鶏の唐揚げに関しては多い分には不満はなく、むしろ大歓迎すべきだと思いますね。

気になる味の方ですが、しっかりした下味、カラリと揚がった衣も軽快で、思ったよりも軽快に食べる事が出来ました。

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すると、どうでしょう?

「キャベツ食べる?」みたいな事を大将が聞いてくるので、「まだキャベツは大丈夫です!」と返事をした所、「じゃあスパゲティー足しておくね!」みたいな展開になり、気が付いたら一番最初の時よりも料理のボリュームが増えていた件。

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「これがウチの売りだから!」

と満面の笑みで喜ぶ大将を見ると、感謝の気持ちと同時に沸き上がる不安を隠せない筆者です。

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あの大きなボールにあるスパゲティーを延々と盛られたら、そう遠くない未来に力尽きる自信があります。

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ちなみにフライ料理の方もおいしくて、ヒレカツとかもギリギリの線を狙って揚げている感じでしょうか?

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フライ料理は揚げすぎるとおいしくないので、火が通った瞬間を狙うのがポイントです。

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と、油断をしていたら”おしんこ”が新たに盛られました。

このままだと、いつまで経っても食べ終わらないのでは?

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そこらへん、大将も分かっていて決して無理強いはしないので、お替わりが必要ない時は「大丈夫です!」と断る勇気が必要です。

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そして禁断の”ご飯二杯目”(ちょっと少な目)に突入でございます。

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箸でカレーを食べるのは斬新ですね!

カレー自体は昔懐かしいモタっとした感じのカレーで、辛さ的にも甘口なのでいくらでも食べられます。

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とは言え、カレーばかりを食べる訳にもいかないので、全体的にバランスを見ながら配分良く食べるといい感じですね。

ごちそうさまでした!

さあ、みんなで「とんかつ一」に行ってみよう!

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バイクや車で行くと軽く地獄を見ますが、”電車で行く”と言う大人の選択肢もあるので、運転とか渋滞とかシンドイな~と思う人は、電車で行く事をおすすめしたい筆者です。

それでも時折見える伊豆の海はきれいなので、ドライブがてら「とんかつ一」に行ってみるのも、思い出になると思うのでいかがでしょうか?

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かなりボリューム満点過ぎる「とんかつ一」ですが、食べ切れない時はパックに入れて持ち帰れるので、意外とハードルは低いお店だと思います。

是非、みなさんも思い出作りの一環として、「とんかつ一」に訪れてみて下さい。

お店情報

とんかつ一

住所:静岡県下田市東本郷1-13-1

電話番号:0558-22-6407

営業時間:11:00~19:00

定休日:月曜日、火曜日

www.hotpepper.jp

※この記事は2017年6月の情報です。

※金額はすべて消費税込です。

書いた人:YELLOW

YELLOW

ラーメンからカツカレー、ハイカロリーな写真を武器に暗躍するフリーライター。なぜ痩せられないのか?
Twitter:@mossberg835 公式サイト:Food news

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