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100年計画の「明治神宮の森」、いよいよ完成間近?

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100年計画の「明治神宮の森」、いよいよ完成間近?
J-WAVEで放送中の番組「WONDER VISION」(ナビゲーター:平井理央)のワンコーナー「TOKYO SOCIAL MAP」。6月18日(日)のオンエアでは、明治神宮の森の魅力に注目しました。明治神宮の森に魅了されたのは、ネイチャーサウンドアーティストのジョー奥田さんです。ジョーさんは、以前、東京の都心で”自然の音”を収録したことがあり、それが明治神宮の森だったそうです。

「ここの素晴らしいところは、人間の力を借りずに維持していける、生態系が成立した森を作ることが目的でデザインされた点で、そういうのは世界的にあまり例がないんですよ」とジョーさん。

そこで、ジョーさんのお気に入りの明治神宮の森の魅力に迫るべく、スタジオには、明治神宮の森を研究されている、東京農業大学・森林生態学研究室特別研究員の西野文貴さんをお迎えしました。

明治神宮の森は、まるでもともとそこにあったような雰囲気がありますが、荒地だったところにゼロの状態から作り上げていった、人工の森だそうです。実は、大正時代に当時から見て100年後に完成するように デザインされた森で、その100年後というのが、東京にオリンピックとパラリンピックが開催される2020年なのです。

西野:確かに100年前は荒地でした。そんな荒地を林学の学者の本多静六さんをはじめとする、ドイツで林学を学んだ学者の皆さんが150年先までを見通して森を作ったのがスタートになります。
平井:人工の森から豊かな生態系ができていくのは、よくあることなんですか?
西野:ものすごく珍しいことで、世界的に見ても良いモデルケースです。さらには最初にどんな木を何本植えたのか、どの場所に植えたのか…というような点まで見ながら今も作り上げているのは、稀だと思います。
平井:大正時代の学者の皆さんは、100年後に今のような状態の森になるということを見越してたんでしょうか?
西野:森林の分野では、何百年もたったものを調査したり、何百年も先を見通すことを調査しているので、当時の学者も見通したうえで、明治神宮の森を作り上げていくことを始めたと思います。
平井:明治神宮の森の完成度は、どのくらいなんでしょうか?
西野:当時の設計図を見ても、ほとんど完成に近いと思われます。樫の木が大木になって、その下には“亜高木層”と呼ばれる、次に大きな木や、さらには小さいけど縁の下の力持ちとなる木や草も出てきていて、生態系も豊かでオオタカも棲むくらいなので、完成は近いと思います。昆虫を含めると、およそ2800種類もの動物が暮らしています。

とのことでした。荒地で土地に栄養がなかったことから、初めは痩せた土地にも強い、スギやヒノキなどの針葉樹を植えていましたが、それが5%までに減ったかわりに、今では椎や樫の木などの木が明治神宮の森を支えているそうです。

そのほか、明治神宮の森の魅力について「明治神宮の森にはほかの“若い森”にはないような神々しさを感じます。緑と共存して発展していく様子は、未来のビジョンを描くうえで参考になると思います」と西野さん。珍しい事例なだけに、世界からも注目されているそうです。思わず、明治神宮の森に足を運びたくなりますね。

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【番組情報】
番組名:「WONDER VISION」
放送日時:毎週日曜 6時−9時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/wondervision/

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