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【鉄道メシ】憧れだった寝台特急「北斗星」の食堂車が埼玉にあった【ピュアビレッジなぐらの郷 グランシャリオ】

連結部分のドアのすりガラスには、小さく「食堂」の文字が確認できます。

しかも、車両がちゃんとレールの上に置かれているではありませんか!

さらに、この車両の車庫だった「尾久車両センター」を示す「東オク」の文字もそのまま……。

屋根は架けられていないもののピカピカに磨かれ、丁寧に保存されている様子がうかがえます。

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▲この車両は「スシ24 504」

「ス」は車両の重さの階級、「シ」は食堂車、「24」は24系客車、「504」は北海道向け500番台の4番目の車両という意味です。

元々は国鉄485系電車の食堂車でしたが、国鉄末期に運用を外れて余っていたことから、「北斗星」向けに白羽の矢が立てられ、電車を客車に改造して生まれました。

他の寝台車と比べて天井が低く、屋根上にクーラーがのっていて、よく目立つ“変わり種”車両です。

「北斗星」が誕生したのは、国鉄がJRになって1年後の昭和63(1988)年のことでした。当時は新型車両を作る余裕はなく、国鉄時代の車両を時代に合わせてあれこれ改造して生まれたのが、「北斗星」だったというわけなんです。

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コチラのお店は、その名もズバリ「グランシャリオ」!

「北斗星」の食堂車の愛称がそのまま、お店の名前になりました。

オープンしたのは、今から1年あまり前、平成28(2016)年5月1日のこと。車両は、保存されていた大宮の車両センターから、深夜、大型トレーラーにのせられ、3時間あまりをかけて、ゆっくりと運び込まれたといいます。

「グランシャリオ」を東川口の名物に

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それにしても、なぜ東川口で「グランシャリオ」なのでしょうか?

元々、この場所にはおそば屋さんがあり、2年ほど前からは古民家を活用したイタリアンレストラン「リストランテ ナグラ」がオープンしていました。

ただ、オーナーさんには、「もっと、東川口の名物になるものを」という強い思いがありました。

そんな思いにアドバイスをくれたのが、東川口を通る埼玉高速鉄道で働くJRグループOBの方。

「“スシ”がまだ1両、行先が決まってないんだよね……」

この言葉がきっかけで、東川口に「スシ24 504」がやって来ることになったのです!

ちょっとディテールを拝見。

まずは国鉄型車両ではおなじみのドアノブ。

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左へカチャンと倒し、重めのドアを引くだけで、一気に国鉄時代にタイムスリップできます。

閉める時は、カチッというまで閉めないと、走行中にガラガラっと開いてしまうんですよね。

103系電車などの通勤形でも、ドアの仕組みは基本的に同じ。通勤電車の車端部3人掛けに座っていた時の記憶がよみがえって来た方もいませんか?

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