「ヒロシです。ネガティブな高校生でも、幸せになれます」
4月から心機一転でスタートダッシュしたけど、「頑張り過ぎて疲れちゃった…」という人、または「新しいクラスに馴染めない……」と人間関係に悩む人も多いのでは?
みんながみんな、ポジティブに熱く前向きに生きていけるわけじゃない。
後ろ向きだって大丈夫。
「ヒロシです。」のフレーズで始まる自虐ネタで大ブレイクしたお笑い芸人のヒロシさんの5つのつぶやきを聞いて、キミの幸せを見つけよう。
「ヒロシです。クラスの友達? 無理してまでは作りません」
新年度の悩みで多いのは、なかなか友達ができないこと。
クラスメイトに溶け込めない人は、どうすればいいの?
「クラスの友達なんて、無理して作らなくてもいいんじゃないでしょうか? 無理やり人に合わせて仲よくなろうとするから、ガマンしたり、ツライ思いをしてしまう。
そんな友達なんていりません。
世の中に出れば人間なんていっぱいいますから、高校で友達ができなかったら、外で作りましょう。
例えば、好きなアイドルのライブに行けば、趣味の合うオジサンと知り合いになれます。
仲よくなれば、ご飯くらいおごってもらえたり、年上の人だから何か学ぶことがあるかもしれません。
狭い高校の、さらに狭いクラスの中で、自分を偽ってまで友達を作る必要はないと思います」
「ヒロシです。モテる人のマネをしたけど、劣化バージョンになるだけでした」
誰だってモテたいと思うし、憧れの先輩みたいになりたくてマネしちゃうことがある。
「ぼくの高校時代は、イケメンか不良がモテていました。
でも、ぼくがイケメンになろうとしてもイタい人になるだけだったので、高校の入学式に不良の格好をして行きました。
確かに一瞬だけ女の子にモテましたが、それ以上に本物の不良にからまれてダメージを食らってしまいました。
人と同じことをやっても、その人以下にしかならないから、マネするだけムダなんです。
スゴイ奴のマネをしても、そいつにはなれないから、自分が興味あること、得意だと思うことをみつけて、それで勝負をしましょう。
お笑い芸人なんて、おもしろいだけでモテている人がたくさんいるんですよ」
「ヒロシです。気づかれない『いいこと』は『いいこと』になりませんでした」
人が見ていないところでコッソリやるのが「いいこと」だって、道徳の時間に習った人もいるのでは?
「ぼくも、まじめにコツコツと人知れず『いいこと』をするのが美徳だと思って生きてきました。
でも、どんな『いいこと』をしても、人に気づかれないと何もならないんです。
いいことをしたと口で言うんじゃなくて、いいことをするときには人にバレるように、それも偶然を装ってやるようなテクニックを身につけましょう。
大人になると、それを上手に見せられる人が世の中をうまく渡って出世しています。
もちろん、コッソリやるときがあってもいいけど、できるだけ気づかれるようにしないと評価されません。
極端な話、人を助けるために死んだとしても、誰にも見られていなかったらムダ死にですから」
「ヒロシです。金を貸したら、友達をなくしました」
友達とカラオケに行って、「今月ピンチだから、お金貸して」と言われたことはない?
そんなときどうする?
「例え仲がよくても、『お金を貸して』って言われた時点でナメられてますから、ぼくは『コイツは友達じゃない』と判断します。
立派な芸人さんだと『あげるつもりで貸す』と言いますけど、ぼくにはできません。
人にお金をあげる余裕はありませんから。
高校生だって、そうでしょう。
お父さんやお母さんが一所懸命に働いて稼いだお金をムダ遣いしてはいけません。
お金って、貸したほうが悪いことをしたような錯覚に陥って『返してよ』と言いづらくなるもの。
返してもらったところで1円の得にもなりません。
リスクのほうが高いので、100円でも友達にお金を貸すのはやめてください」
「ヒロシです。スクールカーストの底辺? そんなの大逆転があるんです」
スクールカーストで底辺になってしまった。
実は、イジメにあって悩んでいるという人は、どうすればいいの?
「小さな小さな高校の中でのカースト制度なんて、いくらでも変わりますから、気にしてはいけません。
今はダメでも、大学に進学したり、社会に出れば、人間関係が逆転することがあるから、そこに向かって目標をもって生きていけばいいんです。
イジメられる人って、人とは違う異彩を放っていて、それが目立ったり、独特の空気をもっているから、ちょっかいを出されてしまう。
つまり、自分は何かの才能があると考えましょう。
ぼくもそうでしたが、芸能界で活躍している人には昔イジメられていた人がたくさんいます。
でも、ぼくはそのときにイジメた人よりもお金を稼いでいると思います。
底辺からの大逆転はあるから、好きなことを突き詰めていったりして、虎視眈々とねらっていきましょう」
「後ろ向きでも、自分が生きる道はあるよ」
というヒロシさん。
「ぼくは、ため息をつくことによってリラックスさせています。
だって、ため息を無理に止めると息苦しくなってしまうから」
ネガティブでも、それを受けとめ、発想を転化させることで、結果的には前に進んでいくことができる。
キミも、まずはため息をついて、自分のペースで進んでみよう。
***ヒロシ***
「ヒロシです。」のフレーズで始まる自虐ネタで大ブレークした後、TVの露出を減らしたものの、ヒロシの日めくり『まいにち、ネガティブ』『今日のネガティブ。』の大ヒットで、再び注目を集めている。
YOUTUBEにて『ヒロシちゃんねる』を配信中。
ヒロシ公式サイト『ヒロシの部屋』
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